小籔千豊“専門家”を名乗った芸人を「ネタが薄味の白湯」「友だちおらんやろ」とメッタ斬り！

小籔千豊さんが、番組の想定を超える反応を見せました。

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10月27日（金）、『全力！脱力タイムズ』（フジテレビ）に、俳優の向井理さん、お笑い芸人・小籔千豊さんが出演しました。

進行は、アリタ哲平（メインキャスター）、キャスターの小澤陽子（フジテレビアナウンサー）が務め、全力解説員として、出口保行先生、五箇公一先生、齋藤孝先生が登場しました。

今回のテーマは「変わりゆく『会議』の在り方」。

目的が不明瞭で“無駄な会議”もあるなか、出口先生によると「ブラッシュアップさせる」などの明確な目的で議論する会議は必要とのこと。

そこで、「会議は本当に必要なのか？」を実証するため、お笑いのネタについてのブラッシュアップ会議を実演。小籔さんに参加してもらい、その必要性を検証しました。

過去の出演で、番組からさまざまな洗礼を浴びてきた小籔さんは「今回は、何をされるのか？」と、冒頭から噛みつきモード全開！スタッフの想像を超える暴走を見せました。

別室に集まったのは…

進行役を務める、佐久間みなみフジテレビアナウンサー、お笑い学校講師の三浦和也さん、テレビやラジオで構成作家をしている末永大豊さん、YouTuber／YouTubeアドバイザーの後藤遼太郎さん。

小籔さんは、3人の“専門家”が紹介されると、さすがの嗅覚で、すぐさま怪訝（けげん）な表情を見せました。

会議には、ネタ見せ＆相談者として「ツギクル芸人グランプリ2022」優勝で注目のストレッチーズ（福島敏貴さん、高木貫太さん）と、芸歴14年の実力派コント師・わらふぢなるお（口笛なるおさん、ふぢわらさん）が登場。

さっそくネタ見せをすると…。

三浦さんは、「ツカミまでが長い」「間が悪い」「ボケが半秒早い／ツッコミが半秒遅い」

末永さんは、「マッチングアプリで彼女を作りたい／大谷翔平のようになりたい…というトレンドを取り入れた今風の題材にしないと！」

後藤さんは、「見た目のインパクトがない」「内容は二の次でいい」

という視点からダメ出し。

3人の専門家を最初から不審がっていた小籔さんは、そんなダメ出しを聞いて、黙っていられません。

小籔：（ストレッチーズに向けて、専門家3人を指し）こんなクズの言うことなんか、聞かんでいいからな！なんで、こんなやつらに文句言われなあかんねん！

小籔：（顔をしかめて）ようあんねん。「早めにツカミ持って来い」とかって。聞き飽きてんねん！

キャスターアリタ：え、なんの会議ですか？これ…。

小籔：基本的に、お笑い学校の講師の言うこと、信じてませんので。YouTubeアドバイザーにネタ見せも、させられる若手の気持ち考えたら、かわいそうすぎて。

後藤：…。

小籔：誰かをヒットさせた実績、あるんですか？あったとしても、それはYouTubeであって、チャンネルのことでしょう。その道ですごいのかわかりませんけど、ネタのことなんかわからないじゃない。

キャスターアリタ：ちょ、ちょっと…揉めるのやめてください！

向井：（苦笑）。

小籔：構成作家も、どこまでおもろいか、わからないじゃないですか。誰かを（賞レースの）ファイナリストに連れて行ったことあるんですか？

キャスターアリタ：そういう会議を見たいわけじゃないんですよね。

後藤：（ダメ出ししたのは）今風にしようっていう…。

小籔：今風ってなんやねん！今風に合わす時点で、だんだん古なっていくねん。だんだん進んでいくから、今が！

後藤：（ストレッチーズが）そこのドア開けたとき…。

小籔：（さえぎって）俺、今しゃべってるから、黙って（と、ピシャリ）！

後藤：…。

小籔：俺しゃべってんのにかぶせて言うってことは、俺よりおもろいこと言う可能性あるっていうことですか？じゃあ、どうぞ言ってください（と、まくしたてる）！！

キャスターアリタ：あははははは！

噛みつきモード全開の小籔さんは、早くも現場をピリつかせました。

そして、3組目の相談者として登場したのは、芸歴21年のベテラン芸人・魔族（マゾちゃん、サドヤマエスさん）。

小籔さんにとって魔族は、今年1月13日放送の『脱力タイムズ』で過激なSM芸を“見させられた”因縁の相手で、久しぶりの再会に思わず苦笑い。

＜小籔千豊 蛙亭を指名も現れた芸人に「まだちょっとテレビ早いやつですやん！」＞

今回もSMを題材にした、かなりアクの強いネタを披露した魔族は、「M-1で優勝したい」と相談を持ちかけますが…。

小籔さんの「決勝までいったら、もしかしたら（優勝）あるかもわからないですけど、決勝までいけないと思うので無理だと思う（笑）」という評価に対し、専門家3人はそろってまさかの高評価。

小籔さんと専門家3人の意見は平行線のまま、建設的な着地点が見つからず、会議はブラッシュアップできません。

キャスターアリタが「そういう会議でしたっけ？」と問いかけると、小籔さんは「この3人が、激イタっていう会議や！」と声をあげ、おおいに不満な様子を見せました。

そして、佐久間アナから3人の本業が芸人で、それぞれ、バルバル三浦、キャノンすえなが、ゴト珍という名前で活動していることが明かされると、キャスターアリタの提案で「小籔さんを見返すために、ネタをやってみたら？」ということに。

ついに、今回の仕掛けを理解した小籔さんは「芸人ちゃうと思ったから甘がみ（見逃した）やったけど、芸人やったんか！今からボッコボコいくど」と宣戦布告。

ということで、ニセ専門家3人は“本業”の芸人として、ネタを披露。

先程までの大口を叩いていた専門家とは打って変わって、なかなかスタジオに笑いが起こらないレベルのネタのオンパレードに、小籔さんは無言＆軽蔑の眼差し。

「さっき、誰が誰にダメ出ししとったんかって考えたら、むちゃくちゃ腹立ちますね！」と怒りをあらわにしました。

ゴト珍さんのフリップ芸には「あるある（ネタ）甘すぎて、白湯（さゆ）飲まされてる感じ。薄いレモンだけ入れた…こっちから探しにいかな、味せえへんくらいの薄味」とバッサリ。

キャノンすえながさんには「どの瞬間にお客さんが笑うやろなって、想定できてへんねん。やりたいことやってるだけ」と斬り捨てました。さらに…。

小籔：人に気遣いができない証拠。あんま友だちおらへんやろ？バーベキューとかあんま行ったことないやろ。野球の連絡係とかしたことないんちゃうか？

すえなが：いや、野球やったことないんで。

小籔：俺がこうやってしゃべってることも、一回も受け入れんと返答してるやんか。

相当イライラが溜まっていたのか、ダメ出しがエスカレートして止まらず。

番組側の想定をはるかに超えた小籔さんの大暴走に、キャスターアリタは「ブラッシュアップ会議って難しいですね」と、別室との中継を強制終了。

スタジオの出演者と一通り感想を語り合ったあと、念のため別室がどうなったかを確認してみると、まだまだお説教！？が続いている様子。

キャスターアリタは思わず吹き出してしまい、「小籔さんをお笑いの会議にいれるとケンカになるので、やめましょう」と言って番組を締めました。

次回、11月3日（金）の『全力！脱力タイムズ』は、藤原樹（THE RAMPAGE from EXILE TRIBE）さん、後藤拓実（四千頭身）さんが登場します。

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