5月25日(火)、ディズニーの実写映画最新作「クルエラ」の公開直前イベントが行われ、日本版声優を務める柴咲コウが登壇した。

映画「クルエラ」は、名作アニメーション「101匹わんちゃん」に登場するディズニー史上最も悪名高き“ヴィラン(悪役)”である・クルエラ(エマ・ストーン)の姿を描く作品。白黒ファッションでも有名なクルエラの誕生秘話が、「パンクロック・エンターテインメント」として過激かつスタイリッシュに明かされる。

クルエラをイメージした、赤×黒のロックなドレスで登場した柴咲は「映画の中には本当にステキなファッションが目白押しなんですけど、特にインパクトのあるシーンがあって。そこでクルエラが赤いドレスを身にまとっているんです」と、劇中からインスピレーションを受けて衣装をセレクトしたのだとか。

司会からの「普段、赤をファッションに取り入れることは多いですか?」という問いには、「全然着ていなかったんですよ!気づいたら、10年くらい着てなかった(笑)」と笑いながら回答。

赤を取り入れていなかった理由を「みんなに合わせるというか、社会で生きるために協調性を養いたいなと思う時期が10年くらいあったのかなと」と、分析した。

さらに、「その反動なのか、最近、こういう情熱を感じる色を身にまといたくなって。最近はおうちにいることが多くなって、目で色を楽しみたいと思うことが多くて。今日の衣装は気持ちにピッタリ!」と、自身の変化を明かしながら、この日の衣装について語った。

今回、初めて実写版の声優を担当したという柴咲。「映画として完成されている中にあとから声を入れるのは、やっぱり難しい」とコメント。

また、「自分が120%くらいやっていて、『これは絶対OKだろう』と思った声でも、あとから聞くと全然足りないことがある。声にすべてを吹き込まなくてはいけないので、そこは苦労しました」と、普段の俳優業とは違い、声だけの芝居に苦労したことを明かした。

クルエラはヴィランである一方で、自分に正直な姿が人気のキャラクター。「正直に生きたくても生きられない。その矛盾と対峙する姿も描かれますが、その葛藤を抱えながら、心の声に従うクルエラは説得力がある」と、その魅力をアツく語る場面も。

そして、ヴィランになる以前のクルエラがファッションデザイナーを夢見ていることにかけ、「今の夢は?」と聞かれた柴咲は、「コミューン(※)を作る」と即答。

※領主から一定の自治権を認められていた都市のこと。

現在、東京のほか、北海道にも拠点を置いている柴咲は、「北海道の共同ファームで、思いとか意識が共通する人たちを集めて、ユートピアみたいなことができたらなと思います(笑)。ロバに乗って、ポロをやって、畑を耕してみたいな」と夢を語った。

映画「クルエラ」は5月27日(木)全国公開。

配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
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最新情報は、映画「クルエラ」公式サイトまで。