“生きなきゃ”という強い気持ち
がんとの闘いを続けながらも、前を向く小倉さん。
ーー「膀胱がん」、肺への転移を経験され、今は「腎盂(じんう)がん」と向き合っていらっしゃいますが、何回もがんを乗り越える生命力は、どこから来ているのでしょうか?
小倉:
「『生きなきゃ』という気持ちは、人より強いかもしれない。
今の段階で目標は立てられないけど、僕自身がやらなきゃいけないことはまだたくさんあるはずなんですよ。
残されたこととか、自分の身の回りのことも含めてね。
そういうことや、今までやりたいと思っていた仕事で、できていないのもあるから、そういうことに対して、まだ希望は捨てたわけじゃない」
8年に及ぶがん闘病生活を、現在も続ける小倉さん。
2月17日には、『とくダネ!』で共演していた古市憲寿さんがインタビュアーをつとめる形で、自身の生い立ちや、番組の舞台裏など、これまでの人生を語った書籍『本音』(新潮社)を出版するなど、自らの思いを様々な形で発信しています。
「最後に試練が来ている」
ーー“三途の川”を含めて、もしかして自分の最後が訪れるかもしれないという危機から脱して、日常の人生との向き合い方というのは変わりましたか?
小倉:
「それは変わりますよ。いつ死んでもおかしくないということをまず思うので。
自分が死んだ後のことも考えるし、様々な整理とかもあるわけじゃないですか。
女房は残されて困るだろうなと思うから、そういうことを考えたり、この一年間は夫婦でいろんなことをやりましたよ。
奥さんと一緒に船に乗って、日本を一周しようとかって夢見ている人、いっぱいいるだろう?
なるべく若いうちにやっといた方がいいよ。
年取ったらね、できなくなることがいっぱいある。
老後の楽しみと思って取っておいたものが、だんだんできなくなってくるということは、自分の目標も狭めざるを得ないわけよ。
その辺との兼ね合いで自分は何をできるかということは常に考えている。
まあ、いろいろ最後に試練は来ていますよ。
でもね、大丈夫。
どういう大丈夫かわかんないけど、もう死ぬときはみんなに迷惑かけて死んでやろうかなと思っています」
(2024年2月26日放送 『ノンストップ!)より)