肌に本当によいものを20年研究しつづけてたどり着いた答えを形に 「卒業できる化粧品」を追求しつづけて
株式会社鈴木ハーブ研究所は2025年1月23日(木)に新たなスキンケア化粧品『とこしゑシリーズ』を発売しました。弊社の商品開発のコンセプトは「化粧品に頼らない肌をつくる」こと。使用頻度を減らしたり使わずに済んだりと、いずれは化粧品から「卒業」できる素肌を目指し、20年前の創業時から商品開発を行ってきました。
これまでの集大成とも言える商品を発売するにあたり、商品開発を担当する鈴木伸幸と発売前から肌モニターをしている広報担当の 疋田茉菜美が「とこしゑシリーズ」の開発秘話や発売までの道のりについてなどをご紹介します。
◆ミーティングからの流れで肌モニターを行うことに
鈴木:肌モニターをしてどれくらい経ちましたか?
疋田: 2024年10月半ばくらいからなので、約3カ月くらいですね。ミーティングで「とこしゑシリーズ」についてのお話を聞くうちに、シンプルなスキンケアに興味が湧きやってみようかなと思いお声がけしました。
鈴木:もともと疋田さんの肌はマットな感じでしたよね。汗をかいていないだろうな、というのが際立った肌だった印象でした。これは今後「くすみ」が気になるようになるかもしれないな、と思っていました。
疋田:おっしゃる通り、肌のくすみがちょうど気になりはじめた頃でした。それに加えてニキビも全然治らなくて、すごいコンプレックスでした。今は気にせず髪を耳にかけているのですが、以前は人がいないときだけ髪を耳にかけて、人がいる時には髪で顔を隠したりしていたんですよ。
鈴木:肌モニターをはじめて3ヶ月くらいの期間でとても変わりましたね。
◆「とこしゑシリーズ」が誕生するまで
疋田:「とこしゑ」はあえて肌に浸透させず、栄養を与えすぎない商品ですよね。商品自体やスキンケア方法の構想は創業当初から持っていたんですか?色々な商品を開発する中で確立されていったのでしょうか?
鈴木:結論から言うと、創業から20年間試行錯誤を繰り返し、再び創業当初に戻っていって「とこしゑ」ができた感じです。
疋田:20年前創業時に「納豆ローション」を開発した頃に戻ったんですね。
鈴木:もともと私は普通の会社員で化粧品業界には携わっておらず、娘のアトピーを治したいという思いで、今も販売している「納豆ローション」の開発に取りかかっていました。開発段階では肌に浸透させていくものも使用しましたが、刺激があって娘がものすごく痛がっていたんです。
そこで、浸透しすぎないものの方が良いかと思い、高分子の「ポリグルタミン酸」に辿り着き開発したのが「納豆ローション」です。「納豆ローション」を使うことで娘のアトピーはだいぶよくなりました。そんな経験もあり、肌に成分を浸透させる化粧品もありますが、あえて肌に浸透させないという選択肢は創業前から持っていました。
疋田:創業前からお考えはあったんですね。
鈴木:ただ、当時は素人がたまたま娘の肌に合うものに当たった、という感覚だったんです。「とこしゑ」を開発するに至るまでには、知識と勉強と経験が必要でした。勉強していくと、より浸透させるための技術を各メーカーで色々と研究開発していました。肌に浸透する化粧品を使うと肌はすぐに柔らかくるしモチモチもします。
疋田:鈴木ハーブ研究所の商品にも肌に浸透するものがありますよね。
鈴木:そうですね、エスプライムシリーズは肌に浸透します。肌の基底層を刺激してターンオーバーを正常化させ肌の自活力を高めようと開発した商品です。鈴木ハーブ研究所は「卒業できる化粧品」をコンセプトにしているので、エスプライムシリーズを使うことでご自身の肌の自活力が高まり、徐々にエスプライムシリーズを使わない肌になって欲しい、という思いで開発しました。しかし実際は、効果を感じたことで、もっと効果を感じられるのではないかと使用量が多くなる方や、使うことを止められなくなる方がいらっしゃいます。結局、化粧品に依存する肌を作ってしまっていることに矛盾を感じました。そこから、肌本来の力を育てるためには、やっぱり肌に栄養を与えすぎないでその人の肌が持つ力を信じる方がよいのではないか、という思いがより一層強まりました。
疋田:エスプライムシリーズの発売は今から約10年ほど前(エスプライムシリーズの前身のアンデコール発売が2015年10月)ですよね。「とこしゑ」シリーズが提案するシンプルスキンケアの構想は10年ほど前から始まっていたということでしょうか?実際に商品開発を始めたのはいつ頃からですか?
