薮宏太「本当に頭が上がりません！」座長・大竹しのぶからのアドバイスに感謝

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9月1日、舞台「ふるあめりかに袖はぬらさじ」の取材会が新橋演舞場にて行われ、大竹しのぶさん、薮宏太さん（Hey! Say! JUMP）、美村里江さん、山口馬木也さん、前川泰之さん、徳井優さん、風間杜夫さんが出席しました。

本作は、有吉佐和子さんが1972年に発表した戯曲。劇中では、尊王攘夷派と開国派がしのぎを削る幕末に、神奈川・横浜の遊郭を舞台にした物語が展開されます。

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本作の座長を務める大竹さんは「初めて挑むこの名作。お稽古をやればやるほど、この作品に巡り合えたことの喜びを感じています」と挨拶。

「日本人の心にグッとくるお芝居ですし、お客さんに『こんなに面白いんだ』と思ってもらえるように、精一杯頑張りたいと思います」と意気込みました。

そんな大竹さんについて、本作が初共演となった徳井さんは「稽古の最初の頃は、かなり恐々とやっていたんですけど、おかげさまで、かなり楽しくやれるようになりました」とコメント。

続く山口さんも、3度目の共演ながら「（大竹さんは）非常に優しいんですけど、やはり怖いです。同じ板の上に立つのが恐れ多いというか…」と話しました。

それに乗っかるように、風間さんも「私も大竹しのぶさんとは、若い頃から共演していますが、いまだに怖いです」とニヤリ。

取材陣から、“怖い”という話を受けて、稽古場の雰囲気について質問されると、薮さんは「毎日ドキドキしながらやるような怖さがありました」と答えました。

「時代劇での本格的な舞台というのは、僕自身初めてですし、毎日何かを吸収していかなければいけないという怖さがあった」と説明すると、「皆さん、しのぶさんのことを怖いといいますけど、僕は全く怖くないです」とアピール。

これに、大竹さんは「いいぞ！」と照れ笑いしました。

薮さんは、稽古中に大竹さんから「セリフのイントネーションや強さなど、劇場も広いので、目線を変えるだけで伝わり方も変わってくる」といったアドバイスをもらったそう。

しかも、「無理強いするわけではなく、そういったやり方もある、と言っていただいて『薮くんの中で消化してやってみたらいいんじゃない』と教えてくださるので、本当に頭が上がりません。ありがとうございます」と感謝しました。

美村さんも「経験値が足りない中で、毎日緊張があったのですが、大竹さんは、終わった後に稽古に付き合ってくださったり、細かい質問など、足りなければいくらでも教えてくださいます」とコメント。

「教えていただいた蓄積をちゃんと舞台の上に乗せられるように、頑張りたいなと奮っております」と話しました。

山口さんは「稽古を見ていて、皆さんそうなんですけど、普段の生活より板の上に上がっている方が自由で、僕も同じように出来るだろうかと考えると怖くなります」とコメント。

風間さんは「僕が怖いのは、先ほども登壇する直前まで（大竹さんが）舞台袖で『眠いわ』って言っていたんです。稽古場でもそんな（のんびりした）状態だけど、パッと（舞台に）出たら、役に入って、その辺のスイッチの入り方が怖いですね」と説明しました。

最後に、何度も「怖い」というワードがあがることに対して、大竹さんは「絶対全部の記事が怖いで終わっちゃう」と笑いました。

舞台「ふるあめりかに袖はぬらさじ」は、9月2日から26日まで、東京・新橋演舞場で上演されます。