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石川界人「アオ高の男子新体操部に入ってみたい」アニメで描かれる青春に“憧れ”【声優FILE.】

毎週木曜24時55分~ノイタミナ『バクテン!!』

めざましmedia編集部

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フジテレビでは現在、7作のアニメが放送されている。フジテレビュー!!では、それらの作品で声を担当する声優に出演作のことはもちろん、“声優”について語ってもらう企画「声優FILE.」を連載中。

第3回は、毎週木曜24時55分より放送されている“ノイタミナ”枠のアニメ『バクテン!!』で美里良夜の声を担当している石川界人が登場。

『バクテン!!』は、宮城県岩沼市を舞台に、高校生男子新体操部の青春を描くオリジナルアニメーション。中学生活最後の夏に「男子新体操」と出会い魅せられた少年・双葉翔太郎(CV.土屋神葉)が、私立蒼秀館高等学校(通称:アオ高)に入学し、男子新体操部へ入部。

個性的な先輩たちと、中学男子新体操のスター・美里良夜とともに、一生懸命一つの目標に向かってチームでひた走る姿を描く「スポ根 × 青春群像劇」だ。

<第3話のあらすじはこちら>
<『バクテン!!』関連の記事はこちら>

石川界人「アオ高の男子新体操部に入ってみたい」アニメで描かれる青春に“憧れ”【声優FILE.】_bodies

美里良夜役を「本気で取りに行った」という石川は、なぜ本作に本気になったのか。そして、“声優”の仕事で大事にしていることをアツく語ってもらった。

土屋神葉の主演抜擢に歓喜「自分の見る目は間違っていなかった」

石川界人「アオ高の男子新体操部に入ってみたい」アニメで描かれる青春に“憧れ”【声優FILE.】_bodies

──まずは、『バクテン!!』への出演が決まった時のことをお聞かせください。

(うしろにいるマネージャーをチラリと見ながら)これ、マネージャーには内緒なんですけど、僕、マネージャーからではなく共演する方から「『バクテン!!』よろしく!」と言われて出演が決まったことを知ったんです。内緒ですよ(笑)。

でも、そういうことって結構よくあるんです。マネージャーは僕が喜ぶだろうなと思いながら「石川さん、実は…」と合格を発表してくださったんですけど、先に聞いてしまっているので、僕は知らないふりをして「マジですか!?やった!」と大きく喜んで見せました(笑)。マネージャーの気持ちも無下にできないですから。これもまた、お芝居の力になりますし、声優の技術の一つですね!

──「美里良夜役です」と言われた時の心境はいかがでしたか?

オーディションの時点で、完全オリジナルのスポーツもの、部活ものと聞いてたので、僕としては「関わりたい」と思った作品だったんです。だから、本気で役を取りに行きましたし、合格と聞いた時は本気を出した甲斐があったなと思いました。

ただ、僕が受かった時点では、まだ双葉役が決まってなくて。双葉は主人公ですし、相手によって一番絡む美里も変化すると思ったので、双葉役が誰になるのかがすごく楽しみでした。

──実際、双葉役に土屋神葉さんが決まっていかがでしたか?

実は僕、双葉役のオーディションに関わらせてもらっていました。双葉役の候補者さんと僕が掛け合うというオーディションで。一緒にお芝居をさせていただいた中で、僕は「神葉くんが一番しっくりくるな」と思っていて、音響監督の方や他のスタッフさんとお話したら、皆さんも同じ意見だったんです。

だから、実際に神葉くんがオーディションを勝ち上がって、合格したと聞いた時はすごくうれしかったですね。神葉くんと一緒にこの作品に関われるんだということもそうですし、自分の見る目も間違っていなかったという意味でも。

石川界人「アオ高の男子新体操部に入ってみたい」アニメで描かれる青春に“憧れ”【声優FILE.】_bodies

──そんな土屋さん演じる双葉をはじめとしたアオ高新体操部の魅力は、どんなところでしょうか?

みんな寮生活を送っているのですが、彼らの姿を見ていると「学生時代にこういう“青春”したかったな」と思います。友達や先輩と同じ部屋で寝泊まりをして、ご飯や掃除も当番制で、いわゆる“生活”を共同でするというのは、寮でないとできないことじゃないですか。だからちょっと憧れがあるんですよね。

アオ高はまた、先輩後輩の仲がいいんですよ。一応体育会系なので、先輩後輩の上下関係はありますけど、「先輩の言うことはなんでも聞け」という圧力はないですし、ある種友達みたいな距離感で付き合っているのが、すごく楽しそうで。僕は見ることができなかった“青春”がそこにはあるのでうらやましいですし、アオ高の男子新体操部に入ってみたいです(笑)。

実はアフレコが“監視”されていた!?

──すでにアフレコは終えているとのことですが、アフレコで印象に残っているエピソードをお聞かせください。

今回使っていたスタジオが、3本のマイクが立っている大きなブースと、1本のマイクが立っている小部屋があって、そこで4人で同時に収録をしていたんです。僕と神葉くんは掛け合いが多いので、大きなブースでよく録っていたのですが、僕は1回だけ小部屋に行ったことがあって。

その時に初めて小部屋の状況を知ったんですけど…大部屋の3人はめちゃめちゃカメラで撮られていたんです!アフレコでは、他の方の息遣いや姿勢を感じながら収録するのですが、小部屋でもみんなの様子が分かるように…ということでモニターが設置されていて。そんなこと知らなかったので、それまでの振る舞いが急に恥ずかしくなっちゃいました(笑)。

──どんな振る舞いをしていたんですか?

