菅田将暉が主演を務め、SEKAI NO OWARIのFukaseが演技に初挑戦することで話題の映画「キャラクター」。その撮影現場にSEKAI NO OWARIメンバーが訪問していたことが明らかになった。

「もしも売れない漫画家が殺人犯の顔を見てしまったら?しかも、その顔を“キャラクター”化して漫画を描いて売れてしまったら」。本作は、そんなアイデアを基軸に、登場人物それぞれが幾重にも交錯し、運命を翻弄されていく物語を描いたダークエンターテインメント。

売れない漫画家・山城を菅田が、殺人鬼・両角を本作が俳優デビュー作となるSEKAI NO OWARIのFukaseが演じる。

Fukaseは本作への出演をオファーされた際、当初は断るつもりだったという。しかし、プロデューサーの熱い思いが届き、「事前に演技の勉強をする」ことを条件に出演を決意。ワークショップに参加するなど約1年半の期間をかけて準備してきた。

映画出演をためらっていたFukaseはメンバーにも相談し、「(映画に出ることで)これからの音楽活動にもきっといい影響があるはずだから、挑戦してみたら?」とSaoriから背中を押されたと明かしている。

そんなFukaseが撮影を進める現場に、SEKAI NO OWARIのメンバーが訪問。プロデューサーに促されてセットの中まで進んだNakajin、Saori、DJ LOVEは、多くのスタッフによって映画が作られていることに驚きを隠せず、広いセットのあちこちに目を向ける。

そんな3人に気づいたFukaseは、すぐにメンバーの元へ。血だらけの特殊メイクを施されたFukaseの姿にSaori「すごいね!」と興奮気味。メンバーが訪問していることに気づいて挨拶にやってきた主演の菅田に、Saoriは「(Fukaseから)いつも撮影が終わったら、こんなシーンを撮った、と報告があるんです」と明かしていた。

Fukaseが「こんな家族みたいな感じの訪問になって…」と照れながら話すと、菅田も「たしかに、家族感ありますね(笑)」とSEKAI NO OWARIならではのメンバーの仲の良さを目の当たりに。

さらに、菅田に促されて山城のアトリエのセットの中まで足を踏み入れた3人は、細かなセットの小道具や美術に感動した様子で、劇中に登場する漫画「34」などの美術を手に興味津々、Fukaseや菅田らの説明に耳を傾けていた。

SEKAI NO OWARIメンバーからの後押しを受け、初の映画出演に向けて多くの努力を重ねて臨んだ「キャラクター」。映画というフィールドで新たに見せるFukaseの魅力にも注目だ。

<Saori コメント>

──Fukaseさんが役者にチャレンジすることに対して、どう思いましたか?

ステージに立っている姿を見て、この人なら役者の挑戦もできるのではないかと思いました。また、役者の世界で得たことをバンドにも生かしてくれるとも思ったので、私自身の楽しみもあり、「絶対やってみなよ!」と後押ししました。

──実際に現場でFukaseさんの芝居を見た印象は?

殺人鬼の顔をしているFukaseを見ると、「あ、これからバンドが大変な状況になる顔だ」と本能的に思ってしまい、いろいろな意味で鳥肌が立ちました。

──役者としてのFukaseさんへのメッセージをお願いします。

「あなたならきっとできる」とは言ったものの、本当に役者の世界に飛び込んでいくFukaseの姿を見て感動していました。

バンドがどんなに忙しくなっても朝から芝居の練習をし、役への理解を深めようとしていたところは、やると決めたら中途半端にしはしない、根っからの真面目さが出ていると思います。「自分も頑張ろう!」と思いました。側で見ていて刺激的でした。

映画「キャラクター」は、6月11日(金)よりロードショー。
©2021 映画「キャラクター」製作委員会
配給:東宝

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