広末涼子「オレなんて生まれてこなければよかった」と長男に言われショック！

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広末涼子さんが思春期の子育ての悩みを語りました。

女性が気になる話題について、スタジオで生討論を繰り広げるフジテレビ『ノンストップ！』の金曜恒例コーナー「ノンストップ！サミット」。

4月14日（金）の放送では、「思春期の子供との向き合い方」というテーマで、MCの設楽統さんと斉藤舞子フジテレビアナウンサー、千秋さん、カンニング竹山さん、藤本美貴さん、「婦人公論」元編集長の三木哲男さんがトークしました。

まず紹介されたのは、広末涼子さんと品川女子学院理事長の漆紫穂子先生が対談を行った、雑誌「STORY」（光文社）によるイベントの模様です。

イベントでは「子供の進路、夢と未来の育て方」というテーマで、広末さんが思春期の子供とのエピソードを語りました。

広末さんの高校時代の恩師でもある漆先生によると、春は特に進学やクラス替えなどで人間関係が変化するので、子供の悩みに注意が必要な季節。また、子供の変化に対応できずに悩む親も多いといいます。

小6の息子を持つ藤本さんは、「朝、子供の『おはよう』だけで調子がいいか悪いかわかる。調子の悪さにどこまで向き合うべきなのか、悩む」と日々の悩みを告白。

「自分の反抗期がすごかった」と自覚する千秋さんは、「自分は放っておいてほしかったから、娘のことも基本無視しているけれど、何日かすれば元に戻る。ケンカするとキツイ言葉を言われたりもするけれど、思春期はないほうが怖い」と実感を語りました。

漆先生は「話に耳を傾ける＝傾聴する」ことが大切だとアドバイス。

根掘り葉掘り話を聞くのではなく、子供の話を聞くときは「遮（さえぎ）らない」「うなずく」「アドバイスしない」が基本だそうで、相槌を打つときは「大変なんだ」と言われたら「大変なのね」と答えるなど、相手が使った言葉を使うと効果的だといいます。

「些細なことをきちんと聞いてあげるだけで子供は安心するし、そうすれば大事なことも話せるようになる」という漆先生の言葉に、藤本さんは「私は入り込みすぎているのかも。『どういうこと？』と聞きすぎると、『もういいよ！』と言われてしまう」と反省の表情に。

千秋さんも「話をしているうちに、『それを言いたかったんじゃない！』と言われたりする」と苦笑しましたが、竹山さんは「そうやって話を聞いてくれるだけでもいいんじゃない？」と、ママたちにエールを送りました。

雑誌「STORY」には、思春期の子供が身だしなみを気にしすぎているという、母たちの悩みが寄せられているそうです。

千秋さんが「娘は低学年のときからネイルに興味を持って、リップやメイクに発展。中高生時代は友だちがやっているからと、お店で脱毛したいと言われたこともある」と体験を語ると、竹山さんは「最近は、男子も脱毛問題が加熱している」と付け加えました。

三木さんが「他者の目線を気にするのは、おかしなことではない」と語る通り、漆先生によると「外見を気にするのは、成長の大事な通過点」なのだそうです。

洋服選びなどを通して自分の力で「決定」する力を養うのは大切なことなので、何か気になることがあったときは一般論として「〜すべき」と言うのではなく、「私はおかしいと思うな」など「私」を主語にした「アイメッセージ」で声をかけるといいと、漆先生は語りました。

番組では、広末さんにも子育ての悩みをインタビュー。

広末さんは、長男から「オレって何が向いていると思う？」と言われて、驚いたそうです。

「自分は早くから女優になるという夢を持って、14、5歳でチャンスをつかんで、長男の年齢には夢を叶えていたから、18歳の息子からそんな言葉を聞くとは思わなかった。親だからといって答えられるものなのか、わからなくて」という広末さんの悩みに、竹山さんは「何が好きなのか、話を聞いてあげればいい」とアドバイス。

三木さんは「親がなぜ今の職業に就いたのか、話をしてあげたらいいのでは？」と提案しましたが、藤本さんは「今の子は『好きなことや夢を見つけなきゃ』という雰囲気が強くて、かわいそう。もちろん、好きなことは見つけてほしいけど…」と複雑な思いを語りました。

漆先生の学校では、28歳の自分について考えるきっかけを作るプログラムを実施中。

文化祭の模擬店の計画から仕入れ、販売を担当するなどの実践を通して、仕事とはどういうものなのかという「気づき」の機会を提供しているそうです。

「同じものを見ても、アンテナが立つと見え方が変わる」と語る漆先生。

まずは親が「夢がないといけない」と思わずに、自分の仕事や仕事にまつわる悩みについて子供と話すなど、いろいろな気づきの場を提供してあげてほしいと訴えました。

千秋さんが「自分も夢に向かって突き進んできたから、娘に夢がないと言われると焦る」と悩みを打ち明けると、三木さんは「芸能人やアスリートになれるのは、ごく一部。仕事をする中でいろいろ体験して『天職』に出合う人もいるのでは？」と長い目で見守ることの大切さを語りました。

広末さんは、当時小6の長男から「オレなんて生まれてこなければよかった」と言われた経験についても語りました。

「母親としてできれば正しくありたいと思って、いつも明るく笑顔でいる」ことを心がけていたという広末さんですが、そのときは長男と一緒に2人旅に出て「（自分の弱みや悩みなど）いつもは見せていなかった側面」を見せ、「そのおかげで今がある」と率直に話をしたといいます。

広末さんは「無条件に愛されているだけで、安心できるし壁を乗り越えられる」と信じ、長男に「あなたがいなければ、今、私はいない」「どう生きようと応援している」と伝えたそう。

千秋さんは「広末さんにもそういうことがあったんだ」と感慨深げに語り、番組公式SNSにも「広末さん、ちゃんと子供と向き合っていたんですね」「腹を割って話すこと、大事！」などのメッセージが届きました。

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