その夜、晴原はSDMを構想していた灯の残したノートを手に取り、彼女と見たいつも通りの朝を迎えられた先にある“ブルーモーメント”の景色を思い出す。そして彩もまた、過去の災害によって刻まれた傷を密かに抱えていた。

それぞれ思いを抱えるなか、福島県北部で急激な悪天候による雪崩に巻き込まれ、10名が遭難したとの情報が入る。

まだ人材も揃っていない試験運用中のSDMだが、緊急連絡用通信で園部に許可を求める晴原。大きなミスが起きれば正式運用が見送られるが、晴原の覚悟を受け取り、園部は許可を下した。

現場へ向かう晴原は、帯同する彩に対して「天気予報は何のためにある?」と再度問いかける。その答えが、これから起こることを目の前にしても分からないのであれば、この仕事に向いてないので辞めてもらう、と言い渡した。

SDM出動の情報を聞きつけた総務省・総務大臣の立花藍(真矢ミキ)は、SDM本部に向かう園部に「成功を祈っています。ミスを起こして試験運用中に頓挫しないことを」と告げる。 そこには不穏な空気が流れていた。