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今は“パワハラ認定”も「『頑張って!』がストレスなら何をどう言えば…」相手を否定しない言葉選び

7月28日(金)放送『ノンストップ!』

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相手を否定しない言葉の選び方について、考えました。

女性が気になる話題について、スタジオで生討論を繰り広げるフジテレビ『ノンストップ!』の金曜恒例コーナー「ノンストップ!サミット」。

7月28日(金)の放送は、「否定しない会話のコツ」というテーマで、書籍「否定しない習慣」の著書の林健太郎さんとMCの設楽統さんと三上真奈フジテレビアナウンサー、千秋さん、カンニング竹山さん、虻川美穂子さん、「婦人公論」元編集長の三木哲男さんが話し合いました。

10年前には「普通」だった言葉も「パワハラ認定」…どうすればいい?

まず紹介されたのは、良かれと思って言った言葉を否定的に受け止められて戸惑ったというエピソードです。

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千秋さんは「『ノンストップ!』では、否定から入るのが仕事だし、それを続けていたら普段もクセになってしまった。特に娘からよく指摘される」と苦笑。

三木さんは「10年前に上司が当たり前に使っていた言葉も、今はパワハラだと訴えられてしまう。また、同じことを言われて『頑張ろう』と思っていた人も、承認欲求が強くなっていて『否定された』と凹んでしまう」と、会社での言葉遣いがどんどん難しくなっている現状を訴えました。

竹山さんは「良かれと思って言ったことを『パワハラ』と言われてしまったら、何も言えなくなる。何も言わないほうがいい」と主張しましたが、「何も言わない」のも「否定」と捉えられることがあるのだとか。

林さんは「相手の話をしっかり聞いて『この人と話すと安心できる』と感じてもらえば、もっと話してくれるようになるし、それによって関係性がまろやかになる」と、どの言葉を使うか考える以前に相手との関係性を構築することが大切だと主張。

三上アナが「『FNS27時間テレビ』の100キロマラソンで、ランナーに『頑張れ!』と言いたかったけれど、『頑張れ』は違うのかなと迷った。そういうときはどう言ったらいいのか?」と質問すると、林さんは「『見てるよ!』くらいがいいのかな?」と教えてくれました。

後輩へのアドバイスを「否定」と受け止められた…気をつけるべき「言葉」は?

「急な会議室の変更をメールで送ってきた後輩に、『普通は電話で連絡するべき』と言ったら、叱られたと思って落ち込んでしまった」というお悩みも登場しました。

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視聴者の意見を募る「せきらら投票」で、「アドバイスを否定だと思われたことはある?」と問いかけると、
「ある=74%」
「ない=26%」
という結果になり、千秋さんは「これを否定だと思って落ち込まれたら、どう伝えればいいの?」と困惑の表情を浮かべました。

虻川さんは、「『真面目だよね』と言われても『頭が固くて応用が利かない』と言われているような気がしてしまう」といい「『普通は』という言葉がいけないのかも。『普通は』とか『みんなは』と言われると、自分だけがダメなのかと落ち込む」と、受け取る側の思いを代弁しました。

三木さんが「アドバイスする側は『足りないところを直したい』という気持ちなのだが、受け止める側は『コンプレックスを指摘された』と思いがち」と、会社での経験をもとに語ると、竹山さんは「僕らの世代は、上の世代から言われたことをそのまま下に伝えられない。損している」とぼやき節でした。

「普通」はNG!?否定されたと思われがちなキーワードは?

林さんが考える、否定されたと受け取られやすい言葉は以下のようなものだそうです。

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林さんは「『普通』という言葉が危険。自分の『普通』とみんなの『普通』は違うものだから」と、アドバイスするときに意識したいことを教えてくれました。

アンケート調査に寄せられた、相手を否定しないための工夫が紹介されると、千秋さんは「全部言ってしまう」と共感。しかし、林さんによるとすべてのケースがあまりおすすめできないのだそうです。

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林さんが「余計なことを言わないのが『否定しない』の第一歩」と語ると、千秋さんは「罠にはめられた!褒められると思ったのに!」とショックを受けた様子で「気を遣うのが大変すぎて、何も言わなくていいかってなりそう」と苦笑いしました。

竹山さんは「『私もやりがちだけど〜』とつけ加えたところで、それは全部『自分の意見』であって、受け取った人の心は動かない。まずは話を聞いてあげることが大事」と語りましたが、番組公式SNSには「言葉のチョイスが難しい」「言い方だよね、結局」「正直に話すのはダメなのか?」などの声が多く届きました。

「給料を上げてほしい」と訴える千秋に事務所の回答は?

「頑張っている部下が『給料を上げてほしい』と言ってきたのだが、会社の方針で昇給できないときはどう伝えたらいい?」というお悩みでは、虻川さんが「私には相談しないで〜と言いたくなっちゃう」と、あまりの対応の難しさに悲鳴をあげました。

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三木さんも「会社のルールだからと言っても、そのルールは何だと質問されたりして、それはそれで厄介」と頭を抱えましたが、林さんは「まずは頑張りを承認してあげることが大事」と助言。

「相手の言葉を復唱するのもいいし、もっと詳しく聞かせて、と促すのも効果的。頑張りを認めてあげてから、『今は昇給できない』と話せば納得してもらえる」という林さんに、千秋さんは「昔、給料を上げてほしいと事務所に言ったら『お前、引退したいのか!』と言われた」とブラックな!?経験談でスタジオを笑わせました。

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宿題に手をつけない子供には「宿題をどうしようと思っている?」と質問!

「宿題にまったく手をつけない子供には、どう声をかけたらいい?」という、夏休みの定番のお悩みも紹介されました。

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虻川さんは「今は夏休みの序盤だから『早く終わったら楽だよね?』とやさしい声がけをしているけれど、後半になったらそれはもう…」とため息をつき、千秋さんは「厳しく言ったらケンカになるから、アメ作戦。7月中に宿題を終わらせたら、これをやってもいいよ、とか」と、経験をもとに例を挙げました。

林さんは「自分が子供のときを思い返しても、『やりなさい』と言われれば言われるほどやりたくなくなるもの」と、大人がクールダウンすることの大切さを説きつつ、「『どうしようと思っている?』と聞くところから始めてみては?」と提案。

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林さんが「まずは『言われたからやる』という状態から脱却させたいし、自発的に『やりたい』と思ってほしい。たぶん、子供は『やりたくない』と答えると思うが、そこで会話を終わらせずに『ほかには?』『私に手伝えることはある?』と聞く」と、話の展開方法を伝授すると、虻川さんは「途中でイライラしそうだけど、親も成長することが大事なんですね」と反省の表情を浮かべました。

子供と話をするときにNGな態度が紹介されると、三木さんは「夫婦間でも、この態度は離婚への第一歩」と注意を促しました。

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悪いことを悪いと伝えるために、気をつけるべきことは?

相手を否定しない話し方は大切ですが、一方で「悪いことは悪いと伝えることも大事。例えば、赤信号を渡ろうとしている子供に『渡っちゃダメ!』と伝えることは必要」と林さん。

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「急を要するときに厳しい言い方をしてしまって、その場の空気がギスギスした場合にも、あとできちんと対話すればいい。特に職場では部下から『チョロい上司』と思われるのは良くないことなので、伝えるべきことはしっかり伝えた上で、関係性をリカバーするためのコミュニケーションを大切にしてほしい」と、林さんは語りました。

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