鈴木:とこしゑの構想は約13年前くらいからありました。2021年頃から開発を始め、2023年にはモニター依頼を初めていたかと思います。
疋田:そうでしたね。私も2023年始めに開発途中のものをモニターとして使用しました。
◆前例のないものへの挑戦
疋田:「とこしゑシリーズ」を開発する際に苦労した点があれば教えてください。
鈴木:「とこしゑシリーズ」には防腐剤、界面活性剤、着色料、香料、アルコールが一切入っていません。私は20年前から肌荒れに悩む人や敏感肌の人でも安心して使える商品を作るため、さまざまな防腐剤を探して試しましたが、低刺激や天然といわれるものでも赤みが出てしまったり荒れてしまったりします。防腐剤を使わずに作るしかない、という結論にいたったものの、実現するための処方にはとても悩みました。特に、ローションはすぐに腐ってしまうため、防腐剤を入れずに作ることはすごく難しかったですね。
疋田:「とこしゑローション」は防腐剤なしでも問題ないんですよね?
鈴木: 「とこしゑローション」は滅菌はできませんが、細菌が増殖することはありません。しかし繊細な商品ではあるので、開封後は早めに使用していただきたいですね。「とこしゑオイル」に関しても滅菌はできませんが細菌が増殖しない点はローションと同じです。
疋田:化粧品に細菌が入る原因としてはどんなものがあるのでしょうか?
鈴木:汚れた手にボトルの口がついた時や、手に取ったものが逆流した時ですね。例えば、もったいないからと一度出したものをボトルに戻すと細菌が入る可能性があります。「とこしゑ」は、これまでテストを何回も行いましたが、この容器であれば2種類とも出したものが逆流することはありませんでした。
疋田:そういったところにもこだわっていると安心して使用できますね。他に大変だった点などはありますか?
鈴木:開発中に何度かモニターをしたのですが、肌の表面にバリアを張るため肌に残る「とこしゑ」のテクスチャーに対して「メイクがしづらい」「安っぽい感じがする」など厳しい意見もいただきました。そういった意見を受けて、本当は肌表面に残っているのだけど、残った感じがしないテクスチャーにするために苦労しましたね。色々と試行錯誤して、実際は肌表面に残っているけど違和感がないと思えるようなテクスチャーにできたと思います。
疋田:そうなんですね。発売前から私も「とこしゑシリーズ」を毎日のスキンケアで使用しています。完成品のローションは水のようにサラッとしたテクスチャーですが、とてもしっとりして保湿されている感じがします。オイルも適度な油分が残っている感じがあって、どちらも肌表面に残っているにもかかわらず、しっとりしつつもベタベタはしないのでとても使いやすいなと感じています。
鈴木:それは嬉しいですね。
疋田:改良は何回くらい行ったんですか?
