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池脇千鶴の衣裳合わせでスタッフが涙!プロデューサーに聞く『その女、ジルバ』の舞台裏

2月6日(土)23時40分~オトナの土ドラ『その女、ジルバ』第5話

めざましmedia編集部

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池脇千鶴が9年ぶりに連ドラ主演を務めていることでも話題の、フジテレビ系オトナの土ドラ『その女、ジルバ』。

人生に行き詰まりを感じていた40歳の笛吹新(うすい・あらた=アララ/池脇)が、草笛光子演じるママが営む超熟女バー「OLD JACK&ROSE」に勤めはじめたことで、人生が好転していく様を描く。

池脇を筆頭に、江口のりこ、真飛聖、山崎樹範が“悩める40代”を演じ、草笛をはじめ、中尾ミエ、久本雅美、草村礼子、中田喜子、品川徹らが生き生きと人生を謳歌するバーのホステス&マスターを演じる。

池脇千鶴の衣裳合わせでスタッフが涙!プロデューサーに聞く『その女、ジルバ』の舞台裏_bodies

苦悩する40代を「まだまだこれから」と叱咤し、80代でもパワフルにポジティブに生きる先輩たちの姿に勇気づけられる視聴者が多く、歴代のオトナの土ドラシリーズ(2016年4月スタート、全30作)の初回最高視聴率を獲得するなど好評を博している。

そのドラマがスタートした経緯、人気ぶりを受けての感想、撮影現場の様子などを東海テレビの遠山圭介プロデューサーに聞いた。

――視聴率も好調ですが、どんな反響がありますか?

私もそうですが、スタッフが、いろいろなところで「見てるよ」「面白かった」と言われるそうでして。もちろん、自信を持って送り出してはいますが、正直、ここまで良い反響をいただけるのは予想外といいますか、うれしい誤算です。

主に大人の女性に向けて作っているところがあり、女性には喜んでいただけるのではないか、とは思っておりました。ですが、若い方や男性からも「元気がもらえた」といった声をたくさんいただき、予想以上の良い評価に現場はものすごく士気があがっています。

――企画がスタートした経緯を教えていただけますか?

原作を読み、とにかく明るく元気な熟女たちと、彼女たちの生きざまを素直に受け止めて成長していく40歳の新の姿がすごく面白いな、と思ったんです。

人は年齢を重ねると考え方が固まり、周囲が見えにくくなることもありますが、物事の見方をちょっと変えるだけで、世界はガラッと変わって見えるものなんだ、というのを、自分自身も気づかされて、ドラマ化したいと思いました。

私は、このオトナの土ドラ枠では、サスペンスや悪人がたくさん出てきて心を掻き乱すようなドラマをやることが多かったんですが、今回はそちらとは逆の、土曜の夜に見て「ああ、楽しかった」と思えるような、気持ちがよくなるドラマを作りたいと思っていたタイミングでした。そこから企画を考えて、話が進んでいきました。

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――キャストについてはいかがですか?

池脇さんは、原作の主人公のイメージが、すごく池脇さんに近いものがあったのと、40歳の女性の話ですから、そこに近い年齢の方に演じていただかないと意味はないと思っていましたので、まさにぴったりの方でした。自分もちょうど40歳ということもあり、そこの年齢にはこだわりました。

池脇さんといえば、テレビドラマよりも映画のご出演が多い女優さんなので、この作品はどうだろうか、とは思いましたが、原作の面白さと、さらに熟女たちに“わちゃわちゃ”されたいという思いがあって、受けていただけたと感じています。

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――原作ファンからも「新にぴったり」との声が多いようですね。

確かにクランクインのタイミングでまさに「新がいる」と思わせるほど、役になってくださっていました。その前に行う衣装合わせは、通常、衣装を複数用意して、「これでいきましょう」と決めるだけのものですけど、池脇さんがアララのドレス(1話やポスタービジュアルで着用のグリーンのもの)を着た瞬間に、そこにいたスタッフが「あ、アララだ!」と盛り上がって。

中には、その変貌ぶりに感動して涙を流す人もいたくらいでした。衣装合わせであんなふうになるなんて、あまりないことですので、池脇さんの役作りはもちろん、スタッフの思い入れにもありがたい気持ちになりました。

