パリのエコ生活

ナビゲーター中村江里子さんの一日に密着すると…見えてくるのは、環境に配慮しながらも楽しくおしゃれな暮らし方の数々。

まず向かったのはマルシェ。常連だという青果店で、店主が中村さんに売ったのは、なぜか「傷みかけたトマト」。フードロスを減らすマルシェとの付き合い方とは。

また、閉店間際の食品店で見たのは、売れ残りゼロの光景…そこには「福袋大作戦」とも言うべき、お得なアプリが活躍していました。

そして、中村さんは、町中のいたるところにあるリサイクルボックスを紹介。不要になった洋服や靴を入れると回収してくれる業者を追跡すると、そこに待っていたのは、巨大な「仕分け施設」。毎日およそ20トンが集められるという古着のさらなる行方とは…。

パリ在住の中村さんは、古いものをできるだけ捨てずに大切にするといいます。ボロボロになった椅子をリメイクするわけ、昔の洋服を今風に直して楽しむ「アップサイクル」。

そこには、フランスならではの合理的なおしゃれ精神が垣間見えます。

麻布台ヒルズのある場所を特別に取材！新しい緑の街作りとは･･･

都会のど真ん中とは思えない、麻布台ヒルズに広がる緑地空間。

小川も流れ、果樹園や菜園まで存在します。驚くことに、植えられた樹木や草花の種類は、320種類にも及びます。

そこには「里山的な風景」を都心に作りたいという設計者の思いがありました。

番組では今回、一般の人が入れないエリアを特別に取材することができたのですが、そこにあったのは「手つかずの野原」。その理由とは！？

まったく新しい緑の街作りに、本気で挑戦する人々の情熱に迫ります。

日本の海に起きている危機を救えるか？藻場再生の新たな味方 「環境DNA」

瀬戸内海の「藻場」の再生に取り組むのは、地元の漁協、高等専門学校と企業が協力する産学連携のプロジェクトチーム。

着目したのは、マリンストーンと呼ばれるリサイクル資材。

鉄鋼製造工程で生まれるこの副産物を活用し、藻場の再生に成功したのです。そしていま、新たに注目しているのが「環境DNA」という日本発の技術。

「バケツ1杯の水から、海中の生態系がわかる」といいます。日本の海に起きている危機を解決しようと奮闘する人々の試みを追います。

ほかにも、海洋汚染の原因となる「マイクロプラスチック」を減らそうと、肥料に使われているプラスチックに着目した高校生たちの画期的なアイデア、海水を飲み水に変える「魔法の膜」など日本の最先端エコ技術を紹介。

さらに、「なんでも買い取り」でおなじみの株式会社エコリングが開発した、リユースで削減したCO2を確認できるアプリなど、日々の生活の中で実践できるエコ情報も！

『地球環境大賞2024 祭典直前パリ発！人生を豊かにするエコ暮らし』は、6月22日（土）13時30分より、フジテレビ（関東ローカル）で、6月30日（日）17時より、BSフジで放送されます。