声優・畠中祐「宇宙戦艦ヤマト」最新作に出演!“ヤマト初心者”だからこそ、新人クルーと同じ気持ちに
アニメ映画「宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち前章 -TAKE OFF-」10月8日(金)より劇場上映
上映中のアニメ「宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち前章 -TAKE OFF-」。1979年に高視聴率を記録したテレビスペシャル『宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち』以後の要素を結集させて、全二章で描く新作だ。
本作で、新人クルー・土門竜介を演じるのは、声優・畠中祐。『遊☆戯☆王ZEXAL』(テレビ東京)の九十九遊馬役や、『うしおととら』(TOKYO MXほか)の蒼月潮役、『甲鉄城のカバネリ』(フジテレビ)の生駒役など、人気作品のキャラクターを多く演じるほか、2017年にはソロアーティストとして歌手デビューするなど、幅広く活躍している。
そんな畠中に、根強い人気を誇る「宇宙戦艦ヤマト」シリーズ出演への意気込みや、自身が演じる土門役への思いを聞いた。また、フジテレビュー!!では、畠中が最近新たに始めたことや趣味についてなど、プライベートにも迫った。
プレッシャー感じるも「原作はあえて見なかった」
――土門役が決まったときの気持ちはいかがでしたか?
すごくうれしかったですね。ただ、「宇宙戦艦ヤマト」シリーズは歴史ある作品で、僕が演じる土門は原作にも登場していたキャラクターなので、どのように“土門像”を作り上げようか、プレッシャーも感じました。
――出演するにあたり、過去の作品は見ましたか?
僕自身“ヤマト世代”ではないので、実はこれまでの作品はきちんと見たことがなくて。今回、出演のお話をいただいてから、ヤマトの世界に触れました。
ただ、2012年以降の新シリーズはチェックしましたが、原作はあえて見ないようにしました。
今作の土門は、これまでの土門とはキャラクターがまったく違うと感じたので、原作をなぞるように演じるのは、ちょっと違うなと思って。
――新シリーズを見て、どんな感想を持ちましたか?
ヤマトファンの皆さんからすると、僕は“ヤマト初心者”だと思いますが、そんな僕が見ても「これは、見ておかなければいけない作品だ」と、胸を打たれました。
人生において重要な選択を迫られたときに、「どちらを選ぶか」とか「誰をどう愛するか」といった、なかなか答えが出ない問題に真正面からぶつかっている作品だと思います。ヤマトの根幹であり、時代に左右されない普遍的なこのテーマに、熱い思いを抱きました。
――今回畠中さんが演じた土門は、不器用ながらも成績優秀で、まっすぐに生きる若者です。畠中さんが思う土門の魅力、そして自身との共通点を教えてください。
彼の魅力は、何より“揺れている”ところだと思います。土門は重い過去を背負っており、ヤマトに対して複雑な感情を抱きながらも、戦術員としてヤマトに乗り込みます。
そんな土門と僕は「心が揺れる理由を探している」ところが、共通するかもしれません。僕も台本を手に、その答えをずっと探りながら演じていました。そういう不明瞭、不安定な中でも、もがきながら何かを見つけようとする土門のガッツに、すごく共感しました。
なので、演じるときも土門の持つ“揺れ感”を大切に、あまり作り込みすぎないように心がけました。
――劇中では、土門が先輩・古代進(ヤマト艦長)に抱く複雑な感情が鍵になっています。畠中さんにとって“古代進”のような、大きな存在の先輩はいますか?
やっぱり、子どもの頃から憧れていたウルトラマンかな…いやいや(笑)、父(俳優・畠中洋)をはじめとした、先輩俳優の皆さんかもしれません。
古代は“絶対的なヒーロー”ではなく、人間らしい弱さもある身近な存在だと思います。
同じように、どんなに完璧に見える先輩でも、一緒に飲みに行くと「俺だって苦しいよ」と弱音をこぼすこともあって。そのたびに「あぁ、先輩も人間なんだな」と思っていました。古代を見ていると、そんな先輩方の姿が重なります。
――これから作品を見る皆さんに、メッセージをお願いします。
僕は、ヤマト初心者だからこそ、新人クルーと同じ視点でヤマトに乗れたような気持ちになりました。だから、まったくヤマトを知らない方にとって、この作品はヤマトの世界に入って楽しめるチャンスだと思います。
ヤマトの世界を体感すると、なかなか味わえないほど胸が熱くなると思います。そこからさらに過去作品を見返すと、作品世界により深みが感じられると思うので、おすすめです。
僕は、ヤマトが持つエネルギーがすごく好きなので、ぜひみなさんにも感じてもらえたらと願っています。新人クルーと一緒に、ヤマトに乗りましょう!
古い建物めぐりにハマり中!「目に焼きつけておきたい」
フジテレビュー!!では、畠中が最近新たに始めたことや趣味のことなど、プライベートについてもインタビュー!
――サブタイトル「新なる旅立ち」にちなみ、畠中さんが最近新たに始めたことを教えてください。
キックボードです。車で現場をはしごすると、駐車料金がすごくかかることに気づいて。駅から離れた現場もあるので、電車も少し不便だなと思い、今年の初夏くらいにキックボードを買いました。
折りたたみ式のコンパクトなタイプで、電車にも持ち込めます。移動手段としてだけでなく、空いた時間にキックボードでちょっと散歩もしています。古い建物がすごく好きなので見に行くなど、趣味にも役立てていますよ。
――古い建物で、お気に入りの場所はありますか?
「中銀カプセルタワービル」(※)です。2022年3月以降に解体される予定だそうで、非常に悲しいです。
あとは、新橋から有楽町あたりも、古い建物がたくさんあって楽しいですね。新橋駅前の「ニュー新橋ビル」は、よく見てみると面白いデザイン。原宿駅前のヴィンテージマンション「コープオリンピア」(東京都渋谷区神宮前)も好きです。
(※)1972年、東京都中央区銀座に建てられた、世界で初めて実用化されたカプセル型の集合住宅。建築家・黒川紀章氏の代表作。
――では、1932年に建てられた有名な「奥野ビル」(東京都中央区銀座)も好きですか?
おぉ!すごく古いですよね。日本初の、手動式エレベーターがある民間住居で、1930年代の日本ってどんな感じだったのかな…と想像が掻き立てられます。壁を見ると、歴史が染み込んだような色をしていて、味がありますよね。古い建物の中でも、存在感が違うと思います。
――古い建物の、どんなところが好きですか?
建物に染みている、雑多なごちゃっとした感じが好きで、見ていて楽しいです。東京には趣のある建物がたくさんありますが、1964年の東京オリンピック前後に建てられたものが多く、次々と老朽化が進んでいます。ですから、解体されないうちに目に焼きつけておきたくて、キックボードでいろいろ回って見ているところです。
――今後訪れてみたい建物・場所を教えてください。
「万博記念公園」の「太陽の塔」に行って、塔の裏側に描かれている顔を見てみたいです。小学生のときに訪れたきりなので。
昭和時代の建物を調べていると、建築家の丹下健三さんが出てきて、丹下さんの友人として岡本太郎さんが出てくる。そして岡本太郎さんを調べるうちに「太陽の塔」の歴史や、岡本さんの作品に触れる。大阪万博は、丹下さんと岡本さんの“総合芸術”みたいなものだと思うんです。建築だけでなく芸術にも興味が出てきた今、改めて「太陽の塔」を見たいですね。
ひとつ物事を調べると、そこに関わった人たちからつながって、どんどん新しい世界を知ることができるので、面白いです。
最新情報は、「宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち」公式サイトまで。
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