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【STORY動画】老舗酒蔵が挑む「尾瀬の環境保全」と「女性のエンパワーメント」とは

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https://youtu.be/13hlYrh0zn0


永井酒造株式会社 左:代表取締役社長・6代目蔵元 永井則吉 / 右:取締役・CBO(Chief Branding Officer) 永井松美


(以下、動画の文字起こし)


尾瀬国立公園に咲き誇る『水芭蕉』

“美しい思い出”という花言葉の通り、その姿は訪れた人を魅了し、記憶に残り続ける。

この水芭蕉を、日本酒の銘柄に採用した酒蔵がある。

尾瀬の南西に位置する川場村で、酒造りを営む、永井酒造だ。


永井則吉(以下:N)「尾瀬は川場村から近い距離にあるのですが、子供の頃には一度も訪れたことがありませんでした。しかし『水芭蕉』というお酒を作ると決めてからはじめて訪れ、それ以降は数え切れないくらい、尾瀬に足を運んでいます。一番行くことが多いのは、水芭蕉が咲く時期の5月の終わりから6月の初めです。尾瀬は一度も同じ風景を見る事ができない神秘的な場所だと思っています。水芭蕉が一面に広がっている景色は、写真で見ていましたが、リアルの水芭蕉を見た時の感動は今でも忘れないですね。」


地元の住民や企業に愛される、尾瀬の水芭蕉。

……しかし2019年、永井は、その数が大幅に減少していることに気づいた。


【尾瀬の水芭蕉を取り戻したい】


N「大清水湿原へ久しぶりに、九州から来るお客さんをお連れしたのですが、数えられるぐらいの水芭蕉しか咲いていない風景を目の前にし、言葉を失いました。あまりにもショックでその日は眠れないぐらいでした。」


地球温暖化や気候変動の影響で、冬場の降雪量が減少している尾瀬。

その結果、生息するニホンジカの越境が容易になり、水芭蕉をはじめ、尾瀬の高山植物への食害を引き起こしているのだ。


N「なんとかしたいと思いました。自分が思い描いていたあの風景をなんとか取り戻したいっていう思いが、自分の中にガツンと落ちてきました。心を決めた瞬間かもしれないですね。」


そうして永井酒造は、活動に賛同した東京パワーテクノロジー、三条印刷と共に、持続的な取り組みを行う『尾瀬の水芭蕉プロジェクト』を立ち上げた。

プロジェクトは現在4年目に入り、これまで地元の高校生やボランティアとも連携し苗の育成や植え付けなどの活動を行ってきた。

しかし、一度失われた水芭蕉を取り戻すのは、苦労の連続だった。


N「2019年の時は、水芭蕉が数百株にまで減ってしまっていました。育てるのにも、国立公園のルールで、尾瀬に咲く水芭蕉の種しか使えないという壁があります。

また水芭蕉の花は種から花が咲くまでに、2年から5年かかる為、その間の環境も良くないといけない。

なので、鹿が入ってこられないように行政が鹿柵を作ってくれました。

『みんな頑張っているのだから協力してあげよう』という風に、協力していただける地域の方が確実に増えている手応えがあります。2030年までにかつて尾瀬にあった2万株の水芭蕉の花を咲かせるという目標に、一歩ずつ近づいている感じがしますね」


取り組みの成果も出始めている。

一時期数百株まで減少した水芭蕉は、苗ではあるが12,000株にまで増えてきた。

『尾瀬の水芭蕉プロジェクト』において、永井酒造が担う重要な役割。それは、寄付。

水芭蕉が描かれたラベルが目印の『MIZUBASHO Artist Series』の売り上げの5%を、水芭蕉再生のために寄付している。


N「クラウドファンディングを立ち上げようかなど、様々な意見が出たのですが、それだと一過性になってしまう。持続可能というのが、やはり自分たちのキーワードで。我々はお酒を通じてその活動をしていくべきだし、お酒を通じながら、尾瀬の未来に貢献できたらいいねと、アイディアを絞ってできたのが、この『MIZUBASHO Artist Series』なんです」


【日本酒で女性を応援する】


『MIZUBASHO Artist Series』は、『気軽に、おしゃれに、楽しむ日本酒』がコンセプト。

毎日の生活の中に日本酒がある暮らしを提案するラインナップ。

実は、このシリーズには「女性にも日本酒を楽しんでほしい、そして日本酒で女性を応援したい」という思いも込められている。

『MIZUBASHO Artist Series』は、さまざまな活動を通して女性のエンパワーメントに取り組んできた。

そのきっかけを、取締役の永井松美はこう振り返る。


永井松美(以下:M)「1973年を日本酒の消費量のピークとした時に、現在は3分の1以下に減ってしまっています。日本酒の消費量を上げていくには、どのようにしたらいいのか色々考えてみたのですが、やはり、女性たちにもっと日本酒の魅力を発見していただくことが、まず大切になるのではないかと思いまして。……でも、よく考えてみると、実は私も、蔵元と出会うまでは日本酒が苦手でした。じゃあ、女性たちにどうやってこの日本酒をアプローチしたらいいのかなと考え、“日本酒を軸に女性たちが社会で輝ける”そんなステージを作る応援団になれたら、というところから「女性のエンパワーメント」という取り組みを掲げました。」 


