戸松遥約10年間演じ続けたキャラに感謝「お前がいないと生きていけない」

めざましmedia編集部

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9月15日（水）、「劇場版ソードアート・オンラインープログレッシブー星なき夜のアリア」完成披露IMAX上映会が行われ、声優を務めた戸松遥、松岡禎丞が登壇した。

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この作品は、第15回電撃小説大賞で大賞を受賞した川原礫による小説「ソードアート・オンライン」シリーズが原作。次世代VRMMORPG（仮想現実で行う大規模多人数同時参加型オンラインRPG）を舞台に繰り広げられる主人公・キリト（松岡）の活躍を描いた物語を、原作者の川原がアスナ（戸松）目線で描く新たな「アインクラッド」編となる。

本作が完成した感想を、戸松は「『ソードアート・オンライン』とは（テレビアニメシリーズから含めて）約10年くらいのお付き合いになります。1つの役にこれだけ長い年月を演じ続けられるというのは、本当に奇跡のようなことなので、『この作品がたくさんの方に愛されているんだな』と実感できました。また、劇場版としては2作品目で、時系列的には『アインクラッド』編のアスナをもう一度演じられてうれしいです」と笑顔で語った。

松岡は「また改めて1からできるということで、かなり気合を入れて演技をさせていただきました。アニメーションも、今の技術で約10年前のものを作り直すと、『こうなるのか！』という感動の嵐です。言うことないです」とニヤリ。

すでに本作を見たという戸松は「この作品の原作はあるんですが、ミトというキャラクターが劇場版で描かれていて、完全にオリジナルの話になっています。誰も見たことがない話が繰り広げられているのかなと思います。でも、テレビアニメで見たことのある『あのシーンや、セリフや、キャラクターが…！』という風に、物語がちょっとつながっていて感動できるシーンもあります」と明かした。

松岡は「『あのときキリトの裏でアスナが何をやっていたのか？』というのがわかる。今回はアスナが主役なので、あのとき知りたかったことが凝縮されています。あなたの知らない『ソードアート・オンライン』がそこにある！」と呼びかけた。

来年10周年を迎える本シリーズについて、戸松は「テレビシリーズが全97話あり、劇場版も2作目で、この10年間の間にいろいろな『ソードアート・オンライン』シリーズに関わらせていただきました。テレビアニメが放送されていない期間も、いろんなコンテンツでアスナを演じ続けている10年間でした」と振り返った。

続けて、「アニメが放送していない期間は演じていなくて、2期が始まったら久しぶりに演じますということはあるんですが、この作品は途切れたことがなかったです。ずーっとアスナを演じ続けられている、この約10年間はすごく幸せなことだと、声優人生の中でも、たくさんあることではないので、幸せに過ごさせていただいています」と感謝。

また、「本当におこがましいんですけど、アスナがいる日常が私の日常みたいな。『彼女のいない生活は考えられない！』みたいな。『お前がいないと生きていけない』という感覚があるくらい、アスナの存在がいつもあります」と心境を語った。

松岡は「深夜帯のアニメでこれだけ長く続いてくれたので、僕の声優人生の半分以上が『ソードアート・オンライン』で過ごしています。なので、キリトという存在が、肉親に近いと言ったら言い過ぎかもしれませんが、1ヵ月～2ヵ月くらい演じなくても大丈夫です。『どうやっていたかな？』と考えたこともない。『じゃあいくか！』といけます」と明かした。