川本響子（長濱ねる）は、武良井に協力こそしたものの、なぜ彼がリスキーなことをするのか理解できないでいた。院内交番室長の横堀仁一（市村正親）は、そんな川本に、武良井はこの病院で恋人を亡くしていることを告げる。
看護師をしていた武良井の恋人・夏目美咲（入山法子）は、ステージⅣの胃ガンと診断され、新しい抗ガン剤の治験に望みを託した。だが、治験開始から2ヵ月ほどして、突然間質性肺炎を発症して亡くなったのだ。
美咲以外に間質性肺炎で亡くなった治験者がいたのではないかと疑った武良井は、警察を辞めて院内交番で働き始め、病院内で今も進行中かもしれない治験の闇を内側から暴こうとしているのだという。
「武良井くんは、恋人の死に榊原先生が関係していると睨んでいる」。横堀は、そう川本に明かし…。
