絆を深めた蛍（菜々緒）と悟郎（鈴木伸之）に忍び寄る伊賀！＜『忍者に結婚は難しい』第7話完全版＞

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互いの正体を知った草刈蛍（菜々緖）と夫・悟郎（鈴木伸之）は、自宅で激しい戦闘に突入する。

だが、その間にも幸せだったときを思い出してしまう2人。闘いの最中、悟郎は「好きだ」と言って蛍を抱きしめた。蛍も、そんな悟郎にキスをして応えて──。

＜ドラマ『忍者に結婚は難しい』これまでのあらすじ完全版＞

闘うことを止めた蛍と悟郎は、改めてここ最近の間に起きた出来事を整理する。

蛍が甲賀忍者に殺害されたとされている、与党民自党の国会議員・赤巻章介（信太昌之）の家をドローンで偵察したこと、それが原因で悟郎は蛍と約束したレストランに行けなくなったこと、蛍が赤巻邸に忍び込んだときにはすでに赤巻議員は死んでいたこと、イベント会場の爆弾は甲賀を捕らえるための罠（わな）だったはずが、伊賀上層部の命令でなぜか本物の爆弾に変えられていたことを。

ようやく事情が分かってきた悟郎は、これからも結婚生活を続けたいと蛍に申し出る。だが蛍は、疲れもあって眠ってしまっていた。

その頃、風富小夜（吉谷彩子）は、赤巻議員を殺した甲賀の賊は蛍ではないかと疑っていた。小夜は、伊賀忍者の総帥でもある祖父・城水（市村正親）にそのことを打ち明けようとするが、確信が持てないこともあって言えずにいた。

あくる朝、悟郎は「一緒に赤巻議員を殺害した犯人を捜そう」と蛍に提案。伊賀と甲賀の結婚という大問題にどう対処すべきかを考える前に、まず蛍の無実を証明したいというのだ。

そんな折、蛍の妹・月乃雀（山本舞香）が「しのびぃ」の名前でやっているSNSに、「身勝手な者には天罰が下る」という不気味なメッセージが届く。

「shuriken」を名乗るその人物は、雀の行動を逐一監視しているようだった。

ランチタイムに公園でお茶をしていた蛍のもとへ、諜報員の山田（船越英一郎）が接触してくる。蛍は山田に、赤巻議員殺害事件の調査協力を依頼。去り際、山田は「敵はいつも見ていますよ」と蛍に忠告した。

蛍がベンチから立ち上がると、そこに小夜の姿が。小夜に誘われてカフェに入った蛍は、彼女から甲賀の女だと疑われていることを察した。

自分からも何か仕掛けようと考えた蛍は、以前小夜が言っていた「私は知っています。悟郎くんの本当の姿」という言葉の意味を尋ねる。すると小夜は、悟郎のことが好きだったから幼なじみとしてのマウントだ、と返した。

続けて「悟郎さんと離婚しないのか」と蛍に尋ねる小夜。蛍は、「結婚生活は上手くいかなかったけど、最近は手の届く距離で、並んで生きていく関係を続けていけたらと思っている」と答えた。

それに対して小夜は、もし蛍が悟郎と並んで生きていけなくなったら、その時は自分が悟郎の隣に行ってもいいか、と言い出し…。

小夜と別れた後、蛍のスマートフォンに姉の楓（ともさかりえ）から連絡が。しのびぃのSNSを見て心配になったという。楓は、イベント会場で爆弾を阻止したのがしのびぃで、その正体が雀であると伊賀にバレたのではないかと蛍に告げた。

蛍の脳裏に、山田の言葉が甦る。

不安になって父・竜兵（古田新太）のアパートにやってきた雀に声をかけた蛍は、草刈家に来るよう誘った。

蛍と悟郎は、まだお互いの素性は知らないことにすると打ち合わせて雀を迎え入れると、3人でカニ料理に舌鼓を打つ。

酒に酔った悟郎が眠ってしまった後、雀は、伊賀に見つかったのかもしれない、と不安を口に。そんな雀に、蛍は「私が守るから」と告げて安心させた。

実は目を覚ましていた悟郎は、蛍たちの話を聞いていて…。

伊賀の本部では、イベント会場で爆弾の爆発を阻止したウェイターの正体を探っていた。会場の映像を洗い直した小夜は、そのウェイターが実は女性だったことを突き止める。

あくる朝、蛍は、家から出ないよう雀に釘をさすと、悟郎とともに仕事へ向かった。

その途中、悟郎は、雀をつけ狙うストーカーは伊賀ではないと思う、と蛍に告げる。蛍は、雀がしのびぃであること、あのとき蛍を助けるために初めて任務の手伝いをしてくれたことを悟郎に打ち明けた。

「本部の知り合いに探りを入れてみる」と約束する悟郎。それが小夜であることを察した蛍は、昨日、彼女と会ったことを悟郎に話した。

蛍は、小夜から初恋の人の妻として敵対視されていたが、今は甲賀の女かもしれないと疑われていると伝え…。

夕方、しのびぃを推している郵便局のインターン・宇良豹馬（藤原大祐）から、「しのびぃに付きまとっている男の情報を得た」と聞かされた悟郎。宇良はDMでコンタクトを取り、同じ思いを抱く仲間だと信じさせたのだという。

ストーカー男は、しのびぃと同じ大学に通っていた。声からしのびぃだと気づき、しのびぃが自分以外の男と話していることに嫉妬したことが原因らしい。

しかもその男は、しのびぃのカバンにこっそりGPS装置を忍ばせていた。悟郎はすぐに蛍と連絡を取ると、家へと急ぐ。

雀に電話した悟郎は、彼女がコンビニまで買い物に行っていることを知る。

次の瞬間、雀の前にストーカー男が現れた。逃げ出した雀を捕まえると、ナイフを突きつけるストーカー男。そのとき、男のナイフを狙って棒手裏剣を投げたのは蛍だった。

あっと言う間に男を制圧し、雀を救う蛍。遅れて駆けつけた悟郎もホッと胸をなでおろした。蛍は、万が一に備えて、雀のスマホにGPSアプリを入れていたのだ。

ストーカー男は警察に逮捕された。蛍は、事情聴取を受ける雀に付き添うことに。しかし、小夜はそんな蛍たちの姿を遠くから見つめていた。

事情聴取を終えた雀は、忍者居酒屋「NINNIN」でアルバイトをしている宇良を訪ね、礼を言う。

別れ際、しのびぃの決めポーズを見せ、正体を明かす雀。宇良は、あ然となり…。

一方、小夜は、音無祐樹（勝地涼）を呼び出し、蛍が甲賀の女であることを伝える。「悟郎はどうなるのか？」と尋ねられた小夜は、「伊賀の掟を破った者には、制裁あるのみ」と返した。

帰宅した蛍は、悟郎とともに食事をとる。蛍が帰ってくるのを待つ間に悟郎が準備したものだった。

そのとき、蛍のスマホに非通知の着信が。電話に出ると聞こえてきたのはベートーベンの「運命」。それは、「危険だ。逃げろ」という甲賀の合図で…。

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