声優アーティスト・大橋彩香「こんな世界線が存在するなんて！」影山ヒロノブと“アニソン”番組共演に感激

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9月25日（土）23時30分より、BSフジでは『アニソン・アンプラグド』が放送される。

『アニソン・アンプラグド』は、今や日本のみならず世界中で愛される音楽ジャンルとなった「アニメソング」通称“アニソン”をアコースティックアレンジで聴かせる番組。都内にある架空のアニソンバーを舞台に、オーナー・影山ヒロノブ、店長・大橋彩香の2人がゲスト・西川貴教とともにトークを繰り広げ、ゆかりのあるアニソンをアコースティックバージョンでセッションする。

フジテレビュー!!では、トーク収録と、一部の楽曲収録の模様をリポート。さらに、収録後、影山と大橋に番組の見どころなどを聞いた。

収録現場に姿を見せた影山と大橋は、すぐに立ち位置を確認し、スタッフと軽く打ち合わせを。そこに西川が登場すると、影山が大きな笑顔を見せ迎え入れた。

番組は基本的に影山が進行。収録前に「西川くん、ライブ（活動のほうは）どう？」と、西川へのトークの振りを何度も練習する姿を見たスタッフが「自然な感じで！」と声をかけると、影山は「慣れてないもんで（笑）」と言いながらくしゃりとした笑顔を見せ、現場の笑いを誘った。

トークの本番では、影山と西川の出会いの話題に。アニメソング世界最大のイベント「Animelo Summer Live（通称：アニサマ）」が出会いだったそうで、影山は「（当時は）挨拶くらいだったよね。でも、アメリカにもパリにも中国にも行ったね！」と懐かしそうに語る。西川も「そうなんですよ！またぜひ一緒に行けたらいいですね」と、再びの共演に期待を寄せていた。

その他にも、「大橋と西川の接点」「初めて好きになったアニソン」「アニソンを歌うことになったきっかけ」など、さまざまなトークを展開。途中、セッティング待ちの間も、影山が西川に「最近あいつに会ってる？」などと話しかけ、終始和気あいあいとした空気の中で収録が進んでいく。

楽曲セッション、トークとすべての収録を終えた西川を見送り、影山と大橋らは「CHA-LA HEAD-CHA-LA」の歌収録へ。カメラのセッティング中、大橋が1人で確認するように楽器を少し鳴らすと、影山が乗っかるようにギターを鳴らし、自然とセッションが始まる。

このセッションでテンションを上げた2人は、本番も現場に響き渡る力強い歌声と見事な演奏を披露。収録を見守るスタッフも音にのって体を左右に揺らしたり、一緒に口ずさんでいたり、手拍子をしたり。現場が一体となって「CHA-LA HEAD-CHA-LA」の演奏を盛り上げていた。

最高の盛り上がりを見せたが、途中、影山のギターの弦が切れてしまうハプニングが。最後まで歌い切ったあとに影山は「（弦が）切れちゃった（笑）」とニッコリ。直後に大橋が「私、歌詞間違えちゃった！」と告白すると、「それが超面白くて（笑）」と影山が大笑い。常に笑いの絶えない収録となった。

──まずは、今日の収録の感想をお聞かせください。

影山：アニソンのアンプラグドに特化したセッションって、なかなか機会がないので楽しかったですね。

大橋：最初はどうなるんだろうと思っていましたが、始まったらめちゃくちゃ楽しくて。もうリハーサルからずっと楽しくって！

影山：そうだね！

大橋：「みんなで音楽を作り上げていくって楽しいな」ということを改めて感じました。

影山：彩香ちゃんは声優さんとしてすごく有名ですけど、今回はパーカッションの演奏も担当していて。しかも、西川（貴教）くんのバックでパーカッション叩くってすごくない？

大橋：震えました（笑）。今回は私が歌って、影山さんがハモってくださるシーンもあって。こんな世界線が存在するなんて…もう、「わぁ～！」って（驚きで）頭を抱えました（笑）。

