前川に代わって、榊原が死因は心筋梗塞だったと君子に説明。その理由は、余計な疑いを持たれないためであるとし、自身の所見として、心筋梗塞の併発も考えられたからだと説明する榊原。すると武良井は、なぜ榊原が執刀したのか、と問いかけた。

その時、声を上げたのは院長・武藤則光(山田明郷)だった。武藤は他の医師たちに医療安全管理委員会の終了を告げて持ち場へ戻るよう指示すると、武良井や榊原たちに話の続きをしようと申し出る。

そこで武良井が指摘したのは、医療過誤。武良井が前川とともに今回の委員会に呼んだ人物の中に、大腸ガンの手術のために入院していたが、外科の病棟に空きがなかったために整形外科病棟に入院していた野口孝俊(森喜行)という患者がいた。

乾井が亡くなった日、野口は腹痛などを訴え、緊急採血をされていた。そのときにDダイマーだけは陽性の数値が出ていたが、何の処置もされなかったという。

つまり、同じ時間に、Dダイマー陽性だが何の処置もされなかった患者と、Dダイマー陰性のはずが急に陽性になり、緊急手術中に亡くなった患者がいたことになる。その理由は検体の取り違えがあったからだった。

武良井の指摘に、副院長の須賀直哉(野仲イサオ)は、病院側も検体の取り違えがあった可能性に気づき、調査したことを認める。だが、時間が経ちすぎていたこともあって断定できず、引き続き調査をしているという。

それを聞いた武良井は、その調査に加わりたいと申し出た。そのために院長と同じレベルで院内の情報にアクセスできる権限を院内交番に与えてほしいと願い出て、武藤の了承を得る。

続けて武良井は、前川を阿栖暮総合病院に戻してほしい武藤たちに頼み…。