小野賢章が明かすハサウェイの役作り「アムロやシャアの思いを…」

めざましmedia編集部

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4月13日、アニメーション映画「機動戦士ガンダム閃光のハサウェイ」（5月7日公開）の完成報告＆GUNDAM TOPICS 2021が行われ、ゲストに小野賢章、上田麗奈、諏訪部順一、斉藤壮馬が登壇。

本作は、1979年に放送開始された『機動戦士ガンダム』シリーズの1つで、1989年に発行された富野由悠季の同名小説が原作。

反地球連邦政府運動「マフティー」のリーダーであるハサウェイ・ノア役を小野が、謎の少女ギギ・アンダルシア役を上田が、連邦軍大佐ケネス・スレッグ役を諏訪部が、MSペーネロペーの若きパイロット・レーン・エイム役を斉藤が演じる。

本作が完成したことについて、小野は「遂に完成したというか…。この日を待っていたという気持ちでいっぱいです。去年の3月くらいにキャスト発表のイベントに出させていただいて、そこから長い時間をかけてようやく完成したので…。僕はまだ見れてないので、早く完成した本編が見たいです」とコメント。

上田は「多くの方が待ち焦がれた『閃光のハサウェイ』になるので、皆様の中でどんな映像に、どんな音楽でキャラクターが動くのかということに期待と不安もあると思います。収録もいろいろ皆でやっていて、今のチームでできる精一杯のことが出来たかなと、その自信もあるので楽しんで見ていただきたいです」とアピールした。

諏訪部は「僕は先日試写で見ました。本当に胸躍るというか、出演者であることを差し引いてもすてきな作品に仕上がってるなと思いました」と自信をのぞかせた。

斉藤は「本当に多くの方の思いを背負って制作が進められていて、我々も収録の段階から、本当に壮大なスケールの物語だぞと感じていました。今、早く皆様にその思いを届けたいです」と思いを吐露。

役作りについて小野は「ハサウェイは『逆襲のシャア』の時に、アムロやシャアの思いを間近で見ている人物です。その2人は地球を守りたいという思いから、自分の正義を貫いていくんですけど。その思いをハサウェイなりに考えて行動していくんですが、『本当にこれであっているのか』という思いが、常に作中は心の中にあります」と説明。

続けて「テロリズムを起こそうとしているハサウェイと、表向きは好青年でブライトの息子であるハサウェイとで、裏表の表現はすごく丁寧に、僕自身も苦労しながら役作りをしていきました」と明かした。

劇中の注目ポイントを聞かれた斉藤は「ガンダムらしいというか…。僕自身もこういうセリフ回しがしたかったというような部分が結構出てきますので、迫力のある戦闘シーンと共に、セリフにも注目していただければ」と解説し、諏訪部も「CGと手書きのアニメーションの融合が自然な形で行われていて、見ごたえのあるビジュアルです」と重ねた。

上田は「人と人が会話している緊張感というものも劇場で見ていただくとより増すのかなと。戦闘シーンじゃないんだけど、戦闘シーンと同じくらいの緊張感というものが感じられて、見入ってしまう、引き寄せられてしまう魅力があると思いますので、日常シーンにも注目してもらえれば」と回答。

小野の番になると「右に同じです」とひと言。それに対し周りの3人から「話すことは、まだある！」と笑いながらツッコミが。

悩みながら小野は「そうですね…。モビルスーツ戦は何も考えずに見てもかっこいいですが、『閃光のハサウェイ』はまた違った視点からのモビルスーツ戦があって…。もし現実で起こったら本当に怖いなというリアルなシーンもありますので、そこは注目していただければ！」と絞り出し笑顔に。

イベントでは本作の主題歌を担当するロックバンド［Alexandros］が登場し、主題歌「閃光」を披露する場面も。

演奏終了後に、川上洋平は「我々の事務所の名前がRX-RECORDSといいまして、RXというと皆さんお気づきかもしれませんが…（※RXはガンダムの機種の型番として有名）。実はうちのマネージャーがすごくガンダムが好きで、デビューする時に『いつかお前ら、ガンダムのタイアップとか持ってこれるようになれよ！！』って言われていたので、やっと夢が叶ったなと」と喜びを語った。