北陸新幹線の延伸で沸く福井県から“恐竜たち”が東京・台場のフジテレビにやってきました!Tokyo Art Vibes∞のナビゲーターを務める佐久間みなみアナウンサーが、自身の職場であるフジテレビ本社で開催中(~5月6日)の『オダイバ恐竜博覧会2024』をご案内します。
この博覧会は、恐竜化石の発掘量日本一を誇る福井県勝山市にある『福井県立恐竜博物館』の全面協力のもと、フジテレビの社屋を巡りながら、恐竜の世界を存分に楽しめる、というものです。
まずは、フジテレビ社屋1階の広場に設置された特設テントに入ってみると、頭上に浮かぶ大きな翼竜の骨格が迎えてくれます。
プテラノドン・ロンギセプスという翼を広げると7メートルにもなる大型の翼竜で、テントの天井には夕方の空が再現されていて、あたかもゆらゆら、飛んでいるかのようです。
テントの奥からは何やら「ガオーッ!」というものすごいうなり声が聞こえてきます。進んでみると、ティラノサウルスの生体復元ロボットが全長12メートルの巨体をしならせていました。目をギョロッと見開いて首を振ると、さながら生きているようで、佐久間アナは「私を見てる!リアルにちょっと怖いですね」とおののいていました。
特に、獲物を捕食する様子の再現では、「グチャグチャ」というかみ砕く音まで聞こえてくるので、ロボットだとわかっていても、襲われるのでは!?という感覚に陥ります。
会場にいた子どもたちは、興味津々で凝視したり、「ガォー!」と吠え返したりする子、足下にある餌の残骸オブジェが生々しいせいか、なかには遠巻きに見る子の姿も。
ここまではあくまで第1会場。恐竜のイラストが描かれたチューブエスカレーターに乗って、エレベーターに乗り継ぎ、22階の第2会場に行ってみましょう。
こちらには福井県勝山で発見された新種の恐竜6体が勢ぞろいしています。佐久間アナが「こんなに毛がふさふさした恐竜がいたのですね!」と驚いたのが、フクイベナートル・パラドクサス。
顔のしわもリアルで、前足を広げて鳴くさまは、いきいきとしていて、そのままこちらに駆け出してきそうな勢いを感じるぐらいです。
「かわいい!鳴き声も聞こえる!」と佐久間アナが目を輝かせたのが、親恐竜が見守る卵からふ化した赤ちゃん恐竜。「恐竜は子育てをする」という可能性が提唱されるきっかけとなったマイアサウラです。お母さん恐竜のやさしいしまなざしが印象的です。
そして、そこからエスカレーターと階段で上がった25階の球体展望室「はちたま」の第3会場には、世界初公開の全長約15メートルのスピノサウルスの実物大ロボットが、ど~んと“泳いで”います。「こんなものに会ったらびっくりしちゃう」と佐久間アナ。ホントです。
球体の外には東京タワーやレインボーブリッジが臨めるため、恐竜が東京という街をのみ込むような、ゴジラの映画さながらの光景にも出会えます。
お隣にはスピノサウルスの頭を復元した骨も東京で初めて展示されていて、人間を軽く飲み込んでしまいそうな大きさなので、「やめて~」というトリックアート的な写真を撮るのも楽しいです。
鉄道好きの方には、北陸新幹線延伸を記念した鉄道模型ジオラマがおすすめです。「今度は新幹線に乗って、福井の博物館に行かなくては!」という気分になります。
子どもたちにはW7系ミニ新幹線『かがやき』の試乗体験(400円の乗車券が必要)も人気です。恐竜の世界を巡りながら、フジテレビ探訪も出来る『オダイバ恐竜博覧会』は、ゴールデンウィークの5月6日まで開催しておりますので、ぜひお越しください!
text by=Eiko Katsukawa
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