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フェムテックをもっと手軽にしたい。シャワーヘッドメーカーの女性社員による開発プロジェクトから生まれた「シャワーからはじめるフェムケア習慣」とは

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株式会社TKSは1965年に「水栓バルブ発祥の地」と呼ばれる岐阜県山県市で創業しました。半世紀以上にわたり、水の技術を追求し、目に見えないほどの小さな気泡である「ウルトラファインバブル」の研究開発を10年以上にわたり地道に続けています。


2011年には市場に先駆けてウルトラファインバブルシャワーヘッド「Bollina(ボリーナ)」を発売。シリーズ累計100万本を超えるヒット商品です。


このストーリーでは、小さな町工場からはじまった当社がフェムテックに着目した背景と、日本最大級のフェムテック展示会「第2回Femtech Tokyo」で「シャワーからはじめるフェムケア習慣」を提案するに至った過程、今後の展望についてお伝えします。

TKSではじめて発足した女性プロジェクトのメンバー


市場に先駆けて発信した「シャワーからはじめるフェムケア習慣」


※フェムテック…女性特有の健康課題をテクノロジーで解決する製品やサービス

※フェムケア…女性特有の不調をメンテナンスすること

※ウルトラファインバブル…0.001mm(=1μm)未満の超微細な気泡のこと

※本記事内で記載している“女性”は生物学的女性のことを指します

創業以来初の女性メンバーによるプロジェクトの始動。新商品企画と健康改善に挑戦

創業以来、当社で初めて、女性メンバーで構成されたプロジェクトを発案。プロジェクトは2023年2月に始動し、新商品のアイデアや女性の日々の不調改善について提案を行っています。女性プロジェクト自体は社会的に珍しいことではありませんが、当社にとってはこのプロジェクトの発足は非常に大きな出来事でした。

ウルトラファインバブル シャワーヘッドのパイオニアは 男性社会の町工場。「女性の声」から始まる新たな水技術の未来とは

当社はたった1台の汎用旋盤(金属を加工する機械)からはじまった小さな町工場でした。創業の地である岐阜県山県市(旧:美山町)は「水栓バルブ発祥の地」と呼ばれ、日本の約40%の水道関連の部品が製造される町工場が集積している地域です。水道関連部品の金属加工は当時職人技の世界であり、当社も男性中心の会社でした。


水に特化した技術を持った企業として長年技術を磨き、町工場だった当社はメーカーとなりました。2010年になるとマイクロナノバブル(現在の「ウルトラファインバブル」)の研究開発を開始。2011年には自社の特許技術を搭載したウルトラファインバブルシャワーヘッド「Bollina(ボリーナ)」を市場に先駆けて発売するに至りました。現在は、医療・食品・農芸など様々な分野の専門知識をお持ちの大学や企業と共同研究を行いながら、水の技術を探求し、製品化を進めることで社会貢献を目指しています。


ウルトラファインバブルは各分野で研究開発が進められている

ウルトラファインバブルシャワーヘッドの先駆け「Bollina(ボリーナ)」


2020年8月に株式会社シャルレ(以下シャルレ)の完全子会社となり、社員の視点も徐々に変化してきました。シャルレは女性用の高機能下着などを訪問販売する企業ということもあり、これまで当社では聴かれなかった女性の声が発信しやすくなっていくのを感じていました。女性社員が自社の改善策を話し合っている姿が頻繁に見られるようになって来た2023年。社長の岩永から「女性のプロジェクトを作ってみたらどう?」と発案があり、当社初の女性プロジェクトが発足しました。


女性プロジェクトの始動。フェムテックへの挑戦に立ちはだかる障壁

プロジェクトのメンバーは20代から50代の部署を横断した女性社員です。

新製品にマーケットインの視点を取り入れる目的でスタートし、具体的に日々感じている不調や、改善できたら嬉しいことなどの話し合いを行いました。女性の私たちだからこそできる課題解決を見つけようと意見交換を積極的に行ったところ、1人の社員から「フェムテック」というキーワードが出てきました。

