8月7日(土)より、伊野尾慧主演、フジテレビ系オトナの土ドラ『東海テレビ×WOWOW共同製作連続ドラマ 准教授・高槻彰良の推察』が放送される。

本作は、東海テレビ×WOWOW共同製作連続ドラマ・第三弾。Season1を、東海テレビで放送後(全8話)、Season2を、WOWOWプライム、WOWOWオンデマンド 10月~放送・配信予定。

主演は、伊野尾慧(Hey! Say! JUMP)。“完全記憶能力”持つ、クールでオトナな准教授役に挑戦する。

また、バディを組む、“嘘がわかる”地味メガネ大学生役は、 神宮寺勇太(King & Prince)。

伊野尾の連ドラ主演は、A.B.C-Z の戸塚祥太とW主演だった『トーキョーエイリアンブラザーズ』(日本テレビ)以来3年ぶり、連続ドラマで単独主演をつとめるのは初めてのこと、神宮寺とドラマで共演するのも初となる。神宮寺は、3年ぶりの連ドラ出演となる。

原作は、澤村御影の「准教授・高槻彰良の推察」シリーズ(角川文庫)。完全記憶能力を持った民俗学の准教授・高槻彰良と、過去に怪異を経験したことで嘘がわかる能力を手にしてしまった大学生・深町尚哉の凸凹バディが、「コックリさん」や「神隠し」といった怪異事件の謎に挑む異色の民俗学ミステリー。

2018 年に第1巻が刊行。現在6巻を重ねる大人気シリーズで2020年には、コミカライズもされている。 澤村御影作品としても、初の映像化となる。

<役どころ紹介>

高槻彰良(たかつき・あきら)伊野尾慧

青和大学文学部の准教授。34歳。学校の怪談や都市伝説、地方の伝承などを扱う「民俗学」を専門にしている。「隣のハナシ」というさまざまな怪異現象や都市伝説を募ったサイトを運営しており、そこに持ち込まれる不思議な事件の解決に乗り出す。

「怪異」に触れると理性が吹っ飛び、常識的な大人の対応ができなくなる残念な一面がある。見たものをすべて一瞬で覚えられる完全記憶能力の持ち主。極度の方向音痴でもある。

深町尚哉(ふかまち・なおや)神宮寺勇太

青和大学文学部の新入生。18歳。地味な服装で眼鏡姿。10歳の時に母方の実家の村で不思議な体験をした。以来、他人が嘘をつくとその声が歪んで聞こえるようになり、嘘が見抜けるようになってしまった。そのことが尚哉を孤独においやることに。

常にイヤホンをして人の声を遮断し、他人に対しては踏み込まず、踏み込ませずの距離感で接する。たまたま受けた講義で高槻と知り合い、怪異事件の解決を手伝うことになる。

伊野尾慧 コメント>

連続ドラマで初の単独主演という依頼に、すごく驚きました。みなさんに愛していただける作品になるように頑張りたいと思います。僕が演じる高槻彰良が、いろんな事件を解決していくのですが、単純に推理するというより、心の中というか、人の気持ちをひも解きながら解決に導いていくのですごく難しい役だと思います。監督さんやプロデューサーさんの思いを聞きながら、キャラクターを作っていきたいです。

神宮寺くんとは、これまであまり話す機会がなかったので、ドラマの仕事でガッツリ組むことができて楽しみです。天然なのかなと勝手に思っていますが、これだけ長期間ひとつの作品に向き合ったら、自然と仲良くなるんじゃないかなと思っています。

まだまだ大変な世の中で、ここ1年2年で、寂しい思いや辛い思いをした方々が、沢山いらっしゃると思います。でも解釈の仕方でポジティブになれることもあると思います。このドラマを見て「こういう解釈の仕方もあるんだ」とか、「こんなことで悩んでいるけれど、こういう風に解釈したら頑張れるかもしれない、心が楽になるかもしれない」など参考にしていただけたらいいなと思います。

