武良井（桐谷健太）と榊原（瀬戸康史）ぶつかる、それぞれの正義＜『院内警察』第1話完全版＞

美紀の手術の日、伊藤は、スタッフたちに手術が怖くなってぬいぐるみを隠してしまったことを正直に打ち明ける。「もしも手術中、僕が取り乱すようなことがあったら、すぐに代わってください」。伊藤はそう頼んだ。

美紀の手術は無事成功。

それから数日後、榊原の執刀による恵美の手術も行われる。山際の面会に行った川本は、再発の可能性はあるものの恵美の手術が上手くいったことを報告した。

屋上にいた榊原は、やってきた武良井に、なぜ恵美が膵臓ガンだとわかったのか、と尋ねた。すると武良井は、検査記録のデータからそう判断した、と答える。「プロファイリングですか。さすが元警察の方ですね」と返す榊原。武良井は、すべての患者のデータを把握しているのだという。

そこで今度は武良井が、恵美は早急にオペが必要だとわかっていながら、自分が執刀するために検査を長引かせてスケジュールを調整したのではないか、と榊原に問いかける。それを認めた榊原に対して武良井は、「あなたは神から手術の才能、ギフトを授かった。でも、本当は英語ではなく、ドイツ語のほうだったりして」と告げた。

武良井を探しに来て2人の会話を聞いてしまった川本は、スマホでその意味を調べた。すると「Gift」はドイツ語で「毒」を意味するとあり…。

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