――ほか、キャストの方全員が輝いているのが印象的です。

ほかのキャストも、設定の年齢と役者さんの実年齢にはこだわりました。例えば草笛さんも、くじらママの年齢は80代後半で設定していたので、演じることができる方といったら限られると思うんですけれども、ご本人がものすごく企画に乗ってくださって。草笛さんがいらっしゃるだけでオーラがすごいですし、年齢を言うのは失礼ですが、87歳でセリフがちゃんと入っていらっしゃるのもすごい、といつも感動しています。

そういう意味では、品川徹さんもそうですね。2話でダンスのシーンがあり、ご年齢(85歳)もあったので事前にお伝えはしていたのですが、完璧に覚えてきてくださって。あそこまで完璧に踊られるとは…これもうれしい出来事でした。

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みなさんに最初にお話したのは、「思いきり楽しんで、思いきりやってください」ということ。ホステス役の中田喜子さん、久本雅美さん、草村礼子さんも楽しんで演じてくださっているなと感じます。みなさんベテランなので、現場に入ると、スパッと決めるし、とてもカッコいいです。

――新が勤める物流倉庫のみなさんはいかがですか?

原作では、3人ともが出向仲間でくすぶっていたのを、新がまず変わっていき、その後2人も変わっていく、という話なのですが、ドラマでは、3人が割と同じペースで成長していきます。

そういう意味で、池脇さん、江口さん、真飛さんの3人なら、しっかりとしたお芝居でドラマを引っ張っていってもらえるかな、と考えていましたが、まさにその通りでした。ちょうど今、5話の編集が終わったんですけども、3人が語り合うシーンがものすごくいいんですよ。

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それと、ヤマシゲさん(山崎)のクセのある芝居もすごくいい。放送では、細かくカットが割られますが、現場ではドライ(=リハーサル)で生の一連のお芝居が見ることができて。舞台を見ているような感じで、見入ってしまいます。そのくらい、みなさんのお芝居は素敵です。

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――ストーリーもシンプル、舞台もバー、倉庫、新のアパートくらいですが、物語に広がりを感じます。

演出陣と話したのは、不思議の国のアリスじゃないですけど、ファンタジーの要素を大事にしたい、ということです。セットの世界感、劇伴と呼ばれる音楽、サントラも、ちょっとディズニー作品のような雰囲気やノスタルジックな感じは意識しています。

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あとは夜のお店で、ある程度落ち着いたトーンになってしまいがちなところを、衣装部が頑張って、映えるようなドレスや衣装を用意してくれたのも大きいですね。

ゴージャズな衣装で圧倒的なオーラを放つ草笛さんをはじめ、熟女のみなさんが個性的で華やかなドレスを着こなしてくださっているので、より世界観が作り上げられているのかな、と感じます。

――新と同じ40歳の遠山さんにとって、この作品はどのようなものですか?

人生をあきらめかけていた新が一歩を踏み出したことで、人生が楽しくなり、内面も見た目もどんどん変化していくというのを、間近で見ていると感情移入もしますし、ものすごく勇気づけられもします。

それと同世代の男ってことで、前園(山崎)にシンパシーを感じる、気持ちがわかるという部分も。彼女を捨ててできちゃった結婚をした、とかそういうところじゃないですよ(笑)。中間管理職的な彼の置かれている立場みたいなところで。

前園は、職場では、リストラ候補者を決めるつらい立場ですし、バーに行けばアララを捨てた男として目の敵にされ、居場所がないという。そんなところに共感するといいますか、応援したくなります。

前園はドラマオリジナルのキャラクターなので愛着があります。女性からは敵視されていると思いますので、僕は頑張ってくれ、と陰ながら応援していますし、そのことをヤマシゲさんにも伝えています。

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――今後、新に恋の予感はありますか?

はい、今後出てきます。どんな展開になるのか、ぜひお楽しみにしていただけたらうれしいですね。

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――では、最後に読者、視聴者のみなさんにメッセージをお願いします。

原作に「生き方なんていつ変えてもいいんだ」という、すごく好きなセリフがあるんです。中盤~後半は、そういったところをテーマに、何かをやるのにリミットはない、少しのことで人生は変えられるんだ、ということを描いていきますので、ドラマを見て「明日からちょっと考え方を変えてみようかな」と思うきっかけにでもなれば、とてもうれしいです。

見どころとしては、「OLD JACK&ROSE」で生きていくという決意をする新に起こる変化や、スミレさん、みかさんが選ぶそれぞれの道、バーに面白いお客さんが来たりもするので、そんなところにも期待していただけたら、と思います。

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