時間的な余裕が無いなかで樋口が証拠となるナイフを隠すには自宅しかないと考え、証拠隠滅をされないよう樋口を自分に同行させておき、その間に家宅捜索を行うよう指示していた森野。

「本当に僕を疑っているんですか?」という樋口の言葉にも、イップスの症状が出なかった。

犯行動機を問われた樋口は、森野に認めてほしかった、という。自分は森野に一度も頼られたことがなかったが、天才である森野も暴けない犯罪を成功させれば認めるしかないと思った、と。

そのために、森野が唯一認めていたミコの小説を利用したという。

樋口は、8年前に湯上幸(華耀きらり)殺害事件を起こした後、自首しようと思っていたらしい。だが幸が警察幹部の愛人であったことから捜査が長引くことを恐れた上層部が異口治(モロ師岡)を逮捕してしまったことで、森野に自分を認めさせるという計画が破綻してしまったのだ。

8年前の事件がきっかけで、森野は事件の捜査をすることができなくなっていたが、ミコと出会ってから再びその能力を発揮するようになったことで、8年前の失敗を取り返せるチャンスだと樋口は思ったらしい。

森野は、何も言わずに、樋口を連行するよう酒井に指示し…。