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『ザ・ノンフィクション』でナレーションを担当する黒木華

「生きてるだけでえらい」他人を褒めて元気にする!黒木華が“褒めますおじさん”に感じた“褒めの効果”「そんな一言でもがんばろうと思える」

9月8日(日)14時~『ザ・ノンフィクション』※関東ローカル

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<黒木華 インタビュー>

『ザ・ノンフィクション』でナレーションを担当する黒木華

――『ザ・ノンフィクション』のナレーションは約3年ぶりですね。収録を終えた感想をお聞かせください。

“褒めますおじさん”は、面白いと言いますか、素敵な試みをされている方だと思いました。大人になると褒めてもらうことが少なくなるなかで、初めて会った方にも「笑顔が素敵」などと、見た目や雰囲気を褒めることからはじめて、ちゃんとお話をされていく。

初対面の方の褒めるところを見つけるのは難しいことだと思いますが、それによって元気づけられる人が多いというのは素晴らしいなと思いました。

――“褒めますおじさん”にも、褒めてもらう人にもさまざまなドラマがあるのが紹介されます。どんなことが印象に残っていますか?

おじさんは、解体業などをされてきて、その後、自分が得意なのは「人を褒めること」だと発見するまでも、苦労されたと思います。でも、そこからそれを仕事にして、今の時代でSNSでも流行っているというのが、意外で興味深かったです。

褒めてもらっていた人たちも、詐欺に遭った人、父親との関係に悩む中国の留学生、鬱(うつ)になってしまった女性など、みなさんいろいろな苦労があって、生きづらさがあるんだろうな、と感じました。

おじさんは、そういった相談相手がおらず、自己肯定感が下がってしまっているような人たちを、対価をもらうことで、褒めて、話を聞いて救っている。褒められた人たちはすごくうれしそうな顔をしていたので、Win-Winな関係性なんだろうと思いました。

――まったく知らない人なのに、褒められるとうれしい、という人が多かったですね。“褒めの効果”をどう感じましたか?

「自己肯定感が上がる」と話していた方もいらっしゃいましたが、「生きているだけでえらい」なんて、普段なかなか言ってもらえませんし、ですが、そんな一言でも「今日ちょっとがんばろうかな」と思えると思います。

それと、褒められるのが、家族や友だちではなく、初対面の方だからこそ受け入れられるというのもあるかもしれないとも思いました。

あんなに勢いよく褒めてくれると、笑っちゃうかもしれないし、それで自分のテンションが上がって、気持ちが切り替わることもあるかもしれませんよね。

――自分は褒められたいのに、相手を褒めるのは苦手という人も少なくないようです。

そういう方はいっぱいいらっしゃると思いますが、“褒めますおじさん”を見れば、「ちょっとしたことを褒めるのでもいいのか」って勇気をもらえるのではないでしょうか。

照れずに「今日素敵だね」と言うだけで、相手も自分も気持ちがよくなって、コミュニケーションが円滑になる効果も。おじさんはそれを実践されているのがすごいなと思いました。

――黒木さんご自身は、褒めるのは得意ですか?

普段から、言葉に出すようにはしています。好きなところ、素敵だなと思ったところは「好きです」「素敵です」って言うようにしていますし、感謝の気持ちも伝えるようにしています。

――今日も、ディレクターから読みを褒められていましたが、俳優として普段から褒められることは多いのではないですか?

うーん、どうでしょうね(笑)。褒めていただくこともありますが、現場でというよりも、作品を見てくださったお客さまから「好き」だと言っていただくことのほうが多いかもしれません。

――最近は、映画、テレビなどの現場でも「怒る」より、「褒める」が増えている気がします。

ハラスメント講座のようなこともありますし、否定しない、怒らない現場が増えているように思います。

もちろんダメなことをしたら怒られるのは当たり前ですが、(理不尽に)怒って相手が委縮してしまってはいいものも生まれにくいでしょうし、代わりに褒めるのもそうですし、認める、認め合うということが大事なのではないでしょうか。

予告動画

YouTube「FUJITV GLOBAL CHANNEL」で、『ザ・ノンフィクション』の予告を配信中。9月8日(日)14時~「

配信スケジュール

8月18日・25日放送「母と息子のやさしいごはん2~僕と母さん 時々父さん~」前・後編が、放送直後から9月8日までTVerFODで無料配信されます。

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