<鬼頭明里 インタビュー>

――「柱稽古編」が現在放送中ですが、今、どのような心境でしょうか?

柱の皆さんがクローズアップされて、今まであまり登場してこなかった柱についても知ることができるシリーズなので、一視聴者として楽しみに見させていただいています。

――2019年に『鬼滅の刃』のアニメが「竈門炭治郎 立志編」から始まって、5年が経ちました。この5年を振り返っての思いをお聞かせください。

自分が『鬼滅の刃』とともにあるというか、アフレコ自体は一時期に集中してやるんですけど、イベントやコラボ、ゲーム、一年中『鬼滅の刃』関連の収録をしているので、本当に生活の一部になっています。

ファンの皆さんにとって『鬼滅の刃』は身近なものになっていると嬉しいのですが、私の仕事としても、ずっと一緒にやってきているという感覚ですね。

 

――今回の収録は、皆さんで集まってできたと伺っています。花江夏樹さん、(我妻善逸役の)下野紘さん、(嘴平伊之助役の)松岡禎丞さんと一緒の収録は、いかがでしたか?

「刀鍛冶の里編」では善逸と伊之助の出番が少なかったので、下野さん、松岡さんとは「久しぶりですね」とお話しして。花江さん含め、4人でのそんなやりとりすら懐かしくて楽しかったです。

――久しぶりの登場となった善逸を演じる下野さんとご一緒に収録をされて、いかがでしたか?

下野さんはすごく思いがあふれていました(笑)。

勢いがありすぎるから「もうちょっと落ち着いてください」とディレクションを受けていて、それも含めて下野さんだなって(笑)。

――禰󠄀豆子に再会した善逸が喜びを爆発させるものの…という楽しいシーンですね。

原作を読んで、すごくかわいいと思っていたシーンでした。禰豆子のことを子分のように大事にしている伊之助が久しぶりに見られますし、しゃべれるようになった禰豆子に伊之助がまず自分の名前を教えるのも、かわいいやりとりだなと思いながら収録しました。

――花江さんとのやりとりは、いかがでしたか?

花江さんは『鬼滅の刃』が始まった頃からずっとやさしくて、私はお兄ちゃんみたいに思っています。本当のきょうだいのような距離感で、いつもいい感じに距離があって、仲良しすぎないというか(笑)。

仲がいいからこそ、そんなに会話はいらない感覚だなって、私は勝手に思っていて。今回も、花江さんがそういう存在でいてくれて、居心地が良かったです。