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出版コーディネーターが「伴走」するから初めての出版も安心。自費出版専門の出版社・パレードブックス。

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パレードブックスは、自費出版専門の出版社として今年で25年になる中堅の出版社です。発行した書籍は2,000タイトル以上。自伝はもちろんのこと、小説やエッセイ、ビジネス書、レシピ本、写真集などなど、著者一人ひとりに寄り添って、さまざまな書籍を作り続けてきました。


本ストーリーでは、自費出版の最初の問い合わせから本の完成までサポートする「出版コーディネーター」に、本づくりの裏側や自費出版ならではの魅力について話を聞きました。


(写真左)出版コーディネーター 森美貴恵(大阪本社勤務)

(写真右)出版コーディネーター 下牧しゅう(東京支社勤務)


自費出版をトータルサポート。出版コーディネーターという仕事

――「出版コーディネーター」という職種は初めて耳にしました。どういう仕事なのか想像がつきません。


下牧:弊社では、最初のお問い合わせから本の完成まで、一連の本づくりをトータルでサポートする仕事として位置付けています。出版に関するさまざまなことを調整する役割なので、しっくりくるかな、と。


森:自費出版は名称のとおり、著者自身が費用を負担して出版することですが、原稿さえあればすぐ本になるというものではなくて…。デザイン制作、本の内容に沿った紙選び、ルールを熟知した印刷・製本、良い本にするために、必要な知識や工程がたくさんあるんです。初めての出版で専門的なことにつまずかなくてすむよう、そういった出版の一切合切をコーディネートする仕事といえます。


――なるほど、確かに本のルールや印刷のこと、わからないことがたくさんありそう…。実際にどのようにコーディネートされるのですか?


下牧:まずはお客様の状況を詳しくヒアリングします。原稿が完成していればお送りいただいて具体的な相談に進みますが、「今から書きたいと思っています」「何から始めていいかわからないんです」という声も少なくありません。

そういう場合は、無料の「本の文章書き方セミナー」を開催したり、内容に応じてアドバイスをするなど、執筆のサポートもします。インタビューで代筆するサービスもあります。


:原稿が完成している場合は、じっくりと読んだうえで感想やアドバイスをお返ししています。あと、出版イメージに沿ってお見積もりもご案内します。

アドバイスの内容は出版の目的によって変わりますので、たとえば書店で販売したいのか、家族や友人・知人に配りたいだけなのか、完成本の活用方法などもおうかがいしています。



――確かに用途によって何部つくるのかも変わりそうですね。


下牧:その通りです。最初は必要な部数があいまいな方も多いので、その辺りもしっかり提案するようにしています。


原稿整理から納品、出版後まで。その先何年もお付き合いが続く本づくり

――本づくりの流れを教えてもらえますか?


森:はじめにWordなどでご提出いただいた原稿を整理します。手書きのものはテキスト入力からですね。分かりづらい点はないか、見出しが不足していないか、誹謗中傷にあたるような表現はないか、さまざまな観点からじっくりチェックします。

原稿の不明点がなくなれば、本文の数ページを実際にレイアウトして、文字の大きさや余白の取り方などを事前にご確認いただきます。


――なるほど。まずは原稿を見直すわけですね。


下牧:はい。二人三脚で原稿を完成させてから全ページのレイアウトに入ります。

表紙デザインは、完全オリジナルで制作することも、ご用意しているバリエーションから選んでいただくこともあります。オリジナルで制作する場合は、ご希望をしっかり形にできるよう、丁寧にヒアリングします。社内にいるデザイナーとの連携も私たちの強みです。



――本全体のデザインが完成したあとは、いよいよ印刷…。


森:いえいえ、3回まで校正していただくことができます。もうこれ以上修正がありませんという「校了」の連絡をいただいてから、印刷・製本に進みます。


下牧:入稿前の最終確認や、入稿後の試し刷りのチェックなど、完成までしっかりサポートします。


――ふー。作業がたくさんですね(笑)。しかし、納品してしまえば、出版コーディネーターとしての役目は終わりですね。


森:書店流通しない場合は、納品で任務完了です。ただ、書店流通する方は全体の8割くらいいらっしゃって、その場合は、その先何年もお付き合いが続きます。

また、今回は基本的な流れをご紹介しましたが、オプションサービスのご利用や納期のご希望によって、工程は追加したり省略したり、さまざまです。柔軟かつ丁寧に、ご希望どおりの書籍が完成するよう精いっぱいお手伝いさせていただいています!


