佐藤健「もう1人の自分を作るとしたら？」に「ネコ」と回答も…

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7月6日（火）、アニメーション映画「竜とそばかすの姫」の完成報告会が行われ、ゲストとして声優を務めた、中村佳穂、成田凌、染谷将太、玉城ティナ、佐藤健、細田守監督が登壇した。

この作品は、「サマーウォーズ」や「時をかける少女」を手掛けた細田守監督の最新作。母の死により心に大きな傷を抱えた主人公が、もうひとつの現実と呼ばれる50億人が集うインターネット上の仮想世界“U”で、大切な存在を見つけ、悩み葛藤しながらも懸命に未来へ歩いていこうとする勇気と希望の物語だ。

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イベントの終盤では記者からの質問に答える場面も。

劇中では現実とインターネットの世界が描かれているが、その対比も見どころの本作。主人公のすず（中村）が住む街のモデルとなった高知県のイメージについて細田監督は「すごく美しい川が流れていて、高知の自然を描くことに美術監督たちと一生懸になったので、高知の方にも納得いただけるいい画面が出来たと思います。ありがとうございます」と感謝。

続けて「高知には何度も行きました。ただ、コロナがあってスタッフと一緒に行けなかったので…。代わりにリモートでロケハンをするという特別なことをしました。それで、あっちこっちを、スタッフと一緒に見ることが出来ました。高知の美しい自然をばっちり描けました」と語った。

本イベントで“竜”の声を演じたキャストが「佐藤健」だと解禁されたことについて佐藤は「予告編を見ながらひやひやしてました（笑）。自分の声なので…『どう聞いても俺じゃん…』って思いましたが、『バレないかな？』とかやってましたけど…、皆さんの反応が心配なんですけど…」と心境を吐露。

これに対し染谷は「（ほかの人に）聞かれても自分たちも言えないので…。でも、うっかり話しそうになった時があったんですけどね」と明かし会場を笑わせた。

本作のテーマ「もう1人の自分」にかけて「もし、もう1人の自分を作るとしたら、どんなキャラクターをインターネットに作りますか？」と質問されると、玉城は「インターネットはやり直しがきくと思うんですけど、やっぱり現実を生きていたいというか…答えになってないかもしれないんですけど…」と話していたが最終的に「ちょっと、（コメントが）まじめ過ぎたかな…。ウサギになりたいです」と方向転換。

染谷は「自分にはないものを…。色黒でムキムキでスポーツマンになりたいですね。全く自分と違うスタイルで。ムキムキがいいです」とコメント。

佐藤は「ネコ科の何かまでは決まっているんですけど…。ネコ科の何かで迷ってます。ネコよくないですか？かわいいし…。ヒョウとかでもいいんですけど、ちょっと孤独そうな…。スナネコとかもいいですね。かわいいので。いや…やっぱり、ヒョウでお願いします」と笑顔で答えた。

中村は「監督になって、いつもどういう目線でものを見て考えているのか、目を借りてみたいなと思いますね。私を今回起用してくださったのも、どういうところをパッと見て決めてくださったのか、気になりますね」と語った。

成田は「小さい虫かなんかになりたいです。バレないように、いろんなものを見てみたいなと。でも、変な意味じゃないです」と不思議な回答をし、「なにを見たいのか？」とさらに聞かれると「もうそんな…あれですよ…。言えないですよ。でも、変な意味じゃないですよ」と返し会場は爆笑。

細田守監督は「中村さんの逆かもしれませんが、表舞台に出て活躍する人はどうやって世界を見ているのか。それが見てみたいですね。俳優さんが好きな人、歌手が好きな人は、その人になって世界を見たいと思って集まるんだと思うんです。だから僕もその1人だと思います」と話した。

最後に細田監督は「今回の映画はわりと作るのに苦労した作品です。スケールも大きいし、様々な人に参加してもらって。それが一体となった初号を見たときに、この地点までこの映画が来れたことがすごいなと…。自信をもって楽しんでもらえる作品になったと思います。非常に面白い映画の要素が詰まっていますので、皆さんどんな方でも楽しめる作品になっていると思います」と呼びかけた。

アニメーション映画「竜とそばかすの姫」は、7月16日（金）より、全国ロードショー。

©2021 スタジオ地図
配給：東宝

最新情報は、アニメーション映画「竜とそばかすの姫」の公式サイトまで。