「大人の流儀」シリーズなどで知られ、直木賞作家として活躍した伊集院静さん。
2023年11月、73歳で亡くなった伊集院さんのお別れの会が3月18日、開かれました。

みのもんた 伊集院さんに「また飲もう」

みのもんた:
本当、残念だよね。
どうして神様って意地悪だなと思うよね。カッコイイんだよ、飲んでいても、話をしていても。

そう語るのは、大学の先輩でプライベートでも伊集院さんと親交があった、みのもんたさん。

「伊集院さんとの思い出」を語りました。

みのもんた:
はっきり言って、すてきな人でしたよ。僕より6つ年下になるのかな、立教大学の後輩だしね。時々、銀座で一緒に飲みましたよ。 

リポーター:
みのさんと飲んだら、かなり豪快なことになるんじゃないですか? 

みのもんた:
『暴飲』という言葉あるでしょ?
(伊集院さんは)絶対『暴飲』をしない人だったよ。皆さん「強い強い」と言うけど、無理な飲み方は絶対しない、大人なんだね。それでもこっちが無茶な飲み方をしていましたけどね。 

リポーター:
どんな思い出がありますか?

みのもんた:
たまたま僕の好みのタイプのママと伊集院さんの好みのタイプのママが共通しているんだよ。だから行く店が自然と同じになっちゃうの。
彼のカッコイイのは、カウンターで飲むのがとっても似合う人。
僕もカウンター派なんだけど、 “定位置”ってある訳。僕が遅れて行ったとき、そこに彼が先に座っているとスッと立って譲ってくれる。

リポーター:
すてき…!

 みのもんた:
すてきだよね、自分の席を譲らないで飲む人は結構いるけど、彼は違った。
「じゃあ」ってすぐ行っちゃう。今でも銀座に何軒か同じ趣味の店がありますけど、よく飲みましたそこで。

彼がしゃべっている言葉がそのまま活字になっちゃって、彼の書いた本がそのまま歌の文句みたいに聞こえてきたり。
何よりも他の人はどうか分からないけど、僕は彼の本を読んでいて、どういう訳かすぐ映像が浮かぶんだよ。
そういう魅力のある人だった。惜しい、本当に惜しい。

 リポーター:
今日は伊集院さんに何て声をかけましたか?

みのもんた:
「また飲もう」って言って。
これからちょっと早いけど、飲みに行きます(笑)

プライベートではお酒を愛してやまなかったという伊集院さん。

生前、インタビューで…。 

伊集院静さん:
お酒はいいものです。人間が作り出したいろんなものの中で最上等の部類に入りますね。
酒とたばこがあったから、ここまで生きてこられた感じはありますね。

お酒だけではなく、無類のギャンブル好きとしても知られ、“最後の無頼派作家”と呼ばれていました。

 そして、作家だけでなく「伊達歩」の名義で、作詞家としても活躍した、伊集院さん。

「ギンギラギンにさりげなく」や「愚か者」などの作詞提供を受けた、近藤真彦さんは…。

近藤真彦:
僕の人生の節目、節目のときに必ず現れて、酒場でいろいろアドバイスをいただきました。これからも伊集院さんの一言、一言をかみしめながら頑張っていきたい。
あるときは兄貴でもあり、あるときは親父でもありました。
お礼しかない…「ありがとうございました」とそれだけ一言、言ってきました。

  

祭壇には本人のお気に入りの一枚だったという、イタリア・ミラノの教会で撮影された全身写真が飾られました。

お別れの会には約400人が参列。

親交の深い多くの著名人が伊集院さんとの別れを惜しみました。 

(『めざまし8』2024年3月19日放送より)