ロバート『ちびまる子ちゃん』でまさかの“トゥトゥトゥ”ネタ！「今度はぜひ、僕たちのコントに」

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8月22日（日）18時から放送される『ちびまる子ちゃん』の「～まるちゃん大好き！8月のゲスト声優まつり～」第4弾ゲストに、ロバート（山本博、秋山竜次、馬場浩之）が登場する。

フジテレビュー!!は、ロバートのアフレコ収録の現場を取材。まる子が暮らす静岡県清水市にやってきた風来坊を演じた3人に、アフレコの感想や若い頃の旅の思い出を聞いた。

ロバートは3人そろってアフレコスタジオに到着。その表情に緊張の色はなく、ナチュラルそのもの。そして、スタッフ一人ひとりと丁寧にあいさつを交わしながらブースへ。目の前のモニターにはまる子のイラストが映し出されており、『ちびまる子ちゃん』の世界にやってきた実感が湧いたのか「こういう感じでやるんだ！？」を声をあげていた。

今回ロバートが演じるのは、北海道を目指しヒッチハイクで旅をする風来坊3人組。清水の地にやってきたところで、偶然まる子とたまちゃんに出会う。3人はお腹がすいたものの、お金がないため、空き地ではまじや野口さんなど町の人を巻き込みパフォーマンスをしてカンパを集めることに。その楽しさから、まる子が自宅に招き、さくら一家と食事をして…という物語。

アフレコの準備が整ったところで、音響監督から「まる子の世界へようこそ！」と声をかけられたロバートは、「ありがとうございます！」と感激している様子。物語全体の説明を受け、まずは前半部分をリハーサルすることに。

秋山が「この3人って、どれくらい若いんですかね？」などと、質問をする場面も。それぞれが役柄や背景にイメージを膨らませる中で、年齢が気になっていたのだとか。スタッフから「大学生くらいですかね。でも皆さんの（もともとの）キャラがありますから（お任せします）」と言われると、少し戸惑うような表情に。

しかし、1度セリフを読み始めると、楽しくイキイキとした3人のキャラクターにスタッフからも笑いが起こる。飲まず食わずで清水にやってきた3人が、まる子に連れられてきた公園で水にありつき、はしゃぐシーンでは、パーティションで区切られ、お互いの姿が見えない状態にもかかわらず、息ピッタリのアドリブを披露。

さらに、「トゥトゥトゥサークル」というロバートのネタがもとになっている、空き地でパフォーマンスするシーンでは、独特のリズムで町の人たちを魅了していく。秋山は自然と体を揺らし、馬場はニコニコと清水の人たちとのセッションを楽しんでいた。

今回、3人以外のキャラクターの声はすでにアフレコ済みということもあり、まる子らと“会話”することができたロバート。3人の中では特に『ちびまる子ちゃん』が大好きで毎週録画をしているという山本が、感激しながらも、その“会話”を楽しみながらアフレコする姿が印象的だった。

──『ちびまる子ちゃん』に出演することになりましたが、心境はいかがですか？

馬場：一瞬だけだと思ったらこんなに取り上げてくださって。本当に思い出になります。

山本：丸々俺たちの回だもんね。

馬場：アニメ映画の声優とか経験させていただいたことはあるんですが、「兵士A」とかしかやったことがなかったですから。

山本：村人とかね（笑）。

馬場：役だけど「裕之」として『ちびまる子ちゃん』の世界に入っているというのが、すごく…違和感。

秋山：あとは、今回の物語はネタが生かされた話だから、本当にちょっと…まさかこの自分たちのネタを（まる子ら）皆さんがやってくれるとは。

山本：まるちゃんがやってくれてるからね！

秋山：感動するよね。

山本：すごいわ、本当に。まるちゃんの家にも上がったしね！

馬場：ね！

秋山：コントをやらなそうな芸能人の方とコラボすることはあるけど、まるちゃんの家族の中に入るって、まずないもんな！

馬場：（まる子の祖父の）友蔵さんと絡めるとは。

山本：すごいことだよ。

秋山：最高でしたね。特に博はね、毎回録ってるんだもんね。

山本：そう。うちの奥さんも好きですし、本当…信じられないですよね。自分の中で、すごく思い出に残るというか、記念になる。この台本も俺は絶対大事にしますし、宝物です！

