プライベートでも仲良しの内田理央＆松井玲奈 久々ドラマ共演に歓喜！「繊細でリアル」「空気づくりがうまい」とお互いの俳優としての魅力を語る

──美智留は悪女の半面、人の心をとりこにさせる魅力があります。「美智留のこんなところが自分にもあったら」と思うものはありますか？

内田：自信ですね。美智留はとても自信があるので、相談者も安心して信じてしまう。その魔力は、やっぱり自信からきていると思うんです。こんなに相手に伝わるものなんだと勉強になったので、自分も人に何かを伝えたいときは、恐る恐るではなく、自分の気持ちや意見に自信をもって伝えようと思いました。

松井：自信に近いかもしれないですけど、意思の強さですね。美智留なりの意思が全編通して貫かれていて、素晴らしいと思います。

誰に何を言われても揺るがない。私はこの道を歩いていくという、そのスタイルはすごくかっこいいなと思います。

──「美智留にちょっと騙されてみたい」と思うことはありますか？

内田：あります。人は、つらい時に誰かにすがりたくなって、信じてだまされてしまうことってあると思うんです。そんな時に、こんなに素敵でキレイで頭のいい方にアドバイスされたら、何の疑いもなく「やってみます」ってなりますよ。

しかも、騙されたことさえ、最後まで気づかないかもしれませんね。もっと言えば、「あの人はいい人です」って言ってしまうかも。…私、騙されやすいタイプなのかもしれないけど（笑）。

松井：私は、もはや誰かに騙されているのではないか、みたいな気持ちで生きています（笑）。本作に出てくる相談者の中にも、騙されたという感覚になっていない人もいて、日常生活の中にもそういうことが潜んでいるのでは？と。

私も、もしかしたらすでに美智留みたいな人に騙されているのではないかと、理央ちゃんの話を聞いていて思いました。

──最後に、視聴者へのメッセージをお願いします。

内田：これでもかというくらい悪女を演じさせていただいております。会話も楽しんでいただけると思いますし、美智留と恭子の過去に何があったのかというのも一つずつ謎が明らかになっていきます。最後まで楽しんでいただけると思いますので、ぜひご期待ください。

松井：土曜の夜に、ちょっと怖いけれど引き付けられてしまう。そんな作品になっていると思います。主人公の蒲生美智留が、この物語が、どこに向かっているのか。ぜひ楽しみにしてください。

ちなみに、恭子がおびえながらレモンティをこぼすシーンがあるのですが、一発でキレイにできたので、そこはぜひ見ていただきたいです。そして、「これが噂の」って思っていただけたらうれしいです（笑）。

内田：「レモンティをこぼす天才」と現場で言われていました（笑）。ぜひご覧ください。

取材・文：出口恭子
ヘアメイク：青山理恵（ヌーデ／内田理央）、MISU（SANJU／松井玲奈）