10月14日、津田健次郎さんが写真集「ささやき」（講談社）の発売記念会見に登壇しました。

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葉山と京都で撮影されたオール撮りおろしの本作で、津田さんは大人のゆとりを感じさせるナチュラルな表情や、柔らかな色香を放つアンニュイな佇まいなど、多彩な姿を披露。

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記念会見に、津田さんはシックなカーキ色のスーツ姿で登場し、オファーを受けたときの感想を聞かれると「正直びっくりしました。このタイミングで？とかなり戸惑いました」と、前回の写真集から9年経っていることに触れつつ、女性誌チームからの熱烈なオファーを受けて決断したと明かします。

写真集について、「力の入った写真集よりも、ゆるい日常的な、力の抜けたものがいいんじゃないかなと。見ていただける方との距離感が近い、一緒に時間を共有しているようなものに」と、初期段階から構想していたと振り返ります。

大人だからこその“色香”という言葉を司会者から連発されると、津田さんは「なんだこれ、すげー恥ずかしい」と照れだし、「写真集を出して、こうして皆さんに取材していただいているの、恥ずかしい」と照れ笑いが止まらない一幕も。

ロケ場所は津田さんが大好きだと語る、葉山と京都。着用した衣裳は約17着、綿密なフィッティングを経てセレクトしたそう。

一緒に旅をしているような空気感が漂う写真に自信をにじませ、ロケについては「ノーストレスでマイペースに楽しく、遊びに行ったような感覚でした」と回顧。

京都好きな津田さんですら「個人だと行かない場所がほとんどでした。“ザ・観光地”ではない、なかなか行かない京都を体験できます。ガイドブックとしても活用してもらいたい」とアピールしました。

撮影で印象に残っていることを聞かれると、京都で食べた「あぶり餅」と即答。「あぶり餅ってこんなにおいしかったっけ？ってくらいおいしくて。いくらでも食べられるんです。自分で焼いたり、隣の人のも焼いてみたり…」と、勢いよくしゃべったところで、我に返り「こんな話でいいですか？大丈夫ですか？」と不安そうな表情になり笑いを誘う場面も。

津田さんは、ストリートスナップ撮影が趣味ということで、今回の撮影に自身のフィルムカメラも持参し撮影も楽しんだそうで、その写真はこの写真集の豪華版に“ミニ写真集”として付けられると笑顔を見せました。

「ささやきが聞こえるくらいの距離間、一緒にいるような空気感を感じてもらえるように」と、タイトルに込めた思いを熱弁する津田さんに、記者から「タイトルにちなんで何かささやいてください」とお願いされると、照れつつも「写真集…どうだった？」とささやきますが、「言葉のチョイスを間違えました」と仕切り直し。

「はー、こういう時本当にどうしたらいいんだろう」と慌てますが、息を整えて「一緒に空気、共有しよう？」と、美声でささやくと記者席からは大きな拍手が。

津田さんは拍手に対して「ありがとうございます」と感謝しながらも、「なんでそんなムチャぶりするんですか」とボヤいていました。

「写真集の出来を点数で表すなら？」という質問には、「そこは100点です」と自信を見せますが、「声優仲間には見せますか？」と聞かれると、「自分で見せるんですか？声優に？だいたいからかわれるから、見せるつもりは全然なかったんですが…」と驚いた表情。

フォトセッションの最中も、「指ハートを作って」「写真集と同じ表情を」「もっと違う手のポーズを」と、様々な指示が記者から飛ぶ中、一つひとつの“ムチャぶり”に照れながらこたえ、その度に「ありがとうございます」と伝える津田さん。

今後の活動について聞かれると、「年を取ると時間の流れが早くなる、日々をよりよく生きるようにしたい。ただ生きるのとは違う、より密度の高い“命の燃焼”というか、密度を高くして生きていきたいと年々思うように」と実感のこもったコメントを。

そして、「嫌なことも、しんどいことも山ほどありますが、いろんなことをキャッチして、結果的に『生きるのが楽しい』となればいい。表現者としてはエンジンフルスロットルでやっていきたい、実写の監督もやりたい」と展望を明かしました。

津田健次郎写真集「ささやき」
判型：A4
ページ数：144ページ

※オール撮り下ろし
※初版限定でランダムポストカード封入（全3種のうちランダムで１枚封入）
発⾏元：講談社