2月17日に長崎県で開催された「2024長崎ランタンフェスティバル 皇帝パレード特別版」の皇帝役・皇后役として、長崎出身の福山雅治さんや仲里依紗さんが登場。沿道には、抽選で選ばれた2万6000人の観客と多くの地元の方や観光客が駆け付け、“皇帝・皇后”を大歓声で出迎えました。

「帰って来たばい!長崎!」福山さんが地元に凱旋

パレードが行われた「長崎ランタンフェスティバル」は中国の旧正月(春節)を祝うお祭りで、その中で行われる「皇帝パレード」は、中国清朝時代のお正月に皇帝・皇后がそろって町中に出かけ、 民衆と一緒に新しい年を祝う様子をイメージしたもの。

長崎出身の福山さんは、イベントを日本中の人に知ってもらいたいということで、同じく長崎出身の仲さんに皇后役を自らオファーしたということです。

地元への“凱旋”となる今回のパレード、豪華な衣装でが登場した福山さんは「帰って来たばい!長崎!」と呼びかけ、沿道から大きな歓声が沸き上がりました。

福山さんはあいさつで「これから皇帝パレードが行われるということは長崎という街が今この瞬間、平和であることの証だと思っている」と語りました。

また、皇后役の仲さんは「東京に出て20年、久しぶりのランタンフェスティバルということで、すごく私自身もとても楽しみにして帰ってきました」とあいさつをしました。

沿道に多くの観客 観覧に17万人以上が応募 

福山さんと仲さんはみこしに乗り、総勢約140人の中国衣装をまとった隊列と共に史跡・出島を出発。手を振ったり、マイクで話しかけたりしながら約1.3キロを1時間半かけてパレードしました。

1995年から続く皇帝パレードとしては初めて、観覧エリアを設置し、人数制限が行われる中で実施された、今回のイベント。

定員は2万6000人でしたが、過去最大の17万人を超える応募が殺到したということです。

観覧エリア以外でも、沿道の商店やマンションからも2人の姿を一目見ようと、多くの人が道路に出てきたり、窓から顔を出す人の姿もみられました。

道中では「福山さん里依紗ちゃんおかりなさい」といったメッセージが貼られており、地元・長崎の人たちに温かく迎えられながら大盛況のうちに終了しました。