あの日、前川は、乾井が大腿骨頭置換術を受けた後に胸の苦しみを訴えたことを受け、インフォームドコンセントを行い、君子に心筋梗塞の可能性が強く、カテーテル検査が必要であること、しかし致死的な不整脈や脳梗塞などの合併症の可能性があることを説明した。

その後、バイタルは落ち着いたものの、肺塞栓の可能性を疑う前川。しかし高木は、Dダイマーが陰性であることから肺塞栓はないと言って様子を見るよう指示する。

そこで前川は、榊原に事情を伝えて所見を求めた。すると榊原は「実際に患者に触れ、真摯に診た前川先生の見解が最も信頼に足る」と返した。

そんな最中、乾井が再び苦しみ始める。前川は、独断で検査を始めようとした。だが、前川が榊原に相談したことを知った高木は激高し、検査をキャンセル。榊原はそんな高木を非難するが、高木はDダイマーが陰性であることを理由に、心臓カテーテル検査を進めてしまう。

ところが、高木の施術中、検査室から乾井の再検結果の情報が入る。Dダイマーが急に陽性になったというのだ。

榊原は、カテーテル検査を中止した高木の後を引き継いで、乾井の処置に当たる。だが、残念ながら手遅れで、命を救うことができなかった。

そんな過程がありながら、榊原は、高木の判断は間違っていたとは思っていない、という。