ドラマを見てホっとして、リフレッシュしていただける、素敵な作品になるよう頑張ります。

<神宮寺勇太 コメント

飛び跳ねるくらいにうれしくて、早く台本をいただけないかなとワクワクしていました。

尚哉は、特殊な能力を持っていて、ナイーブな感情の持ち主なので、繊細に表現することを意識して臨みたいと思います。セリフに込められた尚哉の気持ちなどを深く考え、一つひとつの尚哉の感情を大切にしながら、芝居を楽しみたいと思っています。

伊野尾くんは、人見知りなのかなと思っていたのですが、僕の方が人見知りしていたんじゃないかと思うぐらい、すごく話しかけてくれます。もっと会話がはずみ、会話のキャッチボールがパンパンできるように、そういった面も伊野尾くんから学びたいなと思いました。長い期間撮影させていただくので、仲良くなれるのを楽しみにしています。

ドラマはミステリーですが、人とのつながりも描いた作品です。本当にいまは大変な時期で、心に何かモヤモヤしたものを持って、過ごしている方も多いと思います。尚哉も心の中に大きなものを抱えていますが、高槻准教授に出会ったことで、人生が変わっていきます。

このドラマを見て、みなさんのモヤモヤが晴れて、少しでもハッピーな気持ちに、そして明日の活力になったらいいなと思っています。がんばります!

<澤村御影 コメント>

「准教授・高槻彰良の推察」は、ありとあらゆる巡り合わせが良い作品です。担当編集に恵まれ、イラストレーターさんに恵まれ、デザイナーさんに恵まれ、漫画家さんに恵まれ、読者様に恵まれ、本当に多くの方に愛していただいて、「大人気シリーズ」と呼ばれるほどにまでなることができました。

でも、まさかドラマ化の運まで引き寄せるとは、正直な話、まったく思っていませんでした。最初に「ドラマ化の話がきています」と言われたときには、きっと実現しないんだろうなと思って「わかりました、一旦忘れます!」と元気よく返したくらいです(笑)。

それなのに、気がついたらすごい方々でキャスティングが決まり、シリーズ構成案や脚本が届き、半分くらいしか実感のないまま、それらをチェックする日々が始まり…ようやく八割ほどの実感を得たのが、完成稿の脚本の一ページめに原作として自分の名前を見たときでした。

うわぁ、本当にドラマになるんですね! あらためてびっくりです!きっと、初回放送日には、私の実感も十割に達するのではないかと思います。どうかドラマも多くの方に愛していただけますように。きっと良いものになると信じております。

<あらすじ>

8年前――青い提灯の怪しい光に包まれた祭に紛れ込んだ一人の少年。少年はそこで死んだはずの祖父に出会う。それは人が立ち入ってはいけない人外の者たちの祭だった。

「尚哉、お前はこんなところに来ちゃいけなかったんだ…」。大学生になった深町尚哉(神宮寺勇太)は、孤独を抱え生きていた。8年前の青い提灯の祭の日以来、人の嘘がわかるようになってしまった尚哉。人が嘘をつくと、その声がゆがみ奇妙な音になって聞こえてしまうのだ。

尚哉の能力に気付いた両親は、尚哉を遠ざけ、尚哉もまた親しい人間を作ることなく生きてきた。そんな中、尚哉は、何となく受講した「民俗学Ⅱ」のイケメン准教授・高槻彰良(伊野尾慧)に興味を持つ。高槻の言葉にだけは「ウソ」がまったくなく、その声は心地よく耳に届いたのだ。

見たものをすべて瞬時に記憶できる完全記憶能力を持ち、世の中の怪異現象にしか興味のない高槻。そんなある日、近所の小学校で「コックリさん」を巡る怪異事件が起きる。

「コックリさんに連れていかれる」。児童の言葉に、尚哉は少し驚く。その声は一切、歪まなかったのだ。つまり、本物の怪異が起きている…!?

「素晴らしい!」。怪異を求めテンションが上がる高槻と共に、なぜか助手として謎を追うことになる尚哉。コックリさんのほか、女学生アスリートにかけられた藁人形と針の呪い、撮影現場に現れる女の幽霊、声優志望の女性に憑いた黒い髪の毛の謎など、高槻のもとには、さまざまな怪異の相談が舞い込んでくる。

果たして、本物の怪異は存在するのか。それとも、事件の裏には誰かの切実な思いが隠されているのか。