山﨑玲奈の“大切にしている言葉”
そんな山﨑さんが念願かなって手にした役が『ピーター・パン』。
6月の現在は、来月7月の開演に向けて、稽古に追われる日々を送っています。
2度目のピーター・パンを演じる今年、まずはフライングの練習でその感覚を呼び覚まします。
山﨑:
フライングでハーネスを着けるんですけど、それが5〜6キロぐらいあって、プラス自分の体重もある。
結構アクティブに動かなきゃいけないシーンもあるので、歌いつつ動くというのもいっぱいあるから、そのためには体力もつけなきゃいけないですし、筋力をつけて耐えられる体にならなきゃいけない。
腕立てふせとかプランクとかよくやるんですけどピーター・パンになるとその季節がやってくると思います。
人気作品『アニー』、『ピーター・パン』を演じる夢をかなえてきた山﨑さんが大切にしている“One Word”とは?
山﨑:
「越えられない壁はない!」
これは私がアニーのオーディション中に、母からもらった言葉なんです。
ダンスの審査で私が落ちてしまって、ダンスを猛特訓していたときに初めてのことをやっていたので、つらくなって「もうダンスの練習に行きたくない…」とか、オーディションの日が近づいて来るたびに「場違いなんじゃないかな…」みたいな気持ちになっていたときに、母が「大丈夫、越えられない壁はないから」といつも言ってくれていた。
その言葉が今も心に残っていて、それこそピーター・パンの稽古でつまずいちゃったり、このシーンやっぱりうまくいかない…と思ったときに、母が言っていた「越えられない壁はない」と自分に問いかけることで「よし頑張ろう」「もう1個やればできるかもしれない」というふうに気持ちを整えられる。
自分を支えてくれている言葉だなって思います。
もっともっとミュージカルを頑張って、ブロードウェイとかウエストエンドなど世界で羽ばたける俳優になるというのも大きい目標です。
(『ノンストップ!』2024年6月21日放送より)