秋山：この話の題材になるコントを作った俺にも感謝したほうがいい！

馬場：本当すごいよ！

山本：トゥトゥトゥがまさかね…。

馬場：ネタ合わせのときに急に言い出した意味わからないネタが。

山本：最初、「それ何が面白いんだ」って言ってたからなぁ。

秋山：このネタはもう封印ですね。『ちびまる子ちゃん』の中に出たらもう、一つのゴールだろう。

──今お話にありましたが、山本さんは奥様も『ちびまる子ちゃん』のファンなんですよね。今回の出演に何かおっしゃっていましたか？

山本：この仕事が入るという話はしたんですけど、台本を見たらめちゃくちゃ出番があるから。逆に言わないで、放送のときに（妻の）反応を見ようかなと思ってます。

秋山・馬場：へー！

秋山：俺、先にちょっと言っちゃおうかな。

山本：ダメだよ！変なリアクションになるから！

秋山：（山本の）家知ってるんで（笑）。その辺行ったら、会うだろ？

山本：会うと思うけど、言わなくていいんだよ！（妻の）反応が楽しみです。

秋山：でも本当に、10秒、5秒でも満足できるオールスターとの共演なのに、物語の頭からケツまで出てるんだもんな。

馬場：台本見て「本当か！？」と思ったもん。はまじとも絡めたし。

秋山：ね。

山本：お父さんに「まだ食い足りねーだろ」とか言われてさ。

秋山：最高でしたね。

──まる子役のTARAKOさんをはじめ、すでに皆さんの声が入った状態でのアフレコはいかがでしたか？

馬場：ヤバかったよね。しゃべりかけてくる感じがね。

秋山：まるちゃんと会話してる感じがすごかったね。

山本：すごいね（しみじみ）。

秋山：ぜひ僕たちのコントの中にも…今度お邪魔してほしいよね。

馬場・山本：どういうこと！？

秋山：TARAKOを…。

山本：TARAKOさんかい！TARAKOさん、僕地元が近いんです。群馬県の太田市というところで。群馬のスターですよ。

──今回皆さんは風来坊を演じましたが、ご自身の旅の思い出はありますか？

馬場：旅と言ったら、僕と秋山は自転車で北九州から大分まで行ったんですよ。

秋山：そうですね。今回の話と近いようなことしてましたね。

馬場：普通のママチャリで行ったんで、友だち1人泣きましたからね、しんどくて。

──今回の物語のような出会いはありましたか？

秋山：皆さん声はかけてくれましたね。福岡から大分って隣の県なんですけど、100何十キロかあるので。それをママチャリで行く無謀な挑戦。ゴールデンウィークに。ヤンキーが心配してくれたよね。峠とかを越えるんですけど、「この道暗いから気をつけろ」「頑張れよ」って言ってくれて。

山本：いいヤンキーだな！

秋山：あれは出会いでしたね。あと、帰りもママチャリに乗るつもりだったんですけど、しんどすぎて電車で帰ることになったんです。JRの方に「自転車で来た旅の者ですけど、帰りはちょっと自転車を電車に乗っけていいですか？」と聞いたら、バラさないとダメだと言われて。友だちは即処分してたけど、俺と馬場は愛着のある自転車だったから、その場でバラして電車に乗せて帰ってな。

馬場：そうそう！

秋山：それで地元の駅について、目の前のロータリーで組み立てたんですけど…組み立て方がわからなくなって、結局、地元で自転車を捨てました（笑）。

山本：結局捨てんのかい！

馬場：全然組み上がらなかったんだよね（笑）。

──山本さんは、何か旅の思い出はありますか？

山本：僕、海なし県・群馬の出身なんですけど、みんなで原付の免許を取って海を見に行く旅はしたことがあります。夜中に家を出て、茨城県の海まで4時間くらいかけて行って。高校生のときに初めて海をしっかり見ました。

秋山：初めて海を見たときって、どんな声出るの？

山本：「（拳をあげて）海だーっ！」だよ。

秋山：そんなシンプルに言うんだ？CMでしょ、それ。

山本：「潮の匂い」って聞いたことあるけど、俺たちはどんなものなのか分からないわけよ。だから「あ、なんか…潮っぽい匂いする！」って。

秋山：嗅覚が騒ぎ出すわけだ。

山本：それが思い出ですね。感激でした。