しかし、プロジェクトメンバー自身がフェムテック商品を使用したことがほぼ無いということがわかったのです。具体的な理由として、以下のような声が上がりました。


<女性プロジェクトの声>

    興味はあるけれど、なにを取り入れたらいいのかわからない 
    はじめてのことで体に関わることは勇気がいる 
    コアな商品は自分にはハードルが高い



「フェムテック」に対する意識差の課題を、学びの機会に変えプロジェクトの推進へ

さらに、年代による意識の違いにもぶつかることになります。

フェムテックについて直ぐに理解する社員もいれば、まずフェムテック自体がわからないという社員もいた為、話し合いを重ねました。フェムテックに更年期のイメージがある若年層の社員と比較して、実際に更年期の年代に差し掛かる女性社員からは「そんな不調は当たり前で、甘えではないか?」という声もありました。不調を耐えるものであると考える年代と、不調はフェムテックで軽減したいと考える年代の声がわかれたのです。


当事者である女性自身に知識がないことで、議論が思うように進まない事が大きな課題となりました。知識の底上げをする為、通常業務の合間を縫ってメンバーで集まり、日々お互いが調べた情報や気づきを社内チャットなどでも共有し学びあいました。情報を得ることで、少しずつ理解が深まり話し合いが現実的に進むようになっていきました。


ウルトラファインバブルのテクノロジーが教えてくれた、女性特有の「冷え」への対策

そんな中、女性に多いからだの不快な症状の原因として「冷え」のカテゴリを設けている記事やサイトがあることにも気が付きました。それは私たち女性社員が、日々感じていることでもあったのです。

さらに理解を深めるため、日々リアルに感じている不調について付箋に書き、分類わけをしてみたところ意外なことがわかりました。ウルトラファインバブルの作用により、女性が感じている多くの不調の助けになる可能性が見えてきたのです。


ウルトラファインバブルシャワーヘッドの特徴として「保温」「洗浄」「保湿」の作用があります。このテクノロジーを活用すれば、女性に特有の不調にアプローチできるのではないかと考えました。また、言葉の表現も女性に届く言葉を何度も検討し決定しました。


【保温】…ぽかぽかケア

厚生労働省研究班が公開しているウェブサイト「ヘルスケアラボ」によると、女性に多いからだの不快な症状と病気として「冷え」のカテゴリを設けるほど、一般的に女性は冷えからくる不調を抱えていると言われています。

ウルトラファインバブルの「保温」作用によって、毎日のケアができるのではないかと見込みます。

(参考:ヘルスケアラボ )https://w-health.jp/woman_trouble/cold/


【洗浄】…やさしく泡洗浄

ウルトラファインバブルはやさしい水流でありながら「洗浄」作用があります。

生理前など肌荒れしやすくなるという社員の声から、やさしく洗浄することにより毎日のケアができるのではないかと見込みます。


【保湿】…しっとり保湿

更年期になってから乾燥、敏感肌になったという社員の声から「保湿」の作用が不調の助けになるのではないかと見込みます。

フェムテック展示会に初出展!「シャワーからはじめるフェムケア習慣」を提案

女性プロジェクト発信のこのアイデアを、2023年10月に開催された展示会、第2回Femtech Tokyoで初めて発信しました。ウルトラファインバブルの作用「保温・洗浄・保湿」の中でも「保温」作用に対する認知やイメージをもっている方がほとんど見受けられませんでした。「保温」作用は、シャワー水流でウルトラファインバブルが発生する当社シャワーヘッドの強みでもあり、フェムケアで女性のサポートができるポイントとなる為、今後、知っていただけるよう認知を拡大したい考えです。


<フェムテック展示会での主な反応>

    「シャワーヘッドでどうしてフェムケア?」と不思議に思われる方が多数
    「なるどどね~」と感心される
    「浸かるのは面倒だがシャワーで温活を済ませられるならいいね」と共感


「忙しい毎日を過ごすわたしに続けられるご褒美を」フェムケアがもっと手軽にできる未来へ。

シャワーヘッドを交換するだけで手軽にフェムケアができれば、フェムテックを生活に取り入れることのハードルが大きく下げられる可能性があります。それは、ウルトラファインバブルというテクノロジーが女性の不調の手助けになる可能性でもあります。


今回の展示会でいただいたお声をもとに、当社は前向きにフェムテック市場への参入を検討しています。フェムテック商品として求められるエビデンス等を取得することも含め、企画を進めていきます。


毎日のルーティンを変えずにフェムケアができる未来へ。

当社のシャワーヘッドをキッカケに、フェムケアを気軽に始めて欲しい。

その一歩となることを願っています。





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