かまいたち・濱家 TARAKOとのアフレコに感激「まるちゃんがおる！」

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8月8日（日）18時から放送される『ちびまる子ちゃん』の「～まるちゃん大好き！8月のゲスト声優まつり～」第2弾ゲストに、かまいたち（濱家隆一、山内健司）が登場する。

フジテレビュー!!は、かまいたちのアフレコ収録の現場を取材。本屋さんでまる子、たまちゃんと出会う男子高校生を演じた2人に、アフレコの感想や学生時代の甘酸っぱい恋のエピソードを聞いた。

アフレコスタジオに姿を見せたかまいたちは、少し緊張気味。そんな2人に音響監督から、物語の全体像の説明と「のびのびと！お2人の感じでやってください！」という言葉が送られる。

今回かまいたちが演じるのは、本屋さんでまる子とたまちゃんが出会う男子高校生の役。恋に悩む男の子（濱家）が、友人（山内）に促され、偶然出会ったまる子たちに恋の相談をする。しかし、その恋は思わぬ方向に…という物語。

さまざまな番組で活躍しているかまいたちだが、実は今回が初めてのアフレコなのだとか。そのため不安もある様子で、濱家が「これは…全部続けて録る感じですか？」「（台本に）『小声』と書いている部分は気にしなくていいですか？」と細かく確認しながら収録を進めていく。

序盤では、音響監督から「今、棒読みだったけど、山内さんは山内さんのキャラでやってほしいです！」とツッコまれる場面も。この指摘に、山内は思わず吹き出してしまっていた。

台本に書かれた「…」の部分は、当初特に声に出してリアクションをしていなかった2人。しかし、「ここも声を使ってください。本屋さんの店主に睨まれている気がしたとき、声を出すとしたらどんな感じですか？」と音響監督に聞かれ、本番でそれぞれが声を使った芝居を盛り込むことに。「うっ…」「あっ…」と絶妙に追い詰められたような2人の芝居に、スタッフからは「いい！」と称賛の声があがった。

終盤、オチの部分でポイントとなるセリフを任された濱家。「これをしっかり言わないと、あなたたちを呼んだ意味がない！」というプレッシャーを受けながらも、さまざまな表現を試し、OKテイクを出すと、濱家はホッとした表情を見せていた。

そして、ラストは放送前週に流れる予告の収録。まる子の声を担当するTARAKOが「かまいたちだ！」と言いながら合流すると、緊張しながらも、どこか子どもに戻ったかのようなパッと明るい笑顔を見せるかまいたち。「ネタ番組見ました！」などとTARAKOから声をかけられ、雑談を少しの時間楽しんでいた。

そしていよいよ、3人での収録本番。30秒ほどの予告には、かなりの言葉数が詰め込まれていたが、1発目からテンポ良くこなしていく。微調整して数回収録してOKとなった。

──『ちびまる子ちゃん』に出演すると聞いたときの心境は？

濱家：僕、ホンマに『ちびまる子ちゃん』が好きで。コミックも持っていて、映画も見ていますし、そこに出られるって言うのは、まだ嘘みたいですね。収録は終わりましたけど、まだピンと来てないです（笑）。

山内：濱家まではいかないですけど、僕も『ちびまる子ちゃん』を見て育った世代ですし、親も見ていたので、まず親が喜ぶ仕事やなと。

濱家：そうやな！

山内：いろんなテレビ番組に出ていますけど、『ちびまる子ちゃん』に出られるってなかなかないので、頑張ってきてよかったなと思います。

濱家：ホンマにお笑いやっていて良かったなと思います。

──今、収録を終えられたばかりですが、いかがでしたか？

濱家：体感ですけど、40％くらいしかできてないんやないかなと（笑）。アフレコは今回が初めてだったので、こんなに難しいんやと知りました。

山内：皆さんと一緒の収録じゃなくてよかったな。とんでもなく足引っ張っていたやろうなと思うし。

濱家：たしかに！

山内：迷惑を最小限に抑えられたのかなと思います。

濱家：TARAKOさんや皆さんはこれから収録されますが、俺たちの声の芝居を聞いたら、（レベルの低さに）ビックリするんちゃうかな…（笑）。

──今回演じられた男子高校生のキャラクタービジュアルは、お2人そっくりでしたね。実際にイラストを見た感想は？

濱家：自分をまるちゃんテイストのキャラクターに落とし込んでもらったことがホンマにうれしくて！これは、待ち受けにするだろうなと思っています（笑）。あれ、めちゃくちゃほしいです！