自分がしゃべっていない時に座っちゃったり…。「あいつサボってんな」と思われていたかもしれないと思うと、急に恥ずかしくなりましたね。でも、カメラの存在を知ったからと言って、その振る舞いを直したかというと、特に気を付けることはありませんでした(笑)。自分のスタンスを崩すことなく、自分のやりやすいように収録するのが一番いい声が出せますからね。

──では、『バクテン!!』の見どころをお願いします。

すごく感覚的に言うのであれば、バク転したくなってくれるといいなと思っています。もちろんアニメーションなので、リアルにバク転をしたときに見える景色とは若干違いますが…アニメなので、ドラマティックに描かれている部分もあるんですけれども、「あの景色が見たい」「バク転してみよう」と思ってもらえたらうれしいなと思っています。

そして、主人公の双葉もはじめはバク転ができなくて、できるようになって、新体操の面白さと深さを知って、人間的にも成長していきます。その変化が見どころになっていますので、楽しんでください。

“好き×好き”で声優に!ポリシーは「僕自身が象徴にならないように」

石川界人「アオ高の男子新体操部に入ってみたい」アニメで描かれる青春に“憧れ”【声優FILE.】_bodies

──ここからは、石川さんの“声優”としてのお話をうかがいます。まずは声優を志したキッカケを教えてください。

僕はもともと声優というより、舞台の役者を目指していました。高校生から演劇を始めて、表舞台に立って“演じること”の楽しさを知って、「これを仕事にしたいな」と思ったんです。でも、自分のルックスでは舞台役者はたぶん無理だなと感じて。

お芝居をしつつ、ルックスで勝負しなくて済むものってなんだろうと考えていた時に、声優という仕事を見つけました。

──それは偶然の出会いだったのでしょうか?

僕、放送しているアニメは全部視聴するくらい、アニメも大好きだったんです。だから、声優というお仕事に出会ってはいたんですよね。でも、いろいろと考えている時に「声優になれば、アニメとお芝居という2つの好きなものに関われるやん!」と気づいて。そこから声優を目指し始めました。

──そこから、どうやって声優に?

思い立った瞬間に声優の養成所に応募して、養成所のオーディションを受けて、入った年にはちょっとしたお仕事を振ってもらえるようになりましたね。

──行動力がすごいですね。では、声優という仕事をする際に大事にしていることはありますか?

声優の仕事をする時は、「自分じゃないものとして、そこにいるべきだ」と思っていて。自分と役がかけ離れるように、ということは意識しているかもしれないです。例えば、『バクテン!!』の美里良夜はかなりクールで、ともすればかっこいいと思われるようなキャラクター。でも、僕自身は動画とか見ていただくとお分かりかと思いますが、ベラベラしゃべるし、すごく笑うし、髪色なんか真っ赤だし。美里とはかけ離れているんです。

キャラクターと全然違うじゃないかと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、僕自身はそれでいいと思っているんです。美里は僕じゃなくて役なので。僕たち声優は、彼らキャラクターの声を音声化しているだけ。キャラクター自体を一個人として認めるということを大事にしています。

──近年、声優が前面に出ることも多くなってきたので、声優とキャラクターを混同してしまう人も多そうですね。

そうですね。声優が皆さんの身近になっている分、声優本人を感じさせないというのは、なかなか難しい。だから…ちょっと哲学的になってしまうかもしれませんが、テレビやラジオ、イベントに出るときには、僕自身が象徴にならないように、“石川界人”というキャラクターにならないような振る舞いを心がけています。

そして、声優の仕事をする時には、しっかりと芝居を磨いて、キャラクターがキャラクターとしてきちんと皆さんに受け入れられるような仕事をすることを意識しています。

【コラム:最近、気になる“声優さん”】

石川界人「アオ高の男子新体操部に入ってみたい」アニメで描かれる青春に“憧れ”【声優FILE.】_bodies

ずっと気になっているのは中村悠一さん。僕の思う“お芝居の理想形”で、声もかっこよくて、人柄も良くて…ファンです(笑)。

最近で言うと、佐藤元くんが気になっています。1度トーク番組でご一緒させてもらった時に、彼は自分の出演作の番宣で来ていて、番組内でその作品のPVが流れたんです。僕はその瞬間に「あ、このお芝居ステキ!」と思って。「これから彼は、自分のこの声という武器をどう扱っていくんだろう」と、すごく気になっています。この思いは本人に伝えられていなくて、今は「あの子すごい子なんだけど…は、話してみたいな…」と、草葉の陰から応援しています(笑)。

<石川界人に一問一答!>

<TVアニメ「バクテン!!」作品情報>

放送情報:フジテレビ“ノイタミナ”にて、毎週木曜24時55分から放送中
ほか各局でも放送

※放送日時は予告なく変更になる可能性があります。

配信情報:FODほか各配信サイトにて好評配信中

キャスト
双葉翔太郎:土屋神葉
美里良夜:石川界人
七ヶ浜政宗:小野大輔
築館敬助:近藤 隆
女川ながよし:下野 紘
亘理光太郎:神谷浩史
月雪ましろ:村瀬 歩
高瀬 亨:小西克幸
陸奥洋二郎:鈴村健一
大湊秀夫:杉田智和
竜ヶ森恭一:斉藤壮馬
吾妻俊介:山下大輝
双葉亜由美:上田麗奈
馬淵修司:松田健一郎
栗駒あさを:佐倉綾音
志田周作:櫻井孝宏

最新情報は、TVアニメ『バクテン!!』公式HP公式Twitterをチェック。

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