「『あの花』『ここさけ』『空青』振り返り＆新作映画『ふれる。』トークステージ」が、3月23日に「AnimeJapan 2024」内にて開催され、長井龍雪監督、茅野愛衣さん、水瀬いのりさん、若山詩音さんが登場しました。

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映画『ふれる。』は、『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』（以下『あの花』）、『心が叫びたがってるんだ。』（以下『ここさけ』）、『空の青さを知る人よ』（以下『空青』）の“秩父三部作”を手掛けてきた長井監督の、5年ぶりとなる新作オリジナル劇場アニメーション。

イベントでは、「監督に『ふれる。』秩父3部作振り返り一問一答コーナー」を実施。『あの花』本間芽衣子（めんま）役の茅野さん、『ここさけ』成瀬順役の水瀬さん、『空青』相生あおい役の若山さんから長井監督へ質問を投げ、各作品を振り返りました。

まずは若山さんが「それぞれのキャストをメインに選んだ理由は？」と質問。「どういうところを気にかけて選んでいらっしゃるかを聞きたくて」と付け加えると、茅野さんも水瀬さんも「気になる！」と興味津々のよう。

長井監督は「フラットにオーディションをやらせてもらっているので、キャラに合っている方を選ばせてもらっています」と回答。また、「（当時新人だった3人は）フレッシュな感じも含めて選ばせてもらいました」とも明かしました。

続いて、水瀬さんは「アイデアが浮かぶタイミングは？」と質問。これに長井監督は「ひたすら考えて、考えて、そうするとふとしたときに思いつく」と回答。「ロケハンも、頑張って『ロケハンをしよう！』と思ったときよりも、何の気なしに撮った写真（の場所）が良かったりする」と言うと、水瀬さんは「それは私たちにも共通するところがあるね」と声優との共通点を語りました。

茅野さんは「制作作業の効率アップのための“こだわり”は？」と質問。あることが気になっていて、この質問をしたようで「現場でお見かけすると、だいたい体育座りをしているじゃないですか。あれは考えを巡らせているときなのかなと思って」と、監督のスタジオでの様子を明かします。

すると、長井監督は「あれは単純に姿勢が悪いだけ（笑）」とボソリ。茅野さんが「集中力が高まるとか、あるんじゃないですか…？」と重ねると、圧倒された様子の長井監督が「そう…だと思います！」と答え、笑いを誘いました。

ここで、映画『ふれる。』のメインキャラクター3人の情報が初解禁に。スクリーンに映し出されたキャラクタービジュアルやプロフィールを見た茅野さん、水瀬さん、若山さんは「カッコいい！」などとテンションを上げます。

そして、長井監督から「上京してきてから始まる物語です。舞台は高田馬場周辺」と大ヒントが。さらに、すでに公開されている特報映像に映るハリネズミのような、可愛い見た目の謎の生き物の話題になると「ちょっとキャッチーな作品になってほしいなと思って（このキャラクターを作った）」とコメント。水瀬さんは「動くところが楽しみですね」と期待感を高めていました。

最後は「この秋は！『ふれる。』！」と観客とコール＆レスポンスをして一体感を演出した皆さん。笑顔で観客に手を振り降壇しました。

『ふれる。』
2024年秋 全国ロードショー
(c)2024 FURERU PROJECT

最新情報は、映画『ふれる。』公式サイトまで。