──実際にセッションをしてみて、いかがでしたか？

影山：もうね、大変でしたね。アニソンってテンポ速いし、アレンジがすごく込み入ってるんですよね。それをアンプラグドでやるというのは、結構大変で。緊張感バリバリでしたね（笑）。

大橋：大変でした…。

──どの曲も収録中のスタッフさんがノリノリだったのが印象的でしたが、「CHA-LA HEAD-CHA-LA」は特に一体感がありました。

大橋：みなさん楽しそうでしたよね！

影山：そうだね。有名になるアニソンっていうのは、当然アニメ作品の力もあるんですけど、曲自体の良さというのは裸にしたときに、より伝わると思うんです。それを考えると、アンプラグドで聴いてもらうことで、曲の良さが伝えられた気がしています。ファンの人にとってもきっと新鮮に聴こえるんじゃないでしょうか。

あとは今回、番組で披露した曲のアレンジをピアノを演奏してくれた西村奈央さんがメインで担当しているのですが、今のJ-POP界を支えている気鋭のミュージシャンですからね！

大橋：アレンジは、本当にステキなので、ぜひ聴いてほしいです！

──ゲストの西川貴教さんとのトークとセッションはいかがでしたか？

影山：いや、めっちゃ楽しかったね！

大橋：はい！私は、こうしてちゃんとご一緒させていただくのが初めてだったんですけど…。

影山：本当に気さくに、いろいろな話をしてくれたよね。

大橋：そうですね。気さくにお話してくださるし、歌声にもめちゃくちゃパワーがあって、最高でした！

影山：今回、JAM Projectの楽曲の中で一番乱暴と言われている（笑）、「THE HERO!!～怒れる拳に火をつけろ～」や彩香ちゃんの「ワガママMIRROR HEART」も一生懸命覚えてきてくれて、さすがだなと思いましたし、セッションは本当に楽しかった。

──トークで印象に残っているエピソードはありますか？

影山：今年、T.M.Revolutionが25周年ということで、出身地の滋賀県内でコンサートを25公演やるという話は前代未聞ですし、すごいなと思いました。

大橋：私は西川さんに「ご自身にとってアニソンとは？」という質問をさせていただきましたが、その回答にも注目していただきたいですね。個人的には、西川さんや影山さんという先輩方が道を作ってくださったおかげで、私が今アニソンを歌えていることを実感しましたし、そんな先輩方のお話をこんなに間近で聞くことができてうれしかったです。

影山：照れるね（笑）。

大橋：「私は本当にここにいていいのだろうか！？」と思うぐらい貴重なお話をたくさん聞かせていただけたので、めちゃくちゃ幸せでした！

──最後に、改めて番組の見どころをお願いします。

影山：僕はなるべく素に近い感じで、彩香ちゃんや西川くんとプライベートで会っているようなテンションでトークできればいいなと思いながら収録していました。その一方で、セッションでは緊迫感、ライブ感が画面から伝わるといいなと、全力でやりました！そんなところを楽しんでもらえたらうれしいです。

大橋：私は最初にこのお話をいただいたときから、めちゃくちゃ緊張していました！“あの”影山さんと共にMCとして番組に携わることになるとは。しかも、「ぜひ、カホン（※）も演奏してください」とお話をいただいて…。普段は声優アーティストとして活動していますが、こんなチャンスはめったにないことですので、「大橋、ここは頑張りどきだ！」と思って収録に臨みました。実際に今回の収録を経験して、成長できた気がしています。

※ペルー発祥の打楽器の一種。

影山：彩香ちゃんが現場にいるとリラックスした空気感が流れて、本当にありがたかったよ。

大橋：いやいや！影山さんの空気作りのおかげです！

影山：俺なんかもう…（笑）。

大橋：いや本当に、この現場は空気がよくて、影山さんの人柄や温かさを改めて知ることができてうれしかったです。

影山：おぉー！

大橋：私、もう少し力抜いていいのかなと、影山さんとご一緒して思いました（笑）。

影山：アンプラグドだしね。Take it easyな感じの番組ですので、気軽に見てください！