<柊太朗 コメント>
もともと復讐系の漫画が好きだったのですが、夫婦間の少しリアルなハラスメント行為がたくさん出てきて、途中は腹が立ち続けますが、最後の最後にスッキリする感じが読んでてスカッとしますし、視聴者のみなさんと同じような感覚で共感して楽しみながら読ませていただきました。
今回演じる桜小路は、ドラマオリジナルキャラと聞いていたので、楽しみに読ませていただいたんですけど、原作の桜小路は女性で少ししか出てこないので、逆にこんなに桜小路という役を膨らませていただいていたことが意外でした。見ているみなさんにとって、少しでも心が休まるようなシーンにできればなと思いながら演じました。
桜小路は25歳と聞いていましたが、台本上だとすごく考え方が大人で確立したものだったので、“やさしさだけじゃなく自分なりの考え方や芯をしっかり持ちつつ、夢中になる時は年相応に”を意識して撮影に臨みました。
現場では、亜紀役の北乃きいさんとのシーンが多かったのですが、本当に明るく接してくださって、本当にあのシリアスな現場があったのかと疑うほど和気あいあいと撮影が進んでました。
僕がいるシーンはシリアス感が少なかったのもあると思いますが、リク役の陽翔くんと遊んだり毎日の撮影が楽しみでした。
第3章は、読者の方も先がわからない展開になってると思います!原作からお好きな方や、このドラマから見ていただいた方、第3章から見る方、どんな方でも見やすいと思いますし、原作と比較して見ていただいても面白いと思います。
精一杯、丁寧に撮影に臨んだので、是ぜひ桜小路が出てくるシーンも楽しみにしていただけたら、うれしいです。
<緒月遠麻 コメント>
最初に台本を読んだときは「本当に、極限の夫婦だな(笑)」と思って、自分がそのスパイスになれるのがとても楽しみになりました。
今回演じた田悦子は、なかなかパンチのある役だったのですが、撮影初日はドキドキしながらもセリフ、衣装、メイク、スタッフさん、そしてキャストのみなさまにめちゃくちゃ助けられて、のびのび遠慮なくモンスターお姉ちゃんを演じさせていただきました!
現場はよすぎて、最高に楽しかったです。悪は成敗されるので(笑)、みなさんは、ただただスカッとしてください!
<保木本真也 コメント>
脚本と飯島役を担当しました、保木本です。このドラマには、3組の夫婦、そして3人のクズな夫が出てきます。そんな夫がどう成敗されるのか、妻のスカッと成敗具合と、夫のズバッと成敗され具合を、ぜひお楽しみください。
(脚本を書くうえで)原作を拝見したときに感じたスカッと感を、ドラマをご覧になった方にも感じていただけるよう心がけました。“スカッと!”するためには、その前に見ている方のフラストレーションを溜める必要があります。
その部分を、ただイラつかせるだけでなく、いかに楽しんでもらえるかにこだわりをもって本作りをしました。原作が素敵な分、その良さをドラマに落とし込めるか不安もありましたが、監督やプロデューサーたちのお力も借り、素敵な脚本にできたのではないかと思います。
今回、僕が演じた飯島は、セリフを書いているときに「この役は胡散(うさん)臭さが全面に出ている俳優さんにやっていただきたいなぁ」と思っておりました。
数日経ち、プロデューサーから「飯島が保木本さんにしか見えないんですよねー!」と言っていただきました。自分の書いた本に出演することに気恥ずかしさはありましたが、せっかくそう言っていただけるのならと出演を決めました。
おっしゃる通り、飯島はとても演じやすく、のびのびと思いっきりやれました。ひとつだけ、全力で言わせてください。誰が胡散臭いや(笑)!!
実際に現場の演技を見たことで、素敵な俳優の方々に恵まれたなと思いました。思いっきり、やり過ぎくらいやっていただきたい箇所がいくつかあったのですが、それを振りきって見事に演じてくださっています。
その振りきった演技は、一見の価値ありだと思いますので、ぜひ楽しみにしていただければと思います。 私ごとで恐縮なのですが、実は新婚でして、脚本を書いている際に「こんな夫にはなるまい…大丈夫なはず…。えーっと…(妻に)大丈夫だよね?あ、僕次第ですか。えー、頑張ります!」ということがありました。
夫という立場になってすぐ、このドラマに巡り会えて良かったです。いい反面教師になりました。日本全国の夫の方々に、教材としてもご覧いただければ幸せです!ぜひ、お楽しみくださいませ。