――その後もまだまだ役目は終わらないんですね。大変そうですが、出版コーディネーターとしてやりがいを感じるのはどういうときですか?


下牧:やっぱり、完成本を見てご満足の声をお聞かせいただいたときでしょうか。本づくりが終わってしまってさみしい…とおっしゃる方もいます。


森:2作目・3作目のご出版のお声がけをいただくときも、やりがいを感じます。前回のご出版にご満足いただけた、ということかと!リピータ―率が高いのもパレードブックスの自慢の一つなんですよ。


忘れられない一冊、心に残る本とその制作秘話

――今まで担当された本で、特に忘れられない一冊について教えてください。


下牧:入社してすぐに担当した、葉田甲太さんの『僕たちは世界を変えることができない。』です。最初に原稿を送ってくださったとき、葉田さんは大学生でした。商業出版のお声もあったそうですが、出版社から削除するように言われた生々しい部分をどうしても残したくて、パレードブックスでの自費出版を決断されたそうです。映画化されたことで、本だけではなく、そこに描かれている活動が世間に周知されて海外ボランティアの輪が広がっていきました。この出版が起点となっていると思うと感慨深いです。


:長年、鳥の撮影をしてこられた方から「どのように本をまとめたらいいかアドバイスがほしい」と相談を受けたことがあるんです。撮影されたたくさんの鳥の写真を見ているうちに、まるまった鳥の写真の愛らしさが目に留まって。「まるい鳥」というテーマでまとめてはいかがかとご提案しました。その後、デザイナーも含めて、「まるい鳥」の写真を並べて、みんなでページの流れを考えて…。そうして出来上がったのが『まるい鳥』という本です。著者の渡辺さまにもとても喜んでいただけましたし、発売時に注目された一冊で、とても思い出に残っています。


(写真 左)『僕たちは世界を変えることができない。』葉田甲太著

(写真 右)『まるい鳥』渡辺美郎著


――今後のパレードブックスについて教えてください。


下牧:宮沢賢治の『注文の多い料理店』、島崎藤村の『破戒』、夏目漱石の『こころ』。日本文学の代表的な三作品ですが、実はすべて初版は自費出版なんです。海外だとルイス・キャロルの『不思議の国のアリス』も。

自費出版って、商業出版できないものをやむなく自費で出していると思われがちですが、そうではないんです。商業的な価値に捉われず、こだわりを貫き、伝えたいことを本というかたちで届けることができる。自費出版だからこその名著がたくさんあります。その自由さ、良さを伝えていきたいです。


:障害物がないかどうか前もって確認し、ペースを作り、応援し、最後まで一緒に走り続ける…。そんな伴走者のような存在になれたらと思います。

出版の過程も含めて楽しんでいただけるよう、しっかり盛り上げていきたいです!


(写真)パレードブックス発行のフリーペーパー『KAKU BOOK』。

【出版社情報】

パレードブックス

母体である株式会社パレードはデザイン制作会社。プロの技術と知識により、優れたデザインと高い品質であなたの本づくり&出版をトータルサポートします。

 

 パレードブックスの自費出版

 URL:https://www.p-press.jp

 TEL:0120-123-455

 Mail:paradebooks@parade.co.jp

 

 パレードブックスの書籍紹介

 URL:https://books.parade.co.jp

 

会社概要

商号:株式会社パレード

大阪本社:大阪府大阪市北区浮田1-1-8

東京支社:東京都渋谷区千駄ヶ谷2-10-7

代表取締役:原田直紀

設立:1987年10月20日

資本金:4000万円

事業内容:広告企画・アートディレクション、グラフィックデザイン全般、Webサイト企画・制作、出版事業『パレードブックス』





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