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『嗤う淑女』に出演する内田理央

プライベートでも仲良しの内田理央&松井玲奈 久々ドラマ共演に歓喜!「繊細でリアル」「空気づくりがうまい」とお互いの俳優としての魅力を語る

7月27日(土)スタート!毎週土曜23時40分~土ドラ『嗤う淑女』

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松井玲奈“悪女”に翻弄される役で意識しているのは「目線の持っていき方」

──それぞれが演じる役柄について、ご自身と似ている部分、似ていない部分なども含めどういう人物像だと思いますか?

内田:蒲生美智留という女性は、とても美しく聡明で、そして、ミステリアス。いろいろな過去や秘密を抱えていて、どんな人なのかわからない謎めいた人です。

すべてを明かしてくれないので、視聴者の方も「どんな人なのだろう」と、もどかしさを感じると思います。

美智留は自分の言葉で相手をコントロールすることを楽しむような性質を持っているので、「似ている」と言うと誤解を招くかもしれませんが、共通点はあります。

私も人とのコミュニケーションが好きで、「これを言ったらうれしいかな」「これを言ったら傷つくかな」と考えながら話をするタイプで、そこは美智留を演じる時に、とても大切にしている部分です。

松井:恭子と似ているところで言うと、私は理央ちゃんのことが大好きで、憧れています。そこは、恭子そのままです。

ただ、恭子は大きな葛藤を抱え、その葛藤が美智留とも関係しているので、自分の過去と現在の美智留との関係の中で揺らいでいくところが、演じていてすごく難しいと感じています。

監督から言われたのは、“恭子は視聴者と一番近いところにいる”ということ。目の前で起きていくことを見るのは常に恭子であって、それは視聴者の方と同じだから、見ている人の興味を惹きつけるようなお芝居をしてほしいと言われたのが、すごく印象的でした。

──演じるうえで、一番意識していることは何ですか?

内田:相手の表情や心情を読み取り、その一歩先を考えることを意識しています。どこまでが美智留の演技なのか、どこまでが計算なのか、視聴者の方に「どっちだろう」とワクワクしながら考えていただきたいので、あまり正解を求めず、監督と相談しながら美智留をつくっています。

松井:美智留と恭子が対峙した時に、恭子の目線の持っていき方で、今どれくらい美智留のことを恐れているのか、どういう感情を持っているのかを表現できるのではないかな、と。

セリフではないところでも関係性を表していけたらいいなと思っているので、表情や目線の配り方に気をつけて演じています。

──原作から得たヒントはありますか?

内田:原作をもとに、ドラマオリジナルの設定もストーリーも入っているので、原作の雰囲気とドラマの雰囲気、どちらの美智留をメインに演じたらいいのか悩みました。収録に入る前の本読みの段階で、監督や玲奈ちゃんに相談したら、結局、どちらも大切にしようという方向性になって(笑)。

ドラマでは、エンターテインメントな見せ方、説明ゼリフや長ゼリフを視聴者の方にどうやって楽しんでいただくかを意識するのですが、原作のさわやかでミステリアスな美智留も魅力的に思えたので、原作から感じ取ったイメージやキャラクターも大切にしています。

松井:ドラマの中でも美智留と恭子の過去はしっかり描かれるのですが、原作のほうが物語がより濃く詳細に描かれています。2人の過去を自分の中に落とし込むために、2人の中学生時代の話を何度も読み返して、自分の体験として持てるようにしています。そこが、一番原作から影響を受けている部分だと思います。

『嗤う淑女』に出演する松井玲奈

──美智留役のビジュアルを作るうえでこだわっていることはありますか?

内田:ビジュアル面はちょっと気にしています。というのも、相談に来る皆さんが毎回、美智留の美貌にうっとりするというシーンがあるんです。だから、それに見合うものじゃないといけないと思って、なるべくキレイでいたいなって(笑)。

でも、サイコやホラーという印象ではなく、女性起業家のように自立した働く女性の雰囲気で、本当にいるんじゃないかと思ってもらえる美智留像を目指しています。

メイクは、濃すぎないけどトレンドは抑えていて、アクセサリーは持ち道具さんがいろいろな種類を用意してくださって、その中から毎回、衣装に合うものを選んでいます。

衣装は、トレンドも入っているけど、ナチュラル過ぎない絶妙なデザインのものを用意してくださっていて、私が原作を読んで想像した蒲生美智留像に近づいているんじゃないかなと思います。

──美智留は人の心を操り、破滅させていく悪女です。その美智留の怖さを視聴者にどう見せていきたいと思っていますか?

内田:美智留のやっていることは、例えば包丁を振りかざすという怖さではなくて…相談者にとってはとても“いい人”なんです。だから、さらっと見たらはじめはいい人だと思うかもしれません。

だけど、視聴者の皆さんが恭子の立場から見ていると、「あれ?なんかおかしい。よくないことをしているよね?」と、じわじわとあとから気づいていく…。その怖さみたいなものを狙っています。

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