「東洋の魔女」は先の東京オリンピックで見事、金メダルを獲得したバレーボール女子日本代表チームの呼び名です。
サムライブルーやなでしこジャパン、ゴジラ松井、ゴン中山のような愛称と一線を画しているのは、これが海外のメディアによって命名されたという事実によります。
フィジカルで劣る日本人が、当時の日本の監督が開発した「回転レシーブ」を駆使して勝ち進む様に、驚きと感動を込めてそう呼んだそうです。
ただ、よりによって「魔女か」とも思うわけですが、同じく圧倒的なパフォーマンスで大活躍したイチローも海外メディアからは「魔法使い」と呼ばれていました。
日本に例えるなら陰陽師といったところでしょうか。
無事にオリンピックが開催された暁には、欧米のチームが活躍したら、メディアの皆さんには「西洋の陰陽師」とでも命名して欲しいものです。
これを英語で言うと…
My grandfather used to be called the “Oriental witch”
Point: Oriental Witch = 東洋の魔女
東洋を表現する時に、「Orient」が使われます。
本来は古代ローマで太陽が昇る地を指す言葉として生まれ、現代ではある地域を基準として東にある地域を表します。
語源としては主にヨーロッパから見た西アジアを指す言葉なので、日本人の感覚では「エスニック」の方が本来のイメージとしては近いでしょう。
また「Orient」の対比で太陽が沈む地(西洋)を指す場合は、「Occident」を使います。
「Oriental」ぜひ使ってみましょう。
それではまた次回!
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