体操の「ひろみちお兄さん」として知られるタレントの佐藤弘道さん(56)が、2025年5月10日(土)に新作絵本「ホネキンシアター」を出版することを発表。脊髄梗塞から約1年、今なお下半身麻痺(まひ)や排泄障害と闘う中で、自身の経験を活かした思いのこもった1冊となっています。
佐藤弘道 「闘病経験」を子どもたちへ “新作絵本”を出版
佐藤さんは、2024年6月に脊髄梗塞を発症したことを発表。一時、下半身麻痺(まひ)となり、活動を休止していましたが、治療とリハビリの末、2024年8月に退院。現在はリハビリを続けながら、徐々に活動を再開しています。

そして今回、復帰後に初めて手がけた「ホネキンシアター」と題された新作絵本は、自身の経験を踏まえて執筆した書籍となっています。

絵本「ホネキンシアター」への思いについて、
「2024年6月に「脊髄梗塞」を発症し、約一年経った今でも下半身麻痺(まひ)や排泄障害があります。一生治らない病気と闘い続けています。そんな中、絵本制作のお声掛けをいただき、「体についての絵本」を提案しました。今回、私の怪我や手術の経験も初めて紹介しています。」と、自身の闘病経験を赤裸々につづった佐藤さん。
続けて、「骨と筋肉で「ホネキン」。そして、人生劇場ということで「シアター」とし「ホネキンシアター」と名付けていただきました。小さい頃から体について興味を持つことは「健康」につながります。体を支える「骨と筋肉」について、一緒に絵本を読みながら、大人も自分の体と向き合う機会になればと思っています。」と読者へのメッセージを寄せています。

絵本の中では、佐藤さんの体から生まれたキャラクター「ホネット」と「ニック」が登場し、子どもたちを楽しく体のしくみの世界へといざないます。骨と筋肉の役割や動き方など、イラストを見ながら実際に体を動かすことで、楽しく学べる工夫が施された絵本となっています。

前半では、佐藤さんの体を使って骨と筋肉のしくみを学びます。「それぞれの役割は?」「どうやったら動くの?」といった疑問に答えながら、イラストに従って動くことで、体験しながら楽しく理解を深められるようになっています。

そして、後半では、体を7つの部位に分けて楽しく動かす運動遊びが紹介されています。「ほねをじょうぶにする」「きんにくをきたえる」といった具体的な運動メニューが掲載されており、実際に体を動かしながら読み進められるのが特徴です。
さらに、「おやこでいっしょにうんどうあそび」のコーナーでは、親子で一緒にチャレンジできる運動を紹介。絵本の中で佐藤さんは「いちばんたいせつなのはよくあそぶこと」と記し、小さい頃から体全体をバランスよく動かすことの大切さを伝えています。
最後に、「私は小さい頃から体を動かしていたので、運動神経がとても良かったです(今は片足立ちも出来ませんが)。そのおかげで今回の病気からの回復も人一倍早いとドクターから言っていただきました。皆さんもこの絵本をきっかけに、体を動かして自分の体と向き合い「健康」に過ごしていただければと思います。」と、願いを込めた佐藤さん。
闘病生活を経て制作された今回の“新作絵本”では、親子で一緒に「健康」の大切さや、「体を動かす」楽しさを学ぶことができる、素敵な絵本ととなっています。
『ホネキンシアター』
■作:佐藤 弘道
■絵:にしもとおさむ
■発売日:2025年5月10日(土)
■定価:1,800 円(税込)
■仕様:AB判/32ページ
■発⾏:株式会社世界⽂化ワンダーグループ
■発⾏・発売:株式会社世界⽂化社