フジテレビ・フィギュア班が取材動画を毎日配信!Vol.17
新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を受け、カナダ・モントリオールで開催予定の「世界フィギュアスケート選手権2020」が中止に。シーズンのクライマックスの舞台は失われ、様々な活動も停止する状況になってしまったが、来季までの想いを繋ぐべく、フジテレビ・フィギュア班が取材した動画が3月23日から毎日配信されている。
シーズン中に放送しきれなかったインタビューや取材動画、特別動画が続々と登場するので、フジテレビュー!!でもその内容を紹介していく。
「いい点数をいただけたのは、今まで頑張ってきたご褒美」
【2019-20シーズンの戦い】横井ゆは菜インタビュー
2019-20シーズンにシニアデビューを果たし、1年目から11月のGPシリーズ2戦に出場した横井ゆは菜選手。
ロシア大会で6位、NHK杯では4位と健闘した横井選手が、2019-20シーズンを振り返りカメラの前で語ってくれた。
―― シーズンを振り返って、いかがですか。
ロシア大会では6位でギリギリ上位、NHK杯では4位と、私の中では上出来の順位となりました。良い評価をいただけたからこそ、もっと上を目指してもいいんじゃないかな、と思えるシーズンでした。
―― 特にフリーは安定していましたね。
もちろんトップから見たら低いですけど、私にとっては120点台をコンスタントに出せたことが、「評価していただけているな」と思える部分でした。ミスがあっても点数をもらえることが、特にフリーには多かったので、そこが本当に嬉しかったです。
2019年12月の「全日本フィギュアスケート選手権」では、ショートプログラム9位だったがフリースケーティング4位で挽回、総合5位に。シーズン後半の海外派遣を掴み取った。
そして、2020年2月にオランダで行われた「チャレンジカップ2020」では、すべて自己ベストを更新して2位に輝いた。
―― チャレンジカップは好成績でしたね。
フリーは一つ回転不足があったのですが、それよりも自分が“出し切った”と思える演技がショート、フリー揃えてできたこと、それがすごく嬉しかったです。
ショートでは、コンビネーションの種類をいろいろ変えたからこそ、やっとノーミスできた、という気持ちがあるんですけど、フリーは今まで練習してきたことをそのまま試合で出せたので、それはよかったかなと思います。
ちゃんと自分も成長できているんだ、という確信、自信、そういうものが試合を重ねるごとについてきたので、そこは自分に“甘々”ですけど、褒めてもいいんじゃないかなと思います。
―― それどころか214点という高得点ですよ。
正直、ちょっと点数が出やすいっていうのはあったと思って…。(自分が)この点数を出せる選手だとは思えない部分もあるので、もし次も同じような点数が出たら、そこでやっと「自分は200点をしっかり超せる選手なんだ」とはっきりと信じられると思います。
でも、素直にこの点数をいただけたのは嬉しいので、今まで練習を頑張ってきたご褒美だという風にとらえています。
インタビュー終盤では、「 野辺山合宿(全国有望新人発掘合宿)にも出られなかった私がここまで来られた。もしかしたら、この先も成長できるかもしれない、そういう可能性が少し見えたきた」と前向きに語り、日本のトップ選手たちについても「少しでも私がライバルになれたらいいな」と明かしている。
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