3月26日(金)21時より、フジテレビで放送される、十三代目市川團十郎白猿襲名記念ドラマ特別企画『桶狭間〜織田信長 覇王の誕生〜』の主題歌に、宮本浩次の「shining」が決定した。
本作は、今川義元の大軍を数的に遥かに劣る織田軍が打ち破り、日本史上最大の逆転劇と謳(うた)われ、織田信長を一躍戦国時代の主役に押し上げた伝説の一戦、“桶狭間の戦い”を題材とした本格歴史エンターテインメント。
宮本は、『桶狭間〜織田信長 覇王の誕生〜』のために「shining」を書き下ろし。海老蔵演じる織田信長をはじめ、登場人物たちに思いをはせながら楽曲を制作。激情と哀切が入り混じるサウンドに、ダイナミックでエモーショナルな宮本の歌、そして、主人公信長の生き様にも重ね合わさる歌詞が乗る楽曲となっている。
宮本は、日本を代表するロックバンド、エレファントカシマシのボーカル兼ギターを務め、2019年からはソロ活動を開始。昨年3月には、ファーストソロアルバム「宮本、独歩。」を発売。11月に発売されたカバーアルバム「ROMANCE」は、オリコン週間アルバムランキング、Billboard JAPAN 総合アルバム・チャート “HOT ALBUMS” で、自身初の1位を獲得した。今月3日には、第71回芸術選奨 文部科学大臣賞を受賞している。
<宮本浩次 コメント>
完成した状態で見せていただいたこの『桶狭間』という作品。
海老蔵さんの信長、迫力のある合戦のシーン、どろどろとした人間模様、名優たちの気迫のこもった共演など実に見どころがたくさんあり、歴史的事実に疎いわたくしでも非常に楽しく一気にこの長編作品を無条件で堪能することができました。
随所に挿入される海老蔵さんの信長と広瀬すずさんの濃姫のシーンは、うるおいとやさしさにあふれていて見るものをほっと温かい気持ちにさせるシーンで印象的でした。
この作品のエンディングはさらにひとつの独立した作品として展開していて、監督はじめ制作スタッフはかなり明快なイメージとこだわりを持っておられました。数度にわたる会議を経て私もその都度気持ちを引き締めなおし、この仕事に全力で取り組むことができました。自分にとっても新境地を開けたと実感できる苦しくも楽しい時間でございました。
なお「shining」というこの曲のタイトル、『桶狭間』を一度通して見た後に自然に浮かんできたワードで、この作品を象徴する言葉なのではないかとわたくしなりに考えております。 ドラマともどもこの曲が流れることが誇らしいです。どうかみなさん楽しんでください。
<市川海老蔵 コメント>
『桶狭間』という作品を見て、私を見て歌を作ってくださったと聞きました。改めて、宮本さんの曲を拝聴して思うことは、「芸術だな」ということ。ご自身の世界観に対して素直に美しい声を出す人物なんだろうと感じました。ですから、改めて、もう一回聴きたいという気持ちが沸き立ってくるんです。宮本さんのストイックな感じが、歌からも聴こえてくる。声からも感じられて、私もすっかり宮本さんのファンになりました。