これまで、多種多様な分野で輝く女性に焦点を当て、年齢や職業にとらわれず、夢に向かって挑戦する女性たちを応援してきた。


M「各業界で活躍をしている女性たちを『水芭蕉公認ミューズ』として起用し、さまざまなコラボレーションを展開しております。」


出張料理人/フードプロデューサー・マカロン由香「ミューズに入ってらっしゃる、それぞれ色々な分野で活躍されている女性たちと繋がりを持てて、その中にお酒という素敵なアイテムがあって繋がることができるというのがとても楽しいです。」


音楽家/シンガーソングライター・大西亜里「乾杯する場面で音楽があると盛り上がるよね、と、『MIZUBASHO Artist Series』のテーマソングを作詞・作曲させてもらいました。」


フラワーアーティスト・宮平亜矢子「伝統的なしめ縄を使って、日本酒専用の『しめ縄ボトルチャーム』のデザインの考案をさせていただきました。」


女性にも日本酒を気軽に楽しんでほしい。

永井は、商品そのものにも、並々ならぬ想いを注ぎ込んだ。


M「本ラインナップが登場するまでの酒質設計に関しては、蔵元と、杜氏、副杜氏の3人で全て決定をしていて、神聖な領域でした。しかし、女性の好みを反映することはとても大切だと思い、はじめて、私も蔵人と一緒に酒質設計に携わらせていただきました。

もう一つは、デザイン性です。日本酒で華やかなラベルとかボトルが少なかったので、まずはデザインからこだわろうと思いました。」


『MIZUBASHO Artist Series』は、尾瀬の水芭蕉再生に賛同したアーティストが描いたラベルも特徴的だ。

過去には群馬県に所縁のある片岡鶴太郎氏がデザインを手がけた。

そして2023年、新しいラベルを描いたのは現代日本画家の大竹寛子氏だ。


大竹寛子「水芭蕉という花がとてもみずみずしくて、綺麗な花なのだということが伝わるような、青空に向かって凛と咲いているところを描きました。バックには日本画の伝統的な技法である金箔を使いながら、岩絵具で花や蝶を描いています。日本の伝統的な文化を継承しつつも、現代の人にでも受け入れてもらえるような、そういう絵を描きたいなと。蝶々はアサギマダラという蝶なのですが、自然環境が豊かなところに姿を見せるので、これからどんどん尾瀬の水芭蕉も元気になってくれるといいなと思っています。

水芭蕉の花が、雪の中からスッと咲いている姿には、女性が凛として立っているような、そういうイメージも込めています。男性の方ももちろんですが、女性の方にもたくさん飲んでもらえたら嬉しいなと思います。」


『MIZUBASHO Artist Series』は、ファッションやジュエリーとのコラボレーションを通して、日本酒の新たな価値創造も目指している。


M「人と人がつながって、様々な化学反応が起きている。こんな化学反応が起きるお酒には出会ったことがないです。環境保護活動、そして女性のエンパワーメントの活動をしているからこそ、この思いの連鎖がきっと、『MIZUBASHO Artist Series』の魅力をもっと豊かにしてくれているのではないかな、と思います。」


小さな村の酒蔵が踏み出した、大きな一歩。すでに多くの人の心を揺さぶり、反響を得ている。

日本酒で、世界は変えられる。その道のりは決して平坦ではないけれど、活動に賛同する人々と一緒に、少しずつ、ポジティブな未来に近づいている。


商品ページ

https://mizubasho-artist.jp/



商品・サービス情報


MIZUBASHO Artist Series


【Floral Sparkling -フローラルスパークリング-】

乾杯や前菜に合わせてお楽しみ頂ける食前酒です。

水芭蕉の可憐な白い花を連想する、フローラルスパークリング。長年研究を重ね、進化してきた独自の瓶内二次発酵技術を使用し、カジュアルに仕上げました。 口当たりの柔らかいシルキーな泡と白桃や林檎のような香味が調和します。

容量: 360ml

アルコール度数 :12%

価格 :1,460 円(税込)


【Still -スティル-】

ライチのような上品な甘さ、果実を口にしたときのみずみずしさ、そしてほのかにグレープフルーツのフレーバーを感じ、なめらかで軽快な味わいが特徴です。優しい中に幅を持った旨味も広がり、様々な料理と気軽に楽しめる食中酒を目指しました。

容量 :720ml

アルコール度数 :13%

価格 :1,580 円(税込)


【Dessert -デザート-】

食後酒として楽しめる甘口のお酒です。

パッションフルーツやアプリコットを連想させる上品な甘味に仕上げました。頑張った自分へのご褒美に嗜んでホッと一息するには最適なお酒です。そのまま飲んでも、スイーツや果物、 チーズなどに合わせても笑顔になれるデザート酒です。

容量 :300ml

アルコール度数 12%

価格 :1,220 円(税込)




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