山内：出演の話を聞いたときは、学生の役としか聞いていなかったので、映像を見たときにびっくりしました。「俺らの顔にしてくれてるんですか！？」って。

濱家：キャラクターは僕らとまったく関係ないと思ってたもんな。

山内：僕のキャラクターには、ほくろもありましたし！

──初めてのアフレコということですが、何か役作りはされましたか？

濱家：声のボリュームとか、感情の出し方が台本を読んでいても掴めなくて…。役作りも何もなくて、ホンマに難しかったですね。

山内：噂には聞いていたんですけど、セリフのないところでも「あっ…」とかリアクションをしないといけなくて…、あんなんしたことないからな。

濱家：一応、台本を読んで準備はしていたんですけど、自分のイメージしてたんとは全然違いました（笑）。

山内：最初のカット、めちゃくちゃ気合い入れてやったら…音響監督の方から「棒読みです」って言われて（笑）。ドキッとしました。

濱家：肛門がキュッと締まりました（笑）。ホンマのこと言ったら、あと3日くらいスケジュールを押さえてもらって、録り直したい。声優さんはこんな難しいお仕事をされていたんだと実感しましたね。マジで、芸歴の中で一番難しかったかも！

──もし、次の機会があったらリベンジしたいところですね。

濱家：ホンマに機会があったら…。今回で、まるちゃんのアフレコの雰囲気はつかめたので！

──前週に流れる次回予告のアフレコでは、まるちゃん役を務めるTARAKOさんとご一緒されていましたね。何かお話されましたか？

濱家：僕らの緊張をほぐそうとしてくださったのだと思いますが、ブースに入ってきた瞬間に声をかけてくださって。なんて優しい方なんだと思いましたね。

山内：なによりも、僕らのことを知ってくださっていたので、それがうれしかったですね。

濱家：時勢的にも、パーティションを挟んで収録していたので、TARAKOさんの姿は一切見えなくて、「パーティションの向こうに、まるちゃんがおる！」という感じで、ホンマに感激しました。

──恋に悩む男子高校生のお話にちなんで、ご自身の高校生時代の恋のエピソードをお聞かせください。

濱家：体育祭のときに、クラス代表の応援団長をやっていたのですが…作った衣装の背中に、当時の彼女の名前をでっかく書いていて。それが卒業アルバムに載っているのが、いまだにめっちゃ恥ずかしい（笑）。青春していたなと思います。

山内：僕は、高校のときに初めて彼女ができたんですけど、好きすぎて自転車で彼女を迎えに行ってから学校に行き、帰りも彼女を家に送ってから帰っていました。

それだけ聞くと普通かもしれませんが、学校が僕の家と彼女の家の中間地点にあって、それぞれの家から7キロくらいの場所だったんです。大人になってから計算したら、通学に片道21キロ、往復42キロの道を毎日、自転車通学していたんだな…と。高校生だからできたことやなと思いましたね。今やったら、いくら好きでも考えられへん（笑）。

──最後に、番組を楽しみにされている視聴者へメッセージをお願いします。

濱家：「夢が叶った」という言い方はちょっとちゃうと思うんですけど、「まさか」でした。まさか自分にこんなハッピーなことが起こるとは思っていなかったので、全力でやりました。楽しんでいただけたらと思います。評価はだいぶ甘めに見てください！

山内：全力でやらせていただいたので、仕上がりがめちゃくちゃ楽しみです。必死で食らいついているなというのを見ていただきたいです！

──ちなみに、次に『ちびまる子ちゃん』に出演できるとしたら、どんな役を演じてみたいですか？

山内：無理かもしれないですけど…まるちゃん。

濱家：無理や！

山内：スピンオフでいいので…。

濱家：それ無理やねん！

──濱家さんはどんな役を演じたいですか？

濱家：…たまちゃん。…って、誰が見んねん！