2024年9月22日(日)の『ボクらの時代』は、三宅正治アナウンサー、軽部真一アナウンサー、伊藤利尋アナウンサーが登場します。
12年半、『めざましテレビ』のMCを務め9月で卒業する三宅アナウンサーと、その三宅アナウンサーからMCを引き継ぐ伊藤アナウンサー、そして『めざましテレビ』の初回から出演を続ける軽部アナウンサーが、番組に対する思いを語りました。

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三宅アナ「伊藤にバトンを渡せて安堵」

軽部:
『ボクらの時代』は何回出た?

伊藤:
僕は2回です!

三宅:
初めて。

軽部:
初めてでしょ?(カメラ目線で)(僕は)6回ですよ!

三宅・伊藤:
アハハハ(笑)

軽部真一アナウンサー

伊藤:
そんな『ボクらの時代』でカメラ目線する人、いませんからね!(笑)

三宅・軽部:
アハハハ(笑)

伊藤:
『ボクらの時代』と言いつつ、お2人は同期で、僕はちょうど10期後輩なんですよ。

三宅:
そうだよね。

 

伊藤利尋アナウンサー

伊藤:
最初、三宅さんはスポーツの10コ上の大先輩という感じでした。

三宅:
(伊藤は)競馬班とか入っていたもんね。

伊藤:
そうですね。
それと並行するぐらいの感じで、めざましテレビも(始まった)という感じなので、30年ぐらい前に入社した時から(軽部さんも)僕にとっては本当にあの…フフフ…尊敬…(笑)

三宅:
半笑いで言っているんじゃないよ!(笑)

三宅正治アナウンサー

伊藤:
いやいや、尊敬する先輩ですよ!(笑)
でも三宅さんはずっとスポーツだったじゃないですか。
スポーツ実況から『すぽると』のキャスターになって、そこから「明日からめざましテレビです」ってなったわけじゃないですか、12年半前に。
あの時はどういう感じだったんですか?

三宅:
ビックリはしたけれども、ただ自分の中では(当時)もう50歳手前だったのよ。
スポーツをずっと27年間やってきて、たいがいのことはしてきた。
オリンピックの金メダル実況もできたし、いろんなスポーツの頂点のものをやらせてもらって、「さぁ、これからあと10年どうしようか?」と思うところだった。
当然、衰えるから特にスポーツ中継とかは続けていけるかどうか分からない。
「これはどうすればいいものか…」というところに、ちょうど『めざましテレビ』の話が来た。
「これはもしかしたら、すごいチャンスを与えてもらったのかな」というのが最初にあった。

三宅正治アナウンサー

ただ、後から考えてみると、『めざましテレビ』には大塚範一さんという大黒柱がいるわけじゃない。
大塚さんが育ててきた大看板番組を俺がメインキャスターとして引き継ぐ、その重みを考えた時に、とてつもないプレッシャーがあった。
まぁこれから君(伊藤)がそのプレッシャーを背負うわけだけどね(笑)

伊藤利尋アナウンサー

伊藤:
そうですよね…それは本当に分かります。

三宅:
今、(プレッシャーを)感じているでしょ?

伊藤:
三宅さんが『めざましテレビ』を卒業する時に「安堵しました」というコメントをされていて、そう思うだろうなというのも分かる。

三宅正治アナウンサー

三宅:
プレッシャーを抱えて12年半やってきて、とりあえずはトップの視聴率のまま伊藤に渡すことができる、これはもう安堵でしかない。

伊藤が『めざましテレビ』のメインキャスターになるということを聞いた時に「あぁよかった」と思った。
というのは、(伊藤が)このところ仕事に恵まれていないというか…これだけ能力のある人間が何でこんな仕事しかしていないの?というのが、ここ数年すごくあった。
いろんな番組をやるんだけれども、伊藤が生かされきれていないというか、伊藤の能力に見合ったポジションじゃないところでやっていたり。
伊藤の査定を俺がやったこともあるけど、その時、ガンガン書いたよ。「(伊藤を)もっと大事な仕事につけるべきだ」って書いたよ。

伊藤:
へ~!

三宅:
日本全国のアナウンサーを見渡しても、おそらく伊藤は3本の指に入るくらいの能力を持っていると俺は思う。
それくらい伊藤の能力は、ずぬけている!

伊藤利尋アナウンサー

伊藤:
え~ヤバイ!

三宅:
だから今回、ようやく伊藤が本領を発揮できるところにきたなと、俺は思っている。

伊藤:
いやいや、そんな…もう、何か…。

三宅:
褒められ慣れていないからな!
褒められるとすごくオドオドする(笑)

伊藤:
いやいや全然、褒められ慣れていない(笑)
今回の『めざましテレビ』の話は、もちろん幹部からの打診はありましたけど、でも最終的にはチーフプロデュサーの「こういう役回りを(伊藤さんに)イメージしているので一緒に」と。
自分の能力をどのぐらい生かせるか自分では分かりませんけど、でも現場が少なくとも、そういうことを期待して僕にこういう役回りをやってほしいということを言われたので、それは頑張ろうかなという気持ちになりました。