2月17日(水)放送の『林修のニッポンドリル ギャル曽根ハンバーグ&広瀬香美が嫉妬する歌手番付』では、広瀬香美がその才能に嫉妬したアーティストと、特に印象的な楽曲をランキング形式で発表した。

広瀬香美が嫉妬したアーティスト番付TOP10

第10位 TRF

広瀬が「センセーショナル」「これは敵わない」と思ったと語る、TRF。なかでも、広瀬の「ロマンスの神様」と“丸かぶりの季節”にリリースされた「寒い夜だから…」のイントロなしの構成は衝撃的で、クラシック育ちの広瀬にとって、プロデューサー小室哲哉の手掛けた楽曲は「構成をメチャクチャにしてくれた」存在だったと語った。

第9位 いきものがかり

広瀬をして「ソングライティングの能力は、もう脱帽です」と言わしめる、いきものがかり。メジャーデビュー時、広瀬に「私、必要ないじゃん」「売れなきゃいいな~」と思わせたという。

NHKのロンドンオリンピック放送テーマソングだった「風が吹いている」は、「たくさんの人がメロディを同時期に聴いたときに、同じ気持ちに連れて行ってくれる」巧みな構成だという。

第8位 ウルフルズ

ウルフルズの中でも、広瀬が白旗をあげたのが「ガッツだぜ!!」。「小難しいことをせず、必要なところだけを残す」シンプルなメロディに、それを見事に歌い上げる、トータス松本の歌唱力を広瀬は絶賛した。

第7位 YOASOBI

「隙がない」「こういう音楽の遊び方があるんだ」と広瀬を驚かせたのは、大ブレイク中のユニット、YOASOBI。嫉妬ポイントは、従来のルールを崩壊させた曲作り。

「夜に駆ける」は、広瀬曰く、覚えやすいことが最も重要視されていたJ-POPのセオリーを壊した「新しい、今までになかった作風」で、彼らが「音楽界を進化させた」と感じたそう。

第6位 西野カナ

広瀬が「この人の声になりたい!」と憧れる、西野カナ。「たとえ どんなに…」は、広瀬でも「私にはつらすぎる高音パート」があるが、西野はサラリと歌い上げ、彼女の声の良さと歌唱力を堪能できる。

第5位 ゲスの極み乙女。

広瀬に「いなきゃいい!」とまで言わしめた、ゲスの極み乙女。の大ヒット曲「私以外私じゃないの」は、曲の構成は全体的に広瀬曰く「歌いにくい感じ」なのだが、サビ冒頭は5音だけでシンプルに展開。

そこに歌詞を乗せるだけで「こんなにも奇怪に聴こえる」「サビがスコッと入ってくる」仕掛けが、「真似できない」のだという。

第4位 スピッツ

広瀬は「あの声はみんな欲しいんじゃない?」「男性歌手だったら、なりたい」と語り、ボーカルの草野マサムネの美声を絶賛。

さらに、最も衝撃を受けた曲として「ロビンソン」を挙げ、「どうしてあんなに上手に書けちゃったんだろう」と嫉妬。サビの一番大事なところで、「ルララ」という歌詞を書けるセンスも、広瀬を脱帽させた。

第3位 きゃりーぱみゅぱみゅ

広瀬は、きゃりーぱみゅぱみゅの「世界展開を意識したパフォーマンス」に嫉妬したという。「プロットに則って、それを超えていこうという(きゃりーの)演技力」「主演女優として輝く、その輝き度合い」が、広瀬を感嘆させた。

第2位 Official髭男dism

広瀬が「レベルが違う」「10年に1回の存在」と称賛した、Official髭男dism。

注目するべきは、「Pretender」のサビに入る直前の「グッバイ」というフレーズ。広瀬曰くこの「グッバイ」は「簡単なようでできない」「大発明」で、「奇をてらわない王道J-POP」を突き進んでいく彼らの存在そのものにも嫉妬するのだという。

第1位 KAN

KANの「愛は勝つ」を、「こんな楽曲が書けたら死んでもいい」と絶賛した広瀬。「唸るような楽曲も書ける。かたや、みんなで一緒に歌おうぜソングも、へっちゃらで書ける」KANの振り幅のすごさは、天才的だという。

特に「愛は勝つ」における、“1音1平仮名”のフレーズからラストへの“持っていき方”と、広瀬曰く「ほぼサビだけを繰り返す」構成力の高さは「私も目指さなきゃな」と思わされるそうだ。