ほどなくしてお知保は家治の子どもを出産。祝いを述べる倫子に、家治は子に会っていないと言う。そんな中でも、倫子はなぜ自分には子どもができないのかと悩んでいた。

その頃、療養中の田安宗武(陣内孝則)のそばには、心配そうに控える松平定信(宮舘涼太)がいた。そんな定信を近くに呼び寄せ、宗武は耳元で何かを告げる。

松島は家治にお知保が産んだ子の名を「竹千代」にするよう進言し、認められる。だが、松島は命名の件を田沼に相談していなかった。
田沼がそれを窘(たしな)めるが、松島は動じない。それどころか、松島は「そなたはもう用済みだ」と田沼に告げた。こうして、田沼と松島は袂を分かつ。