森久保祥太郎「実はうちにワンちゃんがいるんです！」イベントでカミングアウト

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7月5日（月）、アニメーション映画「リクはよわくない」のアフレコ報告会が行われ、森川智之、杉田智和、森久保祥太郎、花江夏樹、浅野真澄、松本梨香が登壇。アフレコをした感想や、飼い犬・猫について語った。

本作は、無類の動物好きとして知られる坂上忍が愛犬リクとのかけがえのない日々を絵本として書下ろし、くっきー！がイラストを描いた絵本「リクはよわくない」を原作にした作品。

5歳の「ぼく」が子犬の「リク」とのなにげない日常を通して、いのちの大切さを学んでいく物語だ。

劇中では、やんちゃな犬兄弟を森川、杉田、森久保、花江、浅野が、ナレーション（ぼく）の声を松本が担当している。

声優界のレジェンドが一同に会した本イベントで、各キャストが挨拶する中、松本は本作に犬がたくさん出ていることにかけ、「“ワンダフル”な作品です」とレジェンドギャグを披露。開始早々会場を盛り上げる。

今回の出演オファーを引き受けるにあたってのポイントを聞かれ、森川は「僕自身も犬を飼っていて、短命で8歳で亡くなってしまいましたが、その時に命の大切さを感じました。坂上さんの気持ちと自分が重なって、命の大切さが多くの皆さんに伝わればいいな、という思いで参加することになりました」とコメント。

杉田は、「自分以外の生き物、人以外と接することによって学ぶことはとても多いと思います。小さい頃は飼い犬がまったく懐かなくて、吠えられてばかりで犬って怖いなと思う時期もありましたが、その犬が弱ったときに初めて撫でさせてくれて。認めてくれたのかなって思えた瞬間はどうしても忘れられない」と語った。

森久保は「（8年ぐらい公表してなかったが）実は、ヨークシャーテリアを飼っています」とカミングアウト。今まで黙っていたことについては「ずっと生放送のラジオをやっていて、カミングアウトしてしまうと毎週犬の話をしてしまうので。犬の話に頼ってはいけないとルールを作ってしまい、今日まで言い出せずにきてしまった。いるんですよ、家にはワンちゃんが！」とうれしそうな表情を見せる。すると、森川が「明日からずっとそのネタだね」と合いの手を入れて笑いを誘った。

逆に花江は「（僕は）猫を2匹飼っていて、森久保さんとは正反対に Twitter に猫の画像を毎日のようにあげています」と笑顔。「ふとした瞬間に可愛いな、もっと一緒にいたいなって思わされるような行動だったり表情をするので、そういうところが動物と過ごす良さがある。一緒にいなかった時期がないぐらい一緒に過ごしてきたので、この作品を通して命の大切さをより多くの方に伝わるんじゃないかと思いまして、出演出来たことうれしく思います」と、自身の体験を交えながら語った。

浅野は「お話をいただいたときに絵本を読ませていただいて、坂上さんのこだわりを感じ、“ペット”、“飼う”とかそういう言葉使いをせず、“一緒に暮らす”とか“家族である”という前提で書かれていることが印象的でした」と坂上忍の動物への対峙の姿勢に共感したという。また、「映像になるとどうなるのかなと思っていたので、リクの声をあてられてすごく幸せでした」とアフレコの感想を語った。

松本は「私も絵本を書いている身として、絵本を読んだ時にとっても優しくて温かくて、読んでるときに涙が出てきた」と明かし、「犬に助けられたことが多いので恩返しのつもりでナレーションをやらせていただきました」と熱く語った。

「私は犬に育てられたと言っても過言じゃない」と続け、親に叱られたときは飼い犬の小屋に避難していたそうで、いつも犬に慰めてもらっていて、「私は犬だと思われてたんだろうな」と、懐かしそうに子どもの頃のエピソードも披露した。

アフレコについては、森久保は「先に録り終えた森川さんのお芝居を聞いて、それを指標にして挑んだ」と語り、花江は「演じたパグゾウは可愛げのある高めのトーンで、家で考えてたものをそのまま演じました」と語る。

杉田は演じたヨウスケを「部活の後輩風」に演じたと説明、松本から「どういう風にやったの？」と聞かれその場で不遜な態度の後輩姿を実践。全員から「全然後輩じゃない」「舐めた後輩ですね」と総ツッコミを受ける場面も。

杉田は「兄貴分を森川さん、森久保さんが演じて、可愛い弟分の役を花江くんが演じたのでバランスが取れて、すごくやりやすかったです」と語った。

最後に本作を見る子どもたち、動物を愛してる皆さんへのメッセージとして、森久保は「僕にも4歳になる娘がいるんですが、犬と一緒に暮らしている中で、言葉は直接通じないですが気持ちは通じるし、ワンちゃんたちにもちゃんとみんなと同じように感情や思いがあるんだよ、ということを、この作品を見て感じてほしいなと思っています」とコメント。

花江は「動物と一緒に暮らすことのすばらしさと、大切さを皆さんに受け取って
いただけたらと思います」と、本作への思いを語り、イベントは幕を閉じた。

映画「リクはよわくない」は、2021年10月全国ロードショー。

© 坂上忍/くっきー！/インプレス/MMDGP/リクはよわくない製作委員会
配給：東京テアトル／チャンスイン

最新情報は、映画「リクはよわくない」公式サイトまで。