坂上忍の絵本原作映画にくっきー！「『バイキング』の鬼畜所業太郎とダブらせないで！」

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9月4日（土）、アニメーション映画「リクはよわくない」の完成披露イベントが行われ、坂上忍、くっきー！、森川智之、松本梨香、坂上家のワンちゃん・海老原テン（トイプードル）が登壇した。

本作は、無類の動物好きとして知られる坂上が愛犬リクとのかけがえのない日々をテーマに絵本として書下ろし、くっきー！がイラストを描いた絵本「リクはよわくない」を原作にした作品。5歳の「ぼく」が子犬の「リク」とのなにげない日常を通して、いのちの大切さを学んでいく物語だ。

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登壇者が入場しようとしたその瞬間、扉から本日のゲストでもある坂上の愛犬テンくんが会場に飛び出し、客席を駆け巡るハプニングが。スタッフが慌ててテンくんを連れ戻し、和やかな笑いが起こった状態でイベントはスタートした。

招待された親子連れで埋まった客席に向けて坂上は、「絵本を作っているときはまさか映画になるなんて思いもしませんでした。他人事ではなく自分事ですが、素直にうれしいです」と感謝を伝えた。

くっきー！は、「ハンカチでは足りないのでバスタオルのご準備を…こんにちは！」と、なぜかコメント後に元気よくあいさつをして会場の笑いを誘った。

絵本を書いた経緯を聞かれた坂上は、自身がMCを務める『バイキングMORE』（フジテレビ系）の企画で、東北の被災地を訪れたときのことを振り返る。幼稚園で絵本の読み聞かせをしたときに「子どもたちがすごくよく聞いてくれて驚いた。そこから絵本というのが頭に浮かんだ」と制作に至った思いを明かす。

そして子どもたちに向けて、「動物と暮らすということを通して、楽しいこともあるけれど、大変なこともあるんだよということを伝えられたら」と、映画に込めたメッセージを伝えた。

絵本のイラスト・キャラクターデザインを担当したくっきー！は苦労した点を聞かれると、「壁一面に（坂上家の）犬の写真を貼って、もうほぼ坂上さんの家。僕が坂上さんでした」と独特のコメントを。

坂上から、「あんなに詳細に犬の写真を送ったのに、大きさが違ったりした」と苦言を呈されると、聞いていないフリをして自分の爪を見出して「さかむけがある」とつぶやき、隣の松本に「絆創膏ないですか？」と話しかけて松本を爆笑させていた。

本作に出演する声優陣には動物好きが揃っており、ナレーション（ぼく）の声を担当した松本は、「小さい頃からずっと犬と暮らしてきました」と常に寄り添ってくれたという愛犬との思い出を語り、「犬（居ぬ）なのに“居る”っていうね」と犬にちなんだギャグを交えながら熱弁していた。

やんちゃな犬兄弟の長男ツトムの声を担当した森川も、「犬のおかげで人生が豊かになっているので、僕ももう犬です」と松本に続くように愛犬家アピールを始める。自身の会社、車に至るまで愛犬の名前を付けていると明かすと、坂上から「声優さんてヤバい人が多い？」と心配される一幕も。

イベントの最後に坂上は、「この先、何歳までこの仕事をするかはわからないけれど、動物と関わることは人生の最後までと思っている」と決意を表明。

「主人公のぼくは僕自身のことだと思っています。リクとの出会い、リクにしてあげられなかったことが今も心に残っている」と噛みしめながら、「動物と暮らすことの大変さと責任も描かれているので、そこも含めて見ていただけたら」とアピールした。

くっきー！はその坂上のコメントを真剣な表情で聞いた後に、「ぼくと坂上さんをダブらせないで！」と叫びだし、「『バイキング』の鬼畜所業太郎とはダブらさないで！」と観客に向けて注意喚起（？）をして爆笑をさらっていた。

映画「リクはよわくない」は、2021年10月全国ロードショー。

© 坂上忍/くっきー！/インプレス/MMDGP/リクはよわくない製作委員会
配給：東京テアトル／チャンスイン

最新情報は、映画「リクはよわくない」公式サイトまで。