鈴木:改良は100回以上はやっていて、検体数は300を超えていると思います。その中でこれだったら試してもらってもいいかもしれない、と思うものをトータルで15回くらい社内でのモニターを行っていると思います。
疋田:私たちが開発中にモニターしたものは、たくさんある中のほんの一部だったんですね。そんなにたくさん改良しているとは知りませんでした。
鈴木:「とこしゑ」は肌に浸透させないけれど、さらっとしているものを目指して開発していて、前例がなかったんです。解決策を誰も知らず教えてもらえないので、ずっと試行錯誤を続けていました。モニターの評価が8割くらい悪い時もあり、何度も心が折れそうになりました。
鈴木:開発中にモニターをしてもらった際には、疋田さんもあまり良い評価ではなかったですよね。
疋田:はい、私には合わないかもと思っていました。肌の内側がゴワゴワした感じがして、スポンジが乾いたような状態の肌になってしまったんです。
鈴木:そうでしたか。本来は肌の表面だけを潤わせておけば、内側は自分のNMF因子で十分保湿されるはずなんですけど、それができなかったっていうのは、今まで化粧品に頼りすぎていたからかもしれませんね。浸透する化粧品を使い続けることで化粧品がないと潤わない肌になってしまうので、できるのであれば自ら潤う力を目覚めさせるという視点に立って化粧品を選んで欲しいな、と思います。
◆疋田が実践した「とこしゑ的スキンケア」とは
▲肌日記(一部抜粋)
疋田:モニターを初めてから肌日記をつけていました。
鈴木:詳細まで書かれていて分かりやすいですね。肌モニター期間中にはどんなことを行っていたんですか?
疋田:まず洗顔ですが、朝はぬるま湯で洗うのみで、夜はメイクを落とすためにクレンジングオイルを使用してからぬるま湯で洗顔しています。W洗顔はしていません。スキンケアは朝晩共に「とこしゑオイル」と「とこしゑローション」を使用しました。シンプルなスキンケアにチャレンジする際に、汗をかくと変化が分かりやすいと教えていただいたこともあり、半身浴を取り入れました。食事の内容や運動の頻度は肌モニター前から特に変わっていません。
鈴木:肌モニター実施前はニキビに悩んでいた、とのことでしたが、いつ頃から悩んでいたんですか?
疋田:学生時代から悩んではいましたが、特に気になり始めたのは昨年の夏くらいからですね。皮膚科にも通っていて、塗り薬や洗顔料を処方いただいていました。ニキビに良いと聞いた化粧水なども試してみたんですけど効果を感じられなくて、たくさんのアイテムを使っていました。
鈴木:ニキビや乾燥肌に悩む方って、使っているアイテムを聞くととにかく多いです。自分で何が良いのかが分からないから、1週間使ってみてダメだから次の化粧品に変えてみてとか、それでも良くならないから二つを合わせて使ってみるなどするので、とにかくアイテムがごっそりある、というような傾向の人が多いですよね。
疋田:化粧品ジプシー気味というような状況ですよね。私は一瞬よくなるんですけど、またすぐ繰り返すような感じでした。
鈴木:ニキビはメイクでカバーしていたんですか?
疋田:メイクでカバーしていたんですけど、表面が凸凹してしまっていたのでコンシーラーなどを使用してもカバーしきれませんでした。逆に目立ってしまうように感じていて、これはもう治らないのではないかと思っていました。それと小鼻のたるみ毛穴も気になっていてメイクでカバーしていたのですが、カバーしきれなくて悩んでいました。スキンケア化粧品会社に勤めているのに、全然肌が綺麗じゃないことがコンプレックスでした。
鈴木:この頃は肌が乾燥している、という自覚はありましたか?
疋田:ありましたね。鈴木ハーブ研究所に入社する前よりは良くなった感覚はありましたが、それでも乾燥は気になっていました。
鈴木:ニキビは脂性肌の人にできるイメージがある人もいるかもしれませんが、乾燥肌の人にもできるんです。その人の老廃物の排出能力が関係しています。定期的に排出できていれば、どんな肌質の人でもニキビはあまりできないのですが、排出能力が衰えていると肌の表面にある常在菌のバランスが崩れてしまい、一気にニキビができてしまいますね。
疋田:肌モニターを始める前の私の肌は、常在菌のバランスが崩れてしまっていたんですね。そんな状況の中で肌モニターを開始したのですが、「とこしゑ」のシンプルなスキンケア方法は、与えすぎないで自分の力で綺麗になっていくというものなので、使用するアイテムを減らすこととなりました。これで大丈夫なのか、とはじめは正直不安でした。でも、やり続けて2週間くらいで日記にも「結構ニキビが減っている」と書いてあって、効果を自覚し始めたのが結構早かったような気がします。
鈴木:肌モニター開始してから数週間後に会った際にも、肌の印象が変わっていましたよね。
疋田:こんなに変わるんだ、と自分でも驚きました。ニキビだけでなく毛穴もすごく変わったな、と感じています。パサパサ感のあった肌が必要な油分が出ることによって、つるっとした質感になった気がしています。
◆肌の変化がもたらしたこと
鈴木:肌モニターを行ってもらう際に「とこしゑ」を使うだけだったら、こんなに長く実践してもらえなかったような気がしています。半身浴をして汗腺を目覚めさせた、ということも影響しているように感じていますがいかがですか?
疋田:そうですね。汗をかくとよい、というアドバイスをいただいて、とこしゑを使用してのスキンケアに加えて実践していくと、継続することで肌の状態がよくなっていくことが実感できたんです。変化を実感していたので、頑張って継続したというよりは気づいたらシンプルなスキンケアが習慣化されていました。
鈴木:生活習慣が変わったんですね。その他の変化はありましたか?
疋田:スキンケアで使用するアイテムを減らし与えなくても、自分の持っている力でここまで変わるんだっていう達成感みたいなものを感じました。私の肌はまだこんなに良くなる余力があったのか!と驚きと嬉しさを感じましたね。あと、素肌が整ってきたおかげでメイクアップで隠す必要がなくなって朝のメイク時間が短縮されたので、たくさん眠れるようになったのが嬉しかったです(笑)。購入したもののカバー力が低くて使うのを避けていたファンデーションがあったのですが、今は満足できるようになりました。
鈴木:そうなんですね。
疋田:それと、肌が綺麗になって自信が持てたので、周りからの目線が気にならなくなりました。比べる対象も変わりましたね。何をしてもよくならない状態のときは周りと比べてばかりで、友達の肌を見て「あの子はこんなに綺麗なのに、なんで私のニキビは治らないんだろう」みたいなことをずっと思っていたんです。それが、肌モニターを始めてからは、写真に残したり日記を書いたりしながら自分の肌と向き合うことで、比較の対象が過去の自分になっていきました。周りがどうであれ、自分の肌が良くなっている経過を実感できたことで、体調の変化などで若干肌が荒れても、よくなるから大丈夫と思えるようになりました。よくなる方法も自分で分かったので、肌に関して前向きな気持ちになることが増えましたね。
鈴木:それは良い変化ですね。今の肌の状態で肌に浸透する化粧品を一時的に使うと、とても効果を感じられると思いますよ。
疋田:特別な日の前に試してみたいと思います。「とこしゑ」を使用したシンプルなスキンケアで肌悩みが解消したので、同じような悩みを抱える方にはぜひおすすめしたいと思います。開発者の立場で「とこしゑ」をどういう方におすすめしたいですか?
鈴木:開発時にモニターを実施していた際に、良い評価をくれた人の傾向としては、肌が弱っている人が多かったです。今まで肌に悩んでいてどうしようかな、と思っているような人が、これだったら肌に刺激がなくて使えると好評でした。健康な人だったら、今のままのケアでもいいかなとは思っているんですが、ゆらぎが激しい方や、ニキビやアトピーとかで悩んでいる人、化粧品をいろいろ変えている人、などにはぜひ使って欲しいと思います。
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