NHKの「おかあさんといっしょ」で、1993年から 12年間にわたって「たいそうのおにいさん」を務めた「ひろみちおにいさん」こと、タレントの佐藤弘道さん(55)。
2024年6月13日、自筆の書面で自らの体の状態について、下半身“まひ”になり歩けなくなったことを明かしました。
「6月2日、研修会指導に向かう機内で体調を崩し下半身麻痺となり歩けなくなってしまいました。病名は『脊髄梗塞』です。」(佐藤さん自筆のコメントより)
「体操インストラクター」としても活躍し、出演するイベントには、1000人以上の親子が集まることもあった佐藤さん。“運動の楽しさ”を伝え続けてきました。
「脊髄梗塞」とは、何らかの原因で、脊髄に血液と酸素が届かなくなって起きる病気だといいます。佐藤さんは現在の状況について…。
「今は緊急入院をし、投薬とリハビリの日々を過ごしています。この数日間、SNSを一度もあげず、ファンの皆様、ご関係者の皆様には、大変ご心配をおかけいたしました。今後は長い闘病生活になりますが、リハビリに力を入れて復帰に向けて頑張りたいと思います。」(佐藤さん自筆のコメントより)
今後、佐藤さんは活動を休止。復帰に向けた療養に専念するといいます。
「限界まで続けたい」親子体操の楽しさ伝える活動
コロナ禍前には、「親子体操」の楽しさを伝えるため年に25回以上、全国を回っていた佐藤さん。
親子体操の科学的な効果についても研究し、医学博士の学位を取得しています。
さらに、大学の特任教授に就任。“体操と健康“”の専門家として、幅広く活躍していた最中の事でした。
2022年6月に放送したフジテレビのインタビューでは、「親子体操」についてこんな思いを語っていました。
佐藤弘道さん:
親子体操は限界まで続けたい、それが後々、国民のみなさんの健康につながることなので、これだけは動ける限りやりたいですね。
――いつまでも“おにいさん”でいてくれますか?
おにいさんじゃなくても、先生でもできるので。
その辺は、おにいさんでもおじさんでも、続けていきたいなと思っています。
「おじさんでも続けていきたい」そう話していた佐藤弘道さん。発表した文章の最後は、こんな言葉で締めくくられていました。
「『脊髄梗塞』は残念ながら有効的な治療法が無いことは知っています。今は全く歩けません。リハビリでどこまで回復するか分かりませんが、現実と向き合い、今出来ることを一生懸命に行い、また皆様にお会い出来る日を楽しみにしております。
今後とも応援の程 よろしくお願いいたします。佐藤弘道」(佐藤さん自筆のコメントより)
(『めざまし8』 2024年6